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ピアノムシ

小学校時代

●ピアノを始めたきっかけ

小学校6年生になったある日、突然言われました、
「ピアノ習うんだよ」と。

それまでピアノなんて、いっさい興味なかったのに
予想もしていなかったことを親に言われました。

「男なのになんで??」というのが正直な気持ち。

親には「男の子がピアノできるとかっこいいのよ」と。
全く理解できませんでした。何がかっこいいんだかさっぱり。

しかも何で今さらなの??
もう6年生なのにどういうわけなのかさっぱりです。

3歳の妹も一緒に始めるとのこと。
それは理解できました。
ピアノは女の子の習い事じゃ王道だし。

こうして兄弟そろってピアノを習うことになりました。
たしか梅雨の頃でしょうか。
自分は明らかに「妹のついでに」ピアノを始めた感じです。

ピアノ(現物)は、親戚から10万で譲ってもらったそうです。
カワイの茶色の素敵なピアノ。

そして先生は、ピアノの先生をしていたおばさんの紹介。
当時24歳位だったかな、O先生は。

しかも先生が家に来てのレッスンということだったので
それはまあいいかなと思いました。
わざわざよそに恥かきに行かなくてすむなと思いましたから。

●音楽の授業で…

ピアノを習い始めたことは友達には隠していました。
男がやるなんてはずかしいと本当に真剣に思っていたから。

だけど、誰かに何となく話しちゃったみたいで。
とある日の音楽の授業で、顔から火が出る思いをしました。

「ムシクンちゃん、ピアノ習っているんだよ」とある友達が…!!
音楽の先生はすぐに反応して「ピアノ弾けるの?」と
目を輝かせて言ったのを、うっすら覚えています。
「全然弾けないんです(汗)。習い始めたばっかりで…、全然…。」
必死に言ったのはよく覚えています。
そして、猛烈にはずかしい気持ちになったのもよく覚えています。

自分のような境遇にある人はほとんどいないだろうと感じていたので
子どもなりに、色々なことを考えたような。

でもやっぱり「なにくそ!!」という気持ちはあったと思います。

●黙々と練習

やり始めはものすごく嫌だったけど、いざやってみると
なんかそれなりにおもしろい部分はあるかなと感じました。

妹は毎回レッスンというよりお守りという感じでしたが
僕は「両手で弾くのって難しいなあ」「肩に力がはいっちゃうなあ」など
結構真面目な感じでやっていました。

軌道に乗り始めると、レッスンはそれなりに楽しみになりました。

練習した成果が出る喜びというか、やっぱり
「できるようになる」のは楽しいことなんだと。
学校の勉強よりも楽しいと思いました。

自分が思っていたよりもどんどん上達していく感じはしました。
さすがに妹に負けるわけにはいかないというのもあったけど
年の功(?)とでも言うべきか、メキメキ上達しました。

おばさんからも「ムシクンちゃん、すごいね~!!」と。
おだてられると調子に乗るタイプで、その気になっていました。

●バイエル

バイエルの練習はそれなりに楽しかったです。
なんか今までのものよりはちょっと「弾いてます」って気がして(笑)。

あと、こういうコツコツと同じことを繰り返すことが
自分の性格に合っていた気はします。

バイエルで培ったことはホント、役に立ちました。

●先生とのおしゃべり

何と言っても、先生とのおしゃべりは楽しかったです。
これがなかったら、たぶんピアノ辞めていたと思います。

先生とのおしゃべりで、ピアノをやることの楽しさや
人生観なんかも影響されました。
学校の先生よりも、ずっと影響された気がします。

あと、おばさんの知り合いということで、
先生とは家族みたくお付き合いさせていただきました。

毎週土曜日夜のレッスン後は、いつも先生と家のリビングでお食事会。
うちは先生専用のおしぼりやお茶碗、お箸などそろえていました。

そこでまた、色々な話に盛り上がりました。

何気に父が一番先生と話すのが楽しそうでした。
先生が父の話を気をつかって聞いてくれたからでしょう。

僕も先生にファミコンの話を一生懸命したような(笑)。

家族みんなが、先生に話を聞いてもらって満足していた感じです。



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