#-04 -謎の巨大ロボ?-チュイーン・・「・・・」 甲斐が、変身ベルトをいじっている。 ココは、地下室。 昔は、マ・・なんとかが、アーマノイドとかいう、今はもういない機械を置いていたところらしい。 ちなみに、この変身ベルト甲斐が作ったものである。 「・・・おい、ロギお前、また粗く使いやがって・・・」 『悪いなぁ、お前こういうとき真面目だな・・ほんと』 「俺の最高傑作に傷つけまくりやがって・・・」 ・・・変身装備、『チェンジメイル』。 その第1号が、ロギの『アールマティ』だ。 この世界に、甲斐が作ったのはこれ一個だけだ。 甲斐曰く、「他に作る気はねぇ。」 甲斐はなんども自分で変身できないか、試してみたが何度やっても駄目だった。 だが、また、甲斐が作った人格を変える特殊な薬で、ロギに変わって、そうして変身すると出来るようになった。 本当にややこしい機械だ。 なぜ、甲斐で変身できないのか。 なぜ、ロギだと変身できるのか。 今のところは全く分かっていない。 多分、道具が持ち主を選ぶ・・・といったところだ。 ウウ~・・・ 「・・・あ~あ、また出動か・・・」 『はは、行くぞ、甲斐』 ドシン!! 地下室が物凄くゆれた。 いや、これは町全体がゆれている。 甲斐は、外へ出て行くと、恐ろしいものを見てしまった。 「・・・なんだよアレ・・」 目の前に移っていたのは、全長100mくらいの巨大な白い巨人だった。 いや、正確にはロボットだ。 真ん中は白い甲冑、右手に巨大なオレンジ色に輝く剣、左手に巨大な青い大砲。そして、外側が白くて、内側が赤いマントを着ている。 『・・・』 その巨人は、ゆっくりと、甲斐の家に向かっている 「おいおい、冗談じゃねぇ・・・あんなのアールマティでも勝てるかどうか・・」 『でもやるしかないぞ、きっとこのまま、都市の方に行けば、シエルフェインは終わりだ。』 「・・仕方ないなぁ、めんどくせーけど・・」 甲斐が、薬を取り出した。 一気に飲むと、ロギに変わり、カードを構えた。 「変身!」 青い正義の味方になると、白い巨人の頭の部分に行った。 『・・・』 白い巨人は一向に動く気配が無い。 じっと、ロギを見つめている。 「・・・」 急に無言になるロギ。 『おい、どうしたよ?』 甲斐が問い掛けた。 「・・・なるほどね・・」 『・・・』 白い巨人は、急に小さくなった。 と思ったら、白い本が落ちていた。 あの巨人の正体とは・・? 次回を待て! #-05 -白いロボ、我が名は・・-へ続く ジャンル別一覧
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