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2018.06.08
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焦げていた。 もとい「燃えて」いた。  くらためちゃんのクロワッサン が。

クロワッサンって、5個も6個も買うものではないから、きっと朝のお楽しみに、と 
1つか2つ買ってきた・・・大切な大切なクロワッサン、だったのだろうに。
真っ黒に燃えたその物体の切なさ。けれど笑ってしまった。 だって、炭化してる(笑)

トースターを手放し、パンは もうずっとガスコンロのグリルで わたしも焼いていますが、
クロワッサンだけは、やはり 無理です。 難しいです。
クロワッサンの日は、180°C の低温のオーブンで10分かけて うやうやしく焼きます。 
バターや糖分の多いもの、あと「高さ」のあるパンも グリルだと、難しいですね ( ´▽`)




高さは「メロンパン」が限界かも。でもこれも とても気をつけていないと一瞬の隙に焦げる。


くらためちゃんの新生活を 遠くから 親鳥のような気持ちで 愛おしく見守っています。
くらためちゃんらしく、自然体で楽しい毎日を過ごせますよう・・・応援しているよっ ( ´▽`) 





さて。 今日は 人類の永遠のお悩みテーマ「物欲」について、のお話です。




そのまえに・・・


「楽しい時間」って。   若い頃は。

ヘラヘラと笑って過ごす面白おかしい時間、気のおけない仲間とビール呑んでわいわい盛り上がるそんな、「ただただ楽しい気楽な時間」のことばかりを指す、と思っていたのだけれど。
年齢を重ねると、ちょっと 違ってきますね。

そういうことって、もう、言うほど そんな 楽しくない。(うるさいのが、もう無理)

どちらかといえば、今は。
ちょっと考えたり、真剣な顔して 好きなこと、興味あることを 追い求めるような時間。
信頼できる人と 1対1で静かに語り合う時間。
決してワイワイしながらではできないようなことに取り組む時間の方が・・・断然 楽しい。

「捨て」が そうだった。 一人で黙々とモノに向き合う孤独な時間の繰り返し、だった。
確かに苦しかったんだけれど・・・ 泣いてた日の方が多かったように思うのだけれど・・・


  捨ての日々は、わたしにとって、苦しいながらも「超絶に楽しかった」のです。


捨ての渦中にいるときには もう 懲り懲りだと思っていました。
けれど思い出し、振り返ると、あの「夢中だった時間」は・・・ 今、とても愛おしい。

夢中で頑張った3年前の自分のことが・・・ 懐かしい。

もう一回 最初からあれをやりたい、とさえ、思う。  今度はきっと、もっと上手にやれる。
そうそう、それにあの時、めっちゃ痩せたし、ねっ(笑)


「読書」なんかもそうですね。
ニコリともせずに 活字を読む時間。 眉間にシワ入れて読んでいるんだけれど、超・楽しい。
難しい内容であればあるほど、理解したくて、落とし込みたくて、ワクワクしてしまう。

本当に ただ「楽しいだけ」の本なんて、もう 楽しいとも思わない。 
深く考えさせてくれる、「うーん」と唸らせてくれる本が楽しい。 わたしは、唸りたいのだ。


するってーと、「ブログ」もまた、そうですね ( ´▽`)ノ
楽しいだけ、キラキラ素敵なだけなブログには・・・わたしは すぐに 飽きてしまう。
その人の本質が垣間見えるような記事や、丁寧に、心を込めて書かれたことがはっきりとわかる・・・そういう文章に惹かれます。 (わたしも そうあれるよう、心がけています)



なんでまた「物欲」の話の前置きに こんな話を長々しているのか、と申しますと。
あの怒涛の片付けの日々を なぜ今、柄にもなく懐かしんでいるのか、と申しますと。


片付けが終わってしまった人が 片付け本をかってしまうと、こういう気持ちになるんだ・・・
と 今、ちょっと 寂しくなっているから、です。

「祭りのあと」のさみしさ、みたいのを 感じているのです。  祭り、行かんけど。


  物欲の終焉って・・・  そう、まさに「祭りのあと」なんだ。




大好きなスタイリストさんの本。
お料理のスタイリングも素敵。着ているお洋服も素敵。暮らしのすべてが素敵。お顔も好き。
「お片づけ」というタイトルに引かれて・・・ そのお方の新刊を 買ってみたのです。


安定の素敵さ、だった。 それはもう 間違いなく。  素敵でしかない本でした。


けれど、「もう 違う」と思ったのです。   わたしは・・・ 変わってしまった。






超・素敵な収納を見ても・・・何にもないこの納戸の方が好きだ、と自然に思えたのです。



かつて わたしは。 
この方の書籍を買ってしまうと、その後に それはそれはもう「大変なこと」になるのでした。


何が大変かって・・・ 影響を受けまくって 毎度「大散財」をする羽目になるからです。


食器も。 鍋も。  そして ちょこちょこっと登場する「ファッション」も。
見たもの 見たもの、欲しくなる。 彼女の持ち物を真似して 買いたくなる。
おしゃれな人を真似すれば おしゃれになれると思っていましたから、年齢的には近いその方のファッションや持ち物に、わたしは いつも興味津々でした。

 欲しいー  ぜんぶ ぜんぶ 欲しいよぅー ヽ(;▽;)ノ





食器は、もう揃ってる。真似して何か買いたい気持ちには、ならなかった。






だから。

たかが千数百円の書籍1冊買ったがために、結果的に何十倍ものとんでもない「出費」となる。
スタイリストの本って、最初っからそれ狙って出版されているのか!?と疑いたくなるくらい。

だから、今回も その本買うの、実は 少し怖かったのです。

欲しいもの いっぱい載ってたらどうしよう・・・って。 わたし、我慢できるかなあ、って。



モノを捨てた直後は。 そういう媒体から わざと距離を置いていました。
自信がなかったんですね。 
せっかくたくさん手放したのに、素敵な人に影響され また何か買ってしまいやしないか、と。
SNSや雑誌を、だから避けて避けて、なるだけ見ないようにして、逃げ回っていました。


 そう。 逃げていた。  わたしは ・・・ 弱虫だった。






別のストウブを見ても、心は揺れなかった。 このストウブがあれば、いい。





もうそろそろ、逃げなくても大丈夫なんじゃないかな。 ふとそんな気がして、買ってみた本。
しかもタイトルには「お片づけ」とあることだし。
何か 片付けに関する 新たな学びや発見を習得することができるかもしれない。


恐々とページをめくります。 どうしよ! 欲しいものが登場しちゃったら! 怖っ!

つい欲しくなって何か買ってしまったら、「ずっと前から買おうと思ってました!」とか言って、
なんか見え透いた理由こじつけて 嘘つきなこと、このブログに書くつもりなのか!? 

  すずひ!!   お前はそういう人間か ( *`ω´) !?




そしたら。 そしたらね。 なんと、わたし 欲しいもの、「ゼロ」だった ヽ(;▽;)ノ


やったー!   わたし、本当に変わった ヽ(;▽;)ノ 




小柄なその方を かつて真似して買った服は・・・
長身なわたしには、当然のことながら まるで似合いませんでした。その方に似合っていただけだった。

ちゃんと、忘れることなく その「学び」も 冷静に覚えていた。

ずらずらーっと並んだ たくさんの調理器具や食器の数々。 
うっとりするほど素敵なのですけれど、つかの間うっとりし、満足し、無事、終わった。

そして、最も危険なエリア。「持ち物」「ファッション小物」のページ。
可愛いマリメッコのポーチが紹介されていたけれど・・・ 欲しくはならなかった。
くれるんならもらうかもしれないけれど・・・ 多分 もらっても 使い道が、ない。
以前なら、秒でパソコンに移動して 楽天で検索。 光の速さでポチっと購入、だったろう。

「あす楽」で・・・ 明日には このウチに 届いてしまっていたことだろう。





マリメッコのポーチ。これを超えるお気に入りに、10年近く出会ったことがないの。



こんなに なんにもなく暮らすようになって はや3年。
そうはいっても 素敵なこの方の本なのだ。 きっとわたしは 負ける。 何か欲しくなる。
自分を試す、ような。 緊張の1ページ 1ページ。



最後のページを読み終えた時・・・自分の心の静寂さに、驚いた。 そして、ちょっと引いた。


どうしたことだ。  わたし、物欲が全く暴れ出さない。  まじか。

 (それどころか、わたしならこれ捨てるのにー、という超・余計なお世話目線で読み終えた)




物欲という名の「魔物」に、魂をさらわれたみたいな時期が ありました。

どうしても勝てなかった。

この魔物を一体どうしたら倒せるのか。わたしには一生無理なのか、と絶望さえしていたのに。

「ほう・・・」と 自分に 感心してしまった。わたし、正気? 本当に変わったんだね、と。



ミニマリストブームがすごかった頃・・・
たくさんの書籍やムック本が出版されていて、当時、勢いで 何冊か、中を見ないで買ったことがあった。

これらの本を読んで、もっと捨てられるようになりたい!  そう思ったからです。

けれど。 そういえば。 その時点で、すでに。  

本に登場する どのお宅よりも、わたしのうちの方が・・・もう、圧倒的にモノが少なかった。

この「祭りのあと」の気持ちって・・・
あの時の なにか肩透かしを食らったような 呆然となる感じに・・・ よく 似てる。



もう、わたし どんな素敵なSNS や 雑誌見ても 大丈夫な気がする。

だからと言って・・・ わざわざあえて それ界隈を彷徨うことも 多分、もうしない。

今度は 逃げるんじゃない。 そう、「卒業」したんだ。  


片付け本を買うことも、もう これでおしまいにしよう。

わたしの家は・・・
ほんの一掴みの特別な人を除けば もう、一般のどこの誰の家よりも 恐らくそうとう片付いている。 もう、片付けの指南の書は・・・ わたしには必要ない。


嬉しいような。 なんか ちょっと 寂しい気持ち。  まさに「卒業生」の気持ち。



「あんな風になりたい」「あのくらい片付けたい」 抱いていた目標。
一番はじめに抱いた目標に・・・
あの時には 果てしなく遠いと感じた目標に・・・ わたしは 到達できた。 

足るを知る の 暮らしを続けるうちに・・・ 
「物欲」という魔物の影は 霞のように薄れ・・・ いつの間にか ふっと 消えていた。

物欲が消えてくれたなら。
それこそダルマに目を入れるような、万歳三唱のような「勝利の気持ち」になるのかと思ってた。


けれど、ちょっと それとは違ったな。


これは、「勝利」や「決別」なのではなくて・・・「卒業」だ。  


とても厳粛で・・・ちょっと切ない、けれど嬉しい「旅立ちの日」の気持ち、だったよ。 







                                     おわり






「高さ」のあるパンをグリルで焼く時は 厚みを半分にして「断面」を焼き、
サンドイッチにすると 扱いやすいですね。 断面を焼くと、焦げる危険も少なめです。

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どうしたら物欲を抑えられるようになるの?と尋ねられても よくわからなかったのです。
足るを知る生活を続けるうちに いつの間にか、だった。わたしはそれが「3年」でした( ´▽`)

長い文章を今日も最後までお読み下さった すずひの読者さま。今日も 、いつも、ありがとう。





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最終更新日  2018.11.01 22:19:40
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