2019.10.29

ばかものよ

カテゴリ:ミニマルに暮らす
悲しいことがあったときに、本当に悲しいのは、

その「悲しいできごと」そのもの、なのではなくて、たぶん。

悲しい。 ツラい。 と 誰にも言えないこと、なのではないのだろうか。










悲しみを「ひとりで抱える」ことが、
その「孤独」を突きつけられることが 悲しいのではないだろうか。


自分の感受性くらい  自分で守れ   ばかものよ。






大好きな詩集と、大好きな「うにクリームパスタ」が、こんなにおんなじ色だった(笑)







ずっと前、同じような種類の「悲しみ」に見舞われたことがあったのだけれど、
あの時は、誰にも言えなかった。 恥ずかしくて、悔しくて、ツラくて、言えなかった。


その 苦しさたるや。  「誰かと居てもひとりぼっち感」たるや。


この試練の本当の仕打ちはここか、と。


こういう気持ちを味わされることなのか、と。  うわぁ、キツいなぁ。 と。






美味しいものとビール。 家族。 すっきりと片付いた我が家。 もう、それさえあれば。 


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同じような気持ちを、10年ぶりにくらいに味わったのだけれど。

お、あの時とよく似たような試練がきたぞ! よしよし! って思えて。

人生って、
乗り越えられなかったことは、それを乗り越えられるまで、同じことが必ず起こるでしょう?


そうか、今か。 いま来たのか。久しぶり。  さあかかって来い。 



今度こそ、乗り越えてやるから!



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すごい気合いだったのに。


あれ? こんなに「なんでもないこと」だったの? と、拍子抜けした自分に、気づく。


呆気にとられる。


あのときは、ツラくて、ツラくて、この世の終わりみたいな気持ちになっていたはずだけれど、
これしきのことだったのか。 あれ?  あれれ (゜∀。) ? 



あの時と、いまの 違い。


あのときは話せなかったけれど。 今度は、おとーさんに話した。


あのときは、話せなかった。  ちゃちなプライドが、邪魔をして。







「自分で作ってどう思う?」と聞かれ「めっちゃおいしい」と答えたら「だろ?」とおとーさん。 自分に自信持て!ということを、遠巻きに伝えるのが上手な おとーさん。






おとーさんと話したあと、

いいえ、話しているうちから、なんだかだんだん可笑しくなって来て、


一緒に笑った。 


あの時泣いたわたしが、今は、笑ってる。  ビールを呑んで、ウニほお張って、笑ってる。





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茨木のり子さんの名詩。
中でもとくに有名なのは「わたしが一番きれいだったとき」という詩かもしれないです。

戦争のために青春を奪われたこと、普遍的なテーマを堂々と言挙げした、あの、名詩。

戦争を知らないわたしであっても、
「わたしが一番きれいだったとき」という言葉の繰り返しに・・・眩い哀切を禁じ得ない。



誰にも「いちばんきれいだったとき」が。 かならず、ある。 かならず。



わたしはもう「わたしが一番きれいだったとき」はとっくの昔に過ぎちゃって、

もう今は、わたしはこんなにおばちゃんで、 わたしはこんなに頼りなく。



けれど わたしはもう「きれい」ではないけれど、
自分で作って自分で「おいしい!」と思える「うにクリームパスタ」を 一緒に食べながら。



一皿を、両方側から向かい合って 奪い合うように競って食べなから。



「おいしいね。」 「だろ?」と。   一緒に笑ってくれる人がいる。



ああ、わたしは 成長している。   成長できている。




ああ、ビールってこんなに美味しかったっけかな?


ちょっと涙が出たんだけれど・・・ あの時の涙とは、もう違う。


歳を重ねるのも、悪くない。  「悲しいこと」も、時には、悪くない。

いつもそばにいてくれる人のありがたみに、こうして 気づくことができるのなら。


そして。


(今よりも、たぶんもう少しだけ)わたしがきれい? だったころに


ひとりで 乗り越えられなかったことを、


10年の時を経て。 年輪を重ねて。 


こうして「ふたり」で 笑って 乗り越えられるのなら。






                                    おわり





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茨木のり子さんの詩。 あなたは、どの詩がお好きですか ( ´▽`)?










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最終更新日  2019.10.29 12:38:38