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カテゴリ:海外リーグ野球
『選手の継続性は?』 今回はインドネシアやフィリピン、カンボジア、タイ等の東南アジアやスリランカ、パキスタンといった南アジアの選手を主体とした佐賀アジアドリームズについて触れていきたいと思います。 過去記事でも触れた通り1年目から大幅に選手を入れ替えて臨む今季は何と本日行われたエキシビションマッチで早くも勝利を収めたとの事です(twitter)。 また、この試合で登板したカンボジア出身のネトラ投手が1回無失点で好投したようで、上々のデビュー戦だったのではないでしょうか(twitter)。 ただ今回は個人的に気になる事を書いていきたいと思います。 元々はインドネシア主体のチーム(記事)で12名在籍しており、当初は22人中19が東南アジアや南アジアの外国人選手でした。 しかし今季はtwitterの方の情報によるとインドネシアの選手が5名と大幅に減ってしまい、替わりに日本人選手が増えた形となったようです。 今は閲覧できなくなりましたが、独立リーグに参戦中の際のコラムにて「やはり勝つ事も大事」と話していた通り、昨季は全敗だったのでテコ入れを図ったものと見られます。 しかしながら個人的にはこれだと当初のコンセプトからは少し外れてしまってはいないかな?という印象を受けました。 昨年にfull-count様の記事(1、2、3)や上記の記事、には到達すべき最終目標として「東南アジア(恐らく主にインドネシア)にプロ野球リーグを創設する」という設定をしている事が分かります。 その為にまずは初期段階として東南アジア出身の選手達のレベルを引き上げる為に独立リーグに参加させ、その経験を母国に持ち帰って普及させ、プロ野球リーグの立ち上げの機運を高めるというものだったはず。 ところが過去記事でも触れましたが、経験を積ませたいはずが僅か1年で多くの選手が退団してしまい、更に日本人が大幅に増えてインドネシア人が大幅に減少してしまっています。 個人的には「東南アジアの選手達に多くの経験を積ませたい」という初期段階の目標が早くもぼやけてしまってやしないかな?という印象を受けてしまいました。 これまでの内容は過去記事でも書いた事と同じような内容となってしまいましたが、僅か1年で多くの選手が退団してしまい、それも参加初年度の昨季は準加盟だったので公式戦は合計でも16試合(非公式試合もあるのかもしれませんが)のみでした。 正直なところこれではあまり経験を積む事ができたとまでは言えないのではないでしょうか? 野球は投球以外は何より実戦を積まないと中々向上しないスポーツであり、東南アジアや南アジア出身の選手を引き上げるのが目的ならばやはりもう少し年数をかけて選手を育成する必要があるのではないでしょうか。 また、日本人選手が多く入団しており、当然ながら彼らの方がレベルは断然上なわけで、プロ野球球団である以上は贔屓する事はできないはず、今季も正式な加盟ではなく合計24試合とやや少ない試合数となっており、現状ではしっかりと経験を積ませる事ができるのかが少し気になるところではあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.03.22 01:00:04
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