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カテゴリ:広島東洋カープ
『石原貴規』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。 今回は石原捕手、昨季は56試合に出場して打率.230・3本塁打・OPS.636の成績を残し、盗塁阻止率は.476と高い数字を残しました。 ただ皆様もご存じの通り手術による影響で春季キャンプは2軍スタートとなっています。 まず打撃内容を見ていきますと、ミートは122打数22三振で5.545とまずまずの水準となっています。 ただし、BB/Kは.227とかなり低く、四球自体が僅か5つしか選んでいないので当然ながらIsoDも.054と低めとなっており、選球眼の面に脆さが見られます。 そしてIsoPは.122とパンチ力を秘めた打者である事が分かり、飛ばない球だったという事もあるのでひょっとするともっと本塁打を打たれる見込みはあるのではないでしょうか。 続いてbatted ballですが、42GB:41FB:8LD:7IFFB:3HRとなっており、GB/FBは0.8235となっているのでフライが多いタイプの打者です。 続いて打球別打率ですが、GB打率が.190、FB打率が.235(内F抜きで.273)、LD打率が1.000となっています。 GB打率が打率自体.230とはいえかなり低いのですが、これでも内野安打が4本含まれており、内野安打を除外すると.105というかなり悲惨な数字になりますね^^;。 とはいえFB打率も芳しいものではなく、三振はしないものの何でも手を出すダボハゼ気味という事なのかも?しれませんね。 そして外野への打球方向ですが、レフト方向が19、センター方向が20、ライト方向が17とどの方向へも満遍なく打ち分けているという結果となりました。 しかしながら打球方向別打率ですが、レフト方向が.684、センター方向が.200、ライト方向が.412となっており、引っ張った方が良いという結果になっています。 特にセンター方向への打球が一番多いのにヒット数が僅か4本しかなく、これは勿体ないですね。 最後に打撃フォーム(youtube)(youtube)ですが、構えは左足を少し引いてオープン気味のスタンスをし、バットは垂直気味に構えています。 そして足を上げるタイミングはかなり早めで、投手のテイクバック中に足を上げ切っています。 問題だと感じるのが足を踏み込んだ際のバットの位置、前肩が内側へ入ってしまっていてバットを持つ手が画面から見えなくなっています。 昨日の菊池と若干似ているのかな?という印象で、巻き込む形で思い切り振り切っているのではないかな?と思います。 打ち終わりなどを見ても菊池同様に角度をつけやすいスイングをしている印象で、山崎から放った本塁打は高い放物線を描いた打球となっていますね。 また、踏み込んだ足ですが、最終的に三塁側へ動くものの、走り打ちとはまた違った形のものではないかな?と思います。 坂倉が正捕手を務めているので日陰の存在となっているものの、石原も球団によっては正捕手を十分務められる捕手ではないかな?と思います。 守備面には定評があり、現状の打撃でも7、8番辺りで意外性のある一発長打を見込める強みがあり、バットを引きすぎる部分を改善すれば打撃も良くなるのではないかな?と思います。 坂倉のFA取得が迫っているものの、石原がいるのは心強いですね(ちなみに持丸もコンバートした方が良いと書いたのですが、どうやら2軍での盗塁阻止率が高い上に守備面でも指標上ではプラスという情報を見聞きしており、オープン戦での印象が強すぎたのかも?しれません)。 ちなみに秋季キャンプでは打撃を重点に置いたトレーニングをしていたそうですが(youtube)、タイミングの改善をしているとの事で、すり足且つ二段気味に変更していますね。 ただ個人的にはそこではなくて前肩を内側に捻る部分を改善して欲しいのですが…。 上述の通り、現在は左手を手術していてリハビリに専念との事、まずはしっかりと故障をしっかりと治して復帰して欲しいところです。 しかしながらかつて同じ苗字の石原コーチも2005年にオープン戦に手同じような有鈎骨骨折をして開幕に間に合わず、倉コーチが開幕スタメンに名を連ねたのを思い出しますね。 その石原コーチは5月末には既に復帰しており、石原の場合は1月の段階で手術したので順調ならばオープン戦頃には復帰できるのかな?と感じます。 故障してしまったのは残念ですが、押し手の右手ではなく左手且つまだ1月だったという2点は不幸中の幸いと言えるかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.02.01 00:06:14
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