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*** みなさまの おかげで「5刷」です ***



*  日本で、中国で、1冊の本に なりました *



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2020.12.31
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前例のない一年が、まもなく終わろうとしています。

昨夜のお月さまは、満月でした。
冬の夜空高く輝く、意志を持ったような、
今年最後の、とても美しい「蟹座の満月」。

禊ぎのような冷たい風の吹きすさぶ一夜でしたが、

みなさま、

ご覧になることができましたでしょうか ( ´▽`)



さて。


今日の日記は、昨日のつづきです。


発表!ミニマリストが今年買ってよかったもの「ベスト5」!


栄えある「第1位」の、いよいよ発表です。



 ***************************************




【1位】 パンツ(防災パンツ)










第1位は「パンツ」。 防災パンツです。

パンツを全て手放してから幾久しく。
どのくらい経ったのかな?
 
ふたたびこれを持つことを、決めたのでした。


昨日の画像の中の「ヒント」・・・

あなたさまは、見つけてくださっていたかな!?



これですよ ( ´▽`)ノ










購入して以来、この写真を撮ったつい昨日まで。

このリュックの中に。「防災用品」として。

くるくる丸めて、小さく納めてあったのです。









「防災パンツ」らしく、

どこか「もんぺ」を思わせるようなデザインのパンツを選びました。





 ***************************************




このパンツのお話のその前に。

ちょっとこのお話を、どうかさせてください。



今年。あなたさまは。

洋服のお店にお出かけになられましたか?

そして、それは何回くらいありましたか?


去年やその前と比べ、その頻度はいかがでしたか?

わたしは。この2020年。

1年間のあいだに服のお店に入ったのは
「1回だけ」でした。


服が売っているようなところへ足を踏み入れたのが、
  たった1回だけだったのです。



自分で服を買える年齢になってからの人生において、

こんなことは果たしてあったのだろうか。

その「たった1回」の時、わたしはこれを買いました。



 **************************************



このコロナ禍で。

名古屋駅前の一等地に立つ、とある商業ビルでは。
びっくりするようなことが起こっていました。

コロナの前には連日あんなに華やかだったはずの
1F・2F のアパレル関係のお店が。

名だたる海外の有名一流ブランドも、
国内の人気ブランドのお店も、
「HYKE」が買えるー!と喜んでいた
三越伊勢丹系のセレクトショップも。

お子がスニーカーを買ったお店も。

おとーさんが Tシャツを買ったお店も。

全て姿を消してしまっていた。

収益が見込めず、撤退していたのです。

最新のスニーカーがいつも整然と並べられ、
エスカレーターの通りすがりに横目で覗くことがとても楽しみだったお店の棚には・・・

スニーカーではなく「お茶碗」が並んでいました。

異様な光景でした。

スポーツ系・アウトドア系のお店も、撤退。

素敵な帽子やバッグやアクセサリー・・・
可愛らしい服飾雑貨を扱っていたあのお店もない。

沢山のお試しコーナーが楽しかったコスメのお店も。

B1F 〜2F にかけて、
フロアの約半分もの面積を占めていたテナントは、
どこもかしこも「もぬけの殻」になっていて、
「進入禁止」のロープが張られていたり、
白い壁に覆われた「改装工事中」になっていました。

愕然としたのです。

撤退(閉店)は、
2020年8月31日のことだったそうです。

コロナのせいだけではないのかもしれないけれど。

周りに乱立する百貨店が強すぎたのかもしれないけれど。


コロナ禍におけるアパレル業界の苦戦のお話には、
関心や危機感こそあれど、
テレビやネットのニュースの中でしか
知らなかったわたし。

業界の方々の苦しいお声も、
夏の終わりのあの日、
この現状を「自分のこの目」で見るまでは・・・


どこか「遠い世界」のお話、だったのです。



 **************************************



人は知らず知らずのうちに、
自分の安心できる情報だけを選びとろうとするところがありますね。

かりそめであっても安心感を得たい。

ホッとしていたい。

自分の世界の安全が脅かされるようなことは
できれば知りたくないのです。

世界がわたしにとって居心地の良いものであってほしい、という気持ち。

これはとても自己中心的な気持ち。

悲しみを目の当たりすることから逃げ、
割り切れない現実からは目を背けていた。

コロナ禍は経済に大打撃を与えたのだろうけれど、

この街は大丈夫だろう。

あのショップが閉店してしまうことはないだろう。



そう思っていた。



そう思っておきたかったのです。



でも・・・・ (;_;)











「探すつもり」でそこへ出かけたわけでもなく
「必要とする事情」が発生したから、でもなく
それなのに、予定外のパンツを。
得意のスカートでもワンピースでもなく、
よりにもよって「パンツ」を買ってしまった。


ふっとなぜかお店に入って。

ふっと穿いてみた。

そしたら 、とても良かった。 







背中側だけ「ゴム」。サイドにジップもあるおかげで、楽ちんなんだけれど、きれいな腰回り。



 **************************************



このパンツ1本で、
経済が変わるわけでも 
まさかわたしがこのお店の未来を救えるはずもないことも十分にわかっているけれど、


「ここで買わなくていつ買うのだ」 と。


なぜかそのとき、強くそう思ったの。


自分の気持ちの強さに、ちょっと驚きました。






もちろん家で洗えます。大きなポケットもある。
リュックの中に小さく納めていましたが、シワひとつできない素材です。



 *************************************



「これを買おう」と決めたとき、

パンツ持たないことを精鋭化させていたい「脳内すずひ」が、ものすごく暴れたのです。


こんな買い方していいと思ってるの!?

やめて! 買っちゃだめ!!

ブログで一体どう説明するつもり!?  と。



 ***************************************



それでも買おう、と思いました。


災害が起こったときに、
避難先で、いいえ自宅でだって、
スカートだけで過ごすことは果たして現実的なことだろうか。

防災リュックがそうであったように。
普段の暮らしには必要なくても、
そのときには要る。
「ある」と安心なものがある。


わたしには今、パンツが「ない」のだから。

それを今、確かに不安に思っているのだから。




 ***************************************



このお店は、そして世の中は、

目に見えないウイルスと毎日戦っている。


いま目の前にいる
この笑顔のとても可愛い店員さんだってそう。


ここでわたしと遊んでくれているわけではないのです。


彼女は「服を売るお仕事」を、している。 


いいえ、してくれている。 


怖いだろうに。
マスクをしながら、
感染対策に気を配りながら、
このお仕事を、今日も、してくれている。

これはコロナ禍を知った今、
決して「当たり前のこと」ではない。


とても「ありがたいこと」。


あの「がらんどう」のようになってしまった駅前のビルを、さっきこの目で見たでしょう? 

自粛の要請以来、わたしは服のお店に来なかった。
名古屋駅から少し離れた街の
このビルにも来なかった。

食事にも来なかった。

感染が怖かったから。

「自粛こそ正義」だと思っていたから。


だからと言って、その行動が、
経済をダメにしてしまう一端を担っていなかったと、
誰が言えましょう。


「ブログで一体どう説明するつもり!?」 


何が「善」で、何が「悪」なのか。


この日感じたそのままの気持ちの動きを、 


正直にブログに、わたしは「そのまま」書けばいい。











服でもモノでも食品でも。

「何かを買う」ということは、

全てがそういうことなのかもしれません。


買う側の人(お客さん)の生活のため。

売る側の人(お店や企業)の生活のため。

人が、生きるため。 お互いが生きるため。

より良く生きるため。

「お金をはらう」とは、また「お金を得る」とは、

きっと、そういうこと。



お互いが、より幸せに生きるために、ということ。



みんながこの世界を、今、ひたむきに生きている。


お金は「巡りめぐって」いる。


わたしの中に、こんな「買う理由」「感覚」は、

コロナの前には、確かに存在しなかった。


一生忘れられない「今年」を経験したことで生まれた、


これはわたしの中の「新しい理由」なのだと思う。


2020年のわたしにとって、


これが「1位」であることの理由。













そんな複雑な気持ちで試着をしたわたしに、
本当に久しぶりの「パンツ」は、
なぜなのだろう、驚くほどよく似合っていた。

似合ってしまったのです。

自分で言うのはおかしいでしょうか。

自分がそう思えない服を買うことのほうが、

けれどそれはよっぽどおかしなことでしょう?


これを「今」買うことに、

とても意味があると思ったのです。


このお店が、

ああ、どうかなくなってしまいませんように。


この優しく可愛い店員さんが、


このお仕事を失ってしまうことがありませんように。












防災パンツとして ここにくるくると納めていました。


でも、ここままじゃ。


この先1回も穿くことがないのかもしれない。

何も起こらなかったなら、

ずっとここに入れっぱなしになるのかもしれないな。


ここから出して、今日から穿こうと思ったのです。


新しいお出かけ用パンツを、
もしもこの先新しく探そうとするその前に、

これをこの際、とことん穿いてみるのはどうだろう。


せっかくここに「ある」のだから。


いまここに「ある」のだから。









      ※ 2020 わたしの最新ワードローブ一覧の日記はこちらです →



お出かけ着がくたびれて
部屋着に「格下げ」されることってありますね。


防災用パンツが「おでかけ着」に 
まさか「格上げ」されることになるなんて、ね。



 ***************************************



ずいぶん長いこと、
あなたをリュックの中に押し込めてしまいましたね。

今日からあらためて、よろしくね。

ふだんの暮らしにも、ちょっとしたお出かけにも、
そして「いざという時」にも。

わたしはこれを穿こうと思う。

せっかくお金を払って買ったのだもの。




このパンツを縫製してくれた人、ありがとう。

物流にたずさわってくれた人、ありがとう。

お店を開けていてくれてありがとう。

あの日、接客してくれた店員さん、ありがとう。











あなたがたのおかげで。


このパンツのおかげで。


わたしはわたしの大好きなブラウスを・・・


今日こうして、数ヶ月ぶりに着ることができました。



わたしの服は。 



2020年大晦日の今日、「10着」になりました。








                                   おわり








今年もお読みくださって ありがとう。


↓ 今年1年、あなたが何度も何度もこのバナーを押してくださったこと、
    わたしの日記を読んでくださったこと、本当に嬉しかったよ ( ´▽`)

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2020年最後の日記。 長い日記を読んでくれて、ありがとう。

読んでくださるあなたがいてくださって、
こうして思いを発信できることは、
とても幸せなことでした。

幸せな一年でした。

本当にありがとう。

新しい年が、読者さまとご家族にとって、

心身ともにお健やかな素晴らしい1年となりますように。

どうぞ、良いお年をお迎えください。


                          2020年 大晦日   すずひ





読者登録をしてくださっている975名もの皆さま・・・今年1年、本当にありがとうね。

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2021年も。 またここで、あなたに会えますように ( ´▽`)ノ りんご



















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最終更新日  2021.01.06 07:21:51
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