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広島カープ考察

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2026.02.06
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カテゴリ:広島東洋カープ


『佐藤柳之介』

 引き続き広島の選手を見ていきたいと思います。
今回は佐藤、昨季は2軍で先発ローテーション入りして18試合に登板して99回を投げて防御率3.09と好成績を残しました。
1軍では6試合中5試合に先発登板して初勝利を飾るなど防御率3.60の成績を残しており、今季は更なる飛躍が期待されるも秋季キャンプで制球難が露呈し、春季キャンプは2軍スタートとなっています。

 まず奪三振率ですが、25回を投げて17奪三振で6.12と低い数字となっており、あまり三振を奪えてはいません。
次に制球力ですが、13与四球で4.68と4.50をも上回るなどかなりの制球難…というよりはノーコンの領域に入っています。
当然ながらK/BBは1.31と低い水準となっています。

 続いてbatted ballですが、18GB:36FB:9LD:12IFFB:1HRとなっており、GB/FBは何と0.37と異常なまでにフライの割合が非常に高くなっています。
そして球威ですが、被安打は22と投球回数以内には収められており、被IsoPは.096と異常に高いFB%である事を考えると低く抑えられている印象で、球威にはそこまで問題ないのではないでしょうか。

 そして球種ですが、直球が6割弱を占めるなど今時の先発投手にしては珍しく直球中心の組み立てとなっています。
他にはカットボール(12%)とスプリット(11%)に加え、スライダー(6%)、カーブ(8%)、チェンジアップ(5%)を投げています。
意外な点としてはカットボールやスプリットの空振り率がそれぞれ15%、14%となっており、絶対的な決め球ではないものの、ある程度振ってもらえる球種を持っているようです。
ただ直球の被打率は.264、空振り率4.69%とパッとせず、カットボールの被打率は.267とこちらも高くなっています。

 最後に投球フォームですが、1軍昇格したばかりの頃(​youtube​)は前膝が突っ張るタイミングが早すぎるという事もなく、しっかりと腕を振り切った直後に前膝が突っ張っており、実際に丸から外角高めの直球で空振り三振に打ち取っています。
ところが後半から今年の春季キャンプ(​youtube​)ではリリースしようという時点で既に前膝が突っ張ってしまっており、かつての黒原や元広島で現在ソフトバンクで活躍している藤井が課題にしていた形と全く同じ形になっています。
これだと前に行こうとする体にブレーキをかけてしまう形となり、実際に広島時代の藤井は球速が出ずに結果を残せずに一度戦力外となり、2023年の黒原は直球の被打率が4割を越えていましたね。
秋季キャンプでも芳しくなかった理由の大きな理由なのではないかな?と思います。
他には踏み出す際の前足の爪先がしっかりと本塁を向けられずに左打席の方を向いており、リリースしようという段階で既に左足が完全に宙に浮いてしまっている点などが制球難の原因かもしれませんね。

 1軍昇格当初は相手打線を力である程度抑え込んでいたものの、当初から結果としての与四球数は少なかったものの、ボール球の割合が高かったので3戦目以降は課題がもろに露呈する格好となりました。
更に現時点では投球フォームも悪化してしまっており、今のところは1軍に推薦しづらいかな?という印象です。
まずは投球フォームの立て直しが優先課題で、次に与四死球率を改善していきたいところです。
個人的には投球フォームを元に戻す事ができればこれだけフライを打たれても力で抑え込む事が出来ていただけに、ゾーン内に入れば良いぐらいの気持ちで短いイニングを全力で行く方が合っているのかも?しれませんね。
本日滝田がトミー・ジョン手術濃厚の故障が発覚し、黒原もヘルニアの手術で大幅に復帰が遅れる事は確実になっているだけに、案外佐藤がリリーフへ配置転換される可能性もあるのではないでしょうか。





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最終更新日  2026.02.06 00:16:21
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