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2020.12.14
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カテゴリ:パン部
去年の今頃は。

なにも制限のない冬、でしたね。











去年の12月のイルミネーションです。 

とってもきれいでした。


年末の街はとても賑やかで。

楽しそうなところには人が溢れかえっていて。

2020年・オリンピックイヤーの幕開けをみんなが待ち望んでいるような

そんな「華やかな12月」でした。






 ************************************



もうこの辺りから危機を察知し始め、
マスクやトイレロールやアルコール消毒を、
ふつうに流通しているうちに、
購入制限のかかる前に、
みんなが一斉に慌て出すその前に、
すかさず「そっと」「ちょっと多めに」購入し、
備蓄生活を開始していた賢者も実はいらっしゃったのだ、ということを・・・
後日談のようなブログで知ることもありました。

わたしは「マスク」だけは十分に備蓄していましたが、
2ヶ月後に巻き起こることに対する対策だったわけでも覚悟だったわけでもなく

たまたま、でした。

いつだったかのSARS やMARSのときに、
マスクが買えなくなることは「経験済み」で。

マスクの「多めの備蓄」は、
わたしにとって、ちょっとした習慣だったのです。

でもほんと、そのくらい。

わたしはその頃、こうして味噌おでん行ったりしてましたが、









マスクなんて、もちろんしなかったです。


たくさんの人が行き交う12月の街。


周りの人もみんな、そうでした。


街は、どこもかしこも楽しそうで、


そして「密」でした。



 ************************************



自由なときのほうが、本当によかったのかな。

近ごろふと思うのです。










制限が生まれたことで、

制限がなかったときにはわからなかった、
(自由があたりまえ過ぎて麻痺してしまっていた?)


自分の「本当の気持ち」や「本当に守りたい暮らし」と、


わたしは。


とても向き合うことのできた1年でした。



「自分にとっての本当に大切なもの」

「これからの人生にも側にあってほしいもの」

これから先の自分の人生の中に残したい「もの」や「行動」を。

否応なしに考えさせられる時間に 初めて恵まれたのです。


読者さんのみなさまも、

きっとそうだったのではないかな。






パンを買えることも、買ってきてもらえることも、あたりまえではなかったと知りました。



 *************************************



人には「会う」のがいちばんだと思っていました。

人と人との関係は脆い。
愛情でも、友情でも、
会わなければすぐに関係が薄れてしまったり
終わってしまうものなのだから、と。


もちろん会えることは幸せなことですけれど、

どんなに長い間会えなくても、

「その人を思うだけで心が温まる」という・・・


薄まるどころか。 

会えない時にも思い出し、心の支えになる。

そういう最強な関係や存在の大切さにも、

50歳目前にして わたしは改めて気づいたのです。







焼きたてのあつあつなんですよ。こうして冷ましているのです。うっとり愛でながら。




 ****************************************



その人を思うだけで、こころが温まる。

心が強くいられる。


これって「会う」「会わない」をも超越した、本当はものすごいこと。


制限のない時には、
多くの人の心の中で、
それはややもすれば見失われてしまいそうなほど
目立たない地味な感情で。

会えることの方が断然「派手」ですものね。


「制限」が、教えてくれたこと。

「制限」があったら、気づいたこと。




制限のない自由は。

ああ、時として、

人をひどく鈍感にさせるのかもしれない。







食パンのアレンジがとっても楽しい!2本あると・・・本当に豊かな気持ち ( ´▽`)



 *********************************



この冬は、もう「初めて」ではなくて

制限のある冬を、

わたしたちは、それぞれに知っています。


制限のある春も、制限のある夏も、秋も、
そして「冬」も去年は初めてのことでしたけれど。

制限のある「お正月」は初めてですけれど、

制限のある冬は、みんな、2度目だ。 

いちど「経験済み」だ。


去年にはなかった覚悟が、いまはある。


不安な気持ちを持ちながらも。

今年の冬のわたしたちの心はきっと。

去年よりもちょっとだけ、強くいられるんじゃないかな。



 ****************************************



特別な楽しいことができなくても今は仕方ない、と、思える気持ち。


これがね、さみしいというよりも、

思いの外「楽」だった。

何もしなくていいんだ!やったー!という本音(笑)


本当に大切な関係はとてもちょっぴりなのだよ、ということも知りました。

それって本当に素敵な気づきで、

だからこそ一生大切にしてゆきたい、と思えた。


あたりまえのことなんて何一つなかったのだ、ということも。

世界は「ありがたいこと」で溢れていたのだ、ということも。

誰もが自分の人生をひたむきに生きているのだ、ということも。


「制限」が、わたしに教えてくれた たくさんのこと。

自由ボケしていたわたしに 教えてくれたこと。







2020年は食器を1個も買いませんでした。 割らなかった、ということでもあります(笑)



 *************************************:



不便な面だけ、嫌な面だけ、
そこだけを見つめてしまうこともできるのでしょう。

「制限」を敵視し、「コロナ」を目の敵にし、

どうしてこうなったの!
どういうこと!? なんでなの!?
いつになったら終わるの!? と、

憤りの炎を燃やし続けることもできるのでしょう。


けれど、きっと。

そうすることにあまり意味はなく、

心を不必要に消耗させるだけなのだと思います。



制限された暮らしの中にも、幸せはある。

制限とは無関係なところに、本当の幸せがある。


うわ!あったのか!!


ということに、ようやく、やっと。 


まっすぐに気づかされた1年。





クロワッサンに何かを挟むのも大好き!クロワッサンがあつあつなうちにめっちゃ素早く食べる!




 ***************************************




会える人も、会えない人も。

この世にいる人も、今はもう天国にいる人も。

「その人を思うだけで心が温まる」。


そんな人が、どなたの心の中にも 


きっといてくれるでしょう ( ´▽`)?



反対に。

「その人を思うだけで心がへとへとに疲れてしまう」

そういう気づきや、

これまで無理をしていたことに対する正直な気持ち、

もうそういうことやめていこう、という気づきも・・・

どなたの中にも、きっとあったかもしれません。



「制限」が教えてくれたこと。

「制限」が気づかせてくれた、偉大なこと。




制限された時があるからこそ、



わたしの自由も。


あなたの自由も。


よりいっそう、輝くことができるのかもしれませんね。








                                   おわり







今日もお読みくださって ありがとう。



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本当に大切なものや 本当にかけがえのないものは、
制限とは無関係のところにいつもあったんだ、ということも知りました。 

「何も失ってなどいなかった」「むしろ得た?」と気づいてしまった・・・「2度目の冬」です。





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今日も、書けたよー ( ´▽`)ノ りんご
















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最終更新日  2021.01.08 16:13:56



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