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カテゴリ:広島東洋カープ
『進化と退化』 本日の広島は雨天中止となりましたので、今回は2軍の選手について見ていきたいと思います。 まずは辻投手、今日のくふうハヤテ戦にて登板して140キロ後半を連発し、最速150キロをも計測するようになるなど驚く程のパワーアップを遂げている事が判明しました。 こちらの方のtwitterにて情報があり、早速映像を見ていきますと、投球フォームはかつての覚醒していた頃(2019年)の中村恭平氏を彷彿させるものとなっており、右膝の突っ張りや左足が豪快に引き上がっている点などを見ても体重移動がしっかりとできているように思います。 ただこれは佐々木朗希などもそうですが、足を踏み込んだ時に左腕がまだ上がってきておらずに急いで引き上げて投げており、少々肩を痛めやすい投げ方をしているのが気にかかるでしょうか。 他にはリリースの最中に左足甲を殆ど押さえつけられていないので高めに浮きがちな点などはまだまだ改善の余地があるでしょうか。 しかしながら今のままでも何か一つ武器となる球種やカウントを整えられる球種があればリリーフとして十分面白いのではないでしょうか。 元々体を大きくしてからに期待といったタイプの投手で、この手のタイプは中々思い描いていた程球速が上がらない投手が多かったのですが、辻は順調に球速を伸ばしてきましたね。 続いては内田、同じくくふうハヤテ戦にて豪快な一発を放ちました(twitter)。 相変わらずテイクバック時に前肩が内側に入ってバットを持つ手が頭の後ろ側からはみ出てしまっているのですが、踏み込んだ際にはある程度戻せるようになったでしょうか。 スイング軌道は春先の物と比べれば大分マシにはなってきたように感じる上に前足もある程度ブレずに我慢できるようになってきた印象、ただ踵に体重がかかるタイプなのでできればモンテロみたいに無理やりな形でも我慢できるようになっていければと思います。 少しずつですが徐々にステップを踏んでいってもらいたいなと思います。 最後に心配なのが田村、昨日の試合にてタイムリーヒットを打ちましたが、田村の悪い癖である前肩を内側にかなり捻る動作が復活してしまい、内田と比較してみれば分かりますが踏み込んだ際の前肩が大きく内側に入り、投手に背中を見せてしまっているのが分かるかと思います(twitter)。 ゴロが多かったとはいえ摺り足で結果を残していたにもかかわらず、足を上げるように指導されて以降は迷走してしまっている感があります。 個人的には結果を残していた時期の摺り足をベースにしつつ、如何にして角度をつけていくかという方向性で良かったのでは?と思います。 現にその打法でサヨナラ本塁打だって打っているわけであり、それを変更した事には正直なところ疑問符がつくでしょうか。 辻や内田、ここには名前を挙げませんでしたが中村貴浩らが成長を見せつつある中で、順調に滑り出せた田村がここに来て迷走してしまったかな?と感じます。 右の強打者が頭角を現しつつある反面、一転して左の強打者が不足気味なだけに、田村や中村貴らに期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.05.22 00:13:30
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