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カテゴリ:野球
『打者の底上げを』 本日、ソフトバンクが阪神を3-2で下して日本一に輝きました。 この日の柳田の今季無失点記録を樹立していた石井の外角低めの直球を捉えての同点2ラン本塁打は見事というべき一発で、ようやく見応えのある一打が見られたなと思いました。 ただし、やはり今季の日本シリーズを見ていて感じたのは深刻な打力低下にあると思います。 特にスラッガーの育成が非常に下手なのではないかな?と感じます。 正直日本一になったソフトバンクに対してあまり言いたくはないのですが、昨日の記事でも触れたように世代交代ができていないように感じます。 2020年に巨人と日本シリーズを戦いましたが、FAで近藤と山川が加入した以外は当時とほぼ同じメンバーが年齢を5歳プラスしただけになっています。 この日見事な一打を放った柳田は私と同い年なので既に37歳、近藤は故障がちになり始めており、山川も衰えが見られ始めていますが、後を継ぐような打者が若手選手から出てきていないようです。 ソフトバンクは4軍(廃止の動きがあるそうですが)を持ち、育成施設も他球団の追随を許さない程の充実ぶりを見せていますが、そのソフトバンクですら野手に関してはあまり成果が出ていないのが現状なのです。 これはソフトバンクに限った話ではなく、明らかに球界全体で打者の層が薄くなっているのではないかな?と感じます。 日本の場合だと投手は下位指名から入ってきても荒削りな素材型だったとしても割と台頭してくるようになっており、実際にソフトバンクや阪神は中位や下位、育成枠で入団してきた投手達が活躍しており、広島も割と出てくるようになりました。 しかしながら打者に関しては上位で指名した選手すらまともに育てられない球団が多く、ここが超投高打低の要因になっていると言っても過言ではないかと思います。 実際阪神は近本、森下、佐藤、大山らがドラ1入団して成功の証とよく言われますが、裏を返せば根気よく育てていかなければいけない打者が出てきていないと言う事で、実際に阪神の控え野手は相当層が薄い事が日本シリーズで露呈してしまいました。 個人的な意見ですが、NPB全体で全く打撃指導が理論に基づいていないからではないかな?という印象を持っています。 実際に千葉ロッテ西川は外部の専門家に赴いて動作を見直してから打ちまくりましたし、阪神の森下にしても実際は西川と同じ専門家に赴いていた事が発覚(rebase)、ちなみに阪神がドラフト1巡目で指名した立石内野手も既に通っているそうです。 そして佐藤はドライブラインに通っており、こちらも外部ですね。 つまりのところNPB各球団の打撃コーチよりも外部の専門家の方がしっかりとした理論や動作についての知識を持ち、育成力があるという事なのではないかな?と感じます。 実際にtwitter(1、2、3)(twitter)(twitter)で打撃について詳しく語られている方が行っている打撃練習について疑問を唱える声が相次いでいます(千葉ロッテのものばかりで申し訳ありませんが)。 こんな状況ならば秋季キャンプ自体果たして必要なのか?その時間を外部の専門家の指導してもらう時間にあてた方が有意義なのではないか?とすら思ってしまうところです。 その結果として投手は上位だけでなく中位でも下位でもモノになる確率が高くなってレベルが上がっているのに対し、野手の方は全くそうならずに投手と野手の格差がどんどん引き離されているのが現状のNPBなのではないでしょうか。 個人的にも投手の場合だとよくトラックマンやホークアイなので球質についての数値化などが行われており、更にそこから球質を良くするためのフォーム矯正(腕の位置や握りの修正など)が行われていると聞きます。 それに対して打者の方はスイングスピードや打球速度ぐらいしか聞いたことがなく、その打球速度にしたって実戦的なスイングで出したスイングスピードや打球速度でなければいくら速くとも意味がないのではないかな?と感じます。 昔投手でよく言われていた「150キロ出ているけど速さを感じない棒球」、「スピードガンと勝負するな」の打撃バージョンであり、未だに打撃に関してはそこから進歩していないのではないか?と考えさせられます。 今年のオフにヤクルトの村上や巨人の岡本がMLB挑戦してNPBからいなくなり、阪神の佐藤もいずれはMLBに移籍するでしょう。 そして柳田はもう37歳でいずれ球界から去り、近藤にしても既に32歳、今のままだとNPBの打力は大きくガタ落ちしてしまうのではないかな?と危惧しています。 個人的には現場の打撃コーチがプライドを捨てて外部の専門家の打撃理論や動作などをしっかりと勉強し、身に付ける為のトレーニング方法などをもっと確立していく必要性があるのではないでしょうか。 これは球界全体の課題だと言えそうで、もうそろそろ本腰入れてプロアマ問わず日本球界全体で向上させていく必要があるのではないでしょうか。 日本シリーズの試合内容というよりは現状のNPBの打撃レベルについての記事となってしまいましたが、それぐらい深刻だと感じさせる戦いぶりだったなと感じました。 よくボールが飛ばなさすぎるという声があり、私自身もそうだなと思っていましたが、何人かのプロ野球OBが指摘している通り、ボールだけの問題ではないのではないかなと思います。 「余談」 ちなみにtwitterにて落合博満氏が「野球に必要な筋肉は野球の動作で鍛えるべき」という言った事についての指摘があります。 確かに落合博満氏は発言をしていたのを覚えています…というより発言したというよりはコラム?のような物で書かれていたのを覚えており、実際に私が しかしながらそんな落合氏は「やり直せるとしたらウェートトレーニングをやってみたい」とも言っていた事を指摘しています。 これはトレーナーもそうなのですが、そういった指導を行う者ならば常に最新の理論を勉強していかなければいけないと感じ、実際にトレーナーでそれを疎かにしたらもう仕事につけないそうです。 そう考えると、やはり打撃コーチの指導に関してNPBは甘すぎるのではないかなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.10.31 00:52:09
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