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カテゴリ:野球
『存続の危機』 本日は急遽舞い込んできたニュースを取り上げてみたいと思います。 ウエスタンリーグに参加しているくふうハヤテですが、くふうカンパニーHDは同チームの運営会社「ハヤテ223」に対し、ネーミングライツを含む資本業務提携契約を解除すると通知したと発表しました。 どうやらネーミングライツの重要な一部契約不履行であった事を問題とし、契約不履行の解消を求めてきたものの合意に至らなかったとの事です。 また、もう一つ問題となっているのは陣容、何と捕手が全員退団している状態で、この度コーチ陣も全員退団してしまっており、現状は赤堀監督のみとなっています。 過去記事では16球団構想の可能性についての話を主題としていますが、その理由として「2軍だけでは収益が上がらない」と書かせていただきましたが、やはりそれが現実のものとなってしまいました。 以前のオーナー会議で「新しい2軍球団の参加を応募していく」という方針を見ました。 しかしながらこの記事にて「ファームリーグのみを拡大しようとしても現状2球団が赤字な状況で、くふうハヤテに至ってはスポンサー獲得も苦心している状態で誰が新しく参加しようと思うのか」と疑問を呈しましたが、今回の件でその方針も頓挫してしまうのではないかな?と思います。 そもそもNPB自体が新しく参加した2球団に対しての配慮が見られず、試合開始時間は未だに平日でも大体12時と集客が難しい時間帯ですし、挙句に猛暑なので午前10時から始めようとするなど一切配慮を感じません。 もう一つ個人的に感じる点として「自らがファン層の裾野拡大に対してあまり目が行っていない」という点にあります。 まず阪神が尼崎、千葉ロッテが君津、日本ハムが鎌ヶ谷から1軍のある北海道に移転していますが、その地域は1軍のプロ野球の試合を観に行こうとすれば普通に行ける距離です。 本当に全国的に広げていきたいという考えがあるのならば1軍がある地域ではなく、普段は気軽に現地観戦できないようなプロ野球空白地帯に設置しなければいけないはずです。 例えば阪神ならば尼崎ではなく滋賀県辺りに拠点を置き、隣接する福井県や富山県、石川県といったNPB球団のない北陸地方の人にも観てもらおうという発想が欲しかったなと思います。 逆にヤクルトが茨城県に2軍の拠点を置いたというのは非常に大きいと感じており、2軍とはいえNPBの試合があまり行われない茨城県に拠点を置けばヤクルトの試合が身近になり、そして野球ファンや或いはそのままヤクルトファンになってもらえる可能性が出てくるでしょう。 ファン層を拡大するのならば本来はこういった取り組みが大事なはずです。 しかしながらそのような考えはなく、あくまでも1軍の付属品の領域を出ておらず、要するに「自分たちは1軍・2軍の連携を上手くしたい、でもファン層の拡大もしたい、後者はどっかが参加してやってくれるだろう、ただ基本的には自分たちの都合優先で」、という事でしょう。 正直あまりにも都合が良すぎる印象で、個人的にはそういう嫌な部分が透けて見えているのが残念な次第です。 韓国や台湾は同じく2軍からスタートさせて翌年しっかりと1軍へと新規参入させており、それを考えると日本はあまりにも閉鎖的だなと感じます。 くふうハヤテの存続危機で、来季から始まる3地区制にも暗雲が立ち込めてきました。 しかももう年の暮れが迫っている時期にこのような緊急事態発生となり、正直どうするのかが気になるところです。 しかしながら今回の一件でNPBや各球団がもっと真剣に考えていくべき良い機会と捉える事もできるのではないでしょうか。 以前から言っていますが、拡張したいのならばやはり1軍の球団を増やすべきだというのが個人的にはベストではないかと感じ、実際選手会も「増やすのならば1軍を増やしてほしい」と語っていました。 少し話は逸れますが、巨人の山瀬が出場機会を求めて保留しましたが、球団が増えれば彼のような選手が1軍でプレーできる機会は増えますし、西武がスロベニアやウガンダの選手たちを獲得しましたが、そういったプロリーグのない国の選手を外国人枠から対象外にして獲得できるようにすればグローバルリーグにもなり、その国でNPBの存在を知ってもらって野球ファンになってもらい、そこの国で放映権やグッズ販売を展開していく事でNPBの収益も増えるのではないでしょうか。 よく「この県は人口が少し少ないので集客できるのか」という声も聞かれますが、上記のようにもっと視野を広げて海外を商圏にしていく事をもう少し真剣に考えるべきなのではないでしょうか。 日本国内では放映権を一括するのは色々なしがらみで難しいにしても海外への放映権販売ぐらいは一括にできるのではないでしょうか。 また、ファームリーグ拡大構想に拘るにしても「自身の都合ではなく、参加する2軍球団ファースト」で配慮が必要ではないでしょうか。 少なくとも平日はしっかりと18時開始にして集客できる環境作り、遠征費は基本的にNPB12球団が少し多めに普段するといった配慮が必要ではないでしょうか? 都合良く野球版地方創生を他者に任せようとした結果、せっかく静岡県にプロ野球チームができたにもかかわらず、こういった事態を引き起こしてしまいました。 この一件はくふうハヤテだけの問題ではなく、NPB全体で取り組んでもらいたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.11.30 00:00:07
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