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テーマ:暮らしを楽しむ(383613)
カテゴリ:幸せになる「勇気」
心だけは、別の場所に 持っておこう。
そう思った。 心の中までウイルスに侵食されてしまわないように。 ある楽天ブロガーさんのお話が、とても心に沁みました。 「寄り添うことは黙ること」だ、と。 誰かに寄り添いたいのなら、 言葉を尽くすんじゃなくって。 声をあげ続けるんじゃなくて。 正義語ってるふりをするのはやめたほうがいい。 ちょっと黙ろ? と。 ************************************* ああ、本当に、その通りだ。 「元気だそう!」という言葉も、 「一緒に乗り越えよう!」という言葉も、 「一緒に頑張ろう!」という 励まし合うような言葉も、 これらは一見「寄り添うような言葉」に見えて、 それは、そういう元気を持てない気持ちの時に言われたなら、 とてもしんどい言葉だろう。 そうなれない自分を責められているような、 もう放っておいてくれ!と。 頼むからちょっと黙ってくれ! と叫びたくなるような言葉だろう。 正義は、人を、悪意なく、残酷に、傷つける。 使い捨てマスクを、こんなに大切に思ったり使ったことなんて、人生で1度もなかったなあ。 ************************************** 思春期外来を専門にされていた、 ある心療内科の先生のお話が好きで ずっと心の支えに読んでいた時期があります。 (先生のお名前は「北島晴夫先生」とおっしゃいます) 先生はとても悲しいことに、もう他界されてしまわれたのですが、 先生の教えは、今もわたしの心の深いところに。 ご存命中の先生のブログでは、 思春期の子育てに悩む親に対し、 子ではなく親が変わることの大切さ、 というか、それが「全て」なのですよ、と。 決して子をいじくり回して「自分好み」に変えようとしないで、という・・・ S D K S + C S= 信じる D= 黙る K = 聴く S = 全て任せる +C =(親自身が)変わる 変わるべきは「親」なの ですよ、どうか気づいて、と。 子を「信じる」ことをせず、 良かれと思って口出しすることにばかり必死で「黙る」ことをせず、 子の話や心の声に耳を傾けること、「聴く」ことをせず、 任せてはおけない、とばかりに 何もかもを親の価値観でもって先回りして仕切り倒し・・・支配する。 それらの行為は全て、子のエネルギーを奪う。 その子がその子らしく生きる力を奪う。 子どもの心のエネルギーを奪い尽くし、支配しやすくし、 パンパンに膨らんでいたはずの心のエネルギーの風船をしぼませているのは、 他でもない「親」なのだ、と。 子を一番いじめているのは「親」なのですよ、と。 黙ってみてください。 もう今までに、嫌というほど口出しはしてきたでしょう? もう充分ではありませんか? だからお母さんは、とにかく黙って。と。 ひたすら、ひたすら、ひたすらに提唱されておられた先生でした。 変わるのは、「親」の方ですよ、と。 親が「黙る」ことの大切さ。 ************************************* 「黙ること」を、簡単だと思われますか? わたしは、冗談抜きで頭がおかしくなりそうなくらいに難しかったです。 口出しせずにいられないことを大変だ!ああ大変だ!と思っていたのに、 実際には 全くの逆で。 「黙る」ということの・・・なんと、なんという難しく苦しいことか。 経験したこともないほどの忍耐と辛抱と冷静さが必要でした。 いちいち口出ししている方が、どれほど「お気楽」だったのかを知ったのです。 口出ししている方が安心なんですね。 自分が。 そう「親」が。 「あなたのためを思って」の全ては、本当は「自分が安心したいため」だった。 自分が、どれほど愚かで幼稚で、楽な方を選んで、 子を信じることのできていない親であったかのを、 思い知ったのです。 好きな香りのバームでハンドマッサージ。 好きな香りは、心を優しく鎮めてくれますね。 ************************************* 人は、心配や不安があると、 何かしないといられない性質があるそうです。 こんな事態の時には、現代人は、 SNS を、そのはけ口にしてしまいやすい。 黙っていられない想いや不安を、喋りたくなってしまう そして自分が不安だから、自分が安心したいから、 「一緒に乗り越えましょう!」と言いたくなってしまう ← わたしですね 文章に書くと気持ちが落ち着くのは、 可視化することで頭が整理されてゆくのと同時に 「吐き出して」いるから、なのですね。 ああ。 少し、黙ってみよう。 ブログで黙ってしまったら ブログの意味をなさないのですけれど、 黙る、と言うのは 喋らない、という意味なのではなくて、 感じたことを何もかもだだ漏れにしてしまわないで、 ちゃんと自分の中で、一旦、黙ってみよう。 そして、それでもお話しさせていただきたいことだけを、ちゃんと、話そう。 何でもかんでも、じゃなくて、 「不要なこと」を ちゃんと黙りながら話すことも、できるはず。 *************************************** 少し前にお話しさせていただいた「知的」の話と これはとてもよく似ていますね。 知的である、というのは ああ、知的であることに求められる「忍耐と冷静さ」。 黙ることにも求められる「忍耐と冷静さ」。 「忍耐と冷静さ」が・・・わたしには とにかく足りていないんだ。 人生において、ずっとずっと欠落しっぱなしなんだ。 子育てで気づかされ。 新型ウイルスに気づかされ。 それでもまだぜんぜん身についていないから、 卒業できていないから、 なんども 気づかされるようなことが起こるんだ。 いや違う。 「黙る」を学ぶ チャンスなのかもしれない。 今、この新型ウイルスによって、 わたしは「学ぶチャンス」を、もう一度、与えられたのかもしれない。 ずっとこもっていて、表情が変わらないので、顔がこる。 顔が四角くなりそう(笑) 顔のマッサージがこんなに気持ちがいいことも・・・今回の出来事で、改めて知りました。 今、世の中は。 思うようにならないことが起こっています。 文句を言うのも、批判するのも、怒りをぶちまけるのも、簡単なことです。 不安だー、こんなの嫌だー 。・゜・(ノД`)・゜・。 と 感情のままにわめき散らすことも。 黙って、耐える。 ことの成り行きを、静観する。 こんなことが起こってしまった「意味」を わたしはどうしても知りたいから。 そうか、 自粛! 自粛! と やかましく騒ぎたてるんじゃなくて・・・・ 今は、黙って、耐えてみよう。 ************************************** S D K S + C この国の未来を信じて(S) ちゃんと黙って(D) デマに流されず、信頼できる話をよく聴いて(K) そして今は 全てを任せて(S) +C の「C」は・・・「CHANGE」の「C」。 世の中が、どんな風に「チェンジ」してゆくのか・・・ どんな風に変わってゆくのか、この目で見てみたい。 S D K S + C は、きっと、子育てにおける課題、なんかじゃない。 自分を育てるための課題だったんだ。 忍耐強く、冷静に・・・ 1日1日、もう一度、わたしを。 自分で自分を、今こそ。 根気強く「育て直して」みよう。 おわり 「+C」は「チェンジ」なのですけれど、 もしかしたら「チャンス(chance)」の「+C」、でもあるのかもしれないですね。 わたしのブログを、今日もお読みくださって、ありがとう。 にほんブログ村 読者さまが、読者さまの大切な人が、今日もどうかお健やかであってくださいますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.23 09:09:54
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