犬のいる生活

2011/02/02(水)23:02

災害看護 実技訓練授業

看護学生生活(191)

 2年生に交じって災害看護の実技授業に出た。災害看護は集中授業でわざわざ東京から講師の先生が来てくださる。 去年は1週間連日集中で行った。今年は11月に1回、12月に2回、1月に何回というように授業がばらけている。 去年、咽頭炎で2週間学校を休んだ時がちょうど災害看護と重なって、授業にも出られず試験も受けられず、単位が取れなかった。 2月1日に実技を受けて、2月4日に災害看護の試験。受かれば3年生までに取るべき授業単位(実習を除き)すべて取り終わる。なんとかここまでは完了しておきたい。 授業は午前中シーツや毛布を使っての患者の運び方シーツや毛布+物干し竿を使っての担架の作り方運び方正式な担架での運び方ストッキングを使ってのマスクや包帯、三角布の作り方雑誌や傘を使って骨折部位等を固定する方法止血のための圧迫法 などを勉強し午後は、地震が起きたというシナリオで多数の患者を午前に習った方法で救助するをそれぞれ役目を決めて実技訓練した。 私ともう一人3年生のクラスメートはともに1回目の実技訓練 トリアージ役2回目 患者役だった。 足関節と上腕、2箇所骨折で黄タグ   目の前の患者さんを4つのカテゴリーに分ける。緑――歩行できる軽症患者黄――意識あり、バイタル安定の四肢骨折等の患者赤――緊急治療群呼吸が9以下30以上の貧呼吸過呼吸呼吸が10~29におさまっていても血液循環が悪い(CRT=手の爪を5秒間押したら離し、血流が2秒以内に戻るか。CRTがなかったり時間がかかれば呼吸状態がよくても緊急治療が必要)呼吸も10~29におさまり、CRTも2秒以内でも意識がなければ、やはり緊急治療が必要黒――呼吸をしていない気道確保して、呼吸再開があればタッグ「赤」となるが気道確保でも呼吸再開がなく生命兆候がない、治療をしてもあきらかに生存の可能性が少ない 物的人的資源が限られているとはなんと恐ろしいことまだ私は骨折したことはないが、四肢骨折してもバイタル安定なら黄色タッグをつけられ、治療をすぐにしない群に入れられるなんてしかたないとはいえ、想像するに恐ろしい 患者役で、上を向いて寝ていると、自分の周りがどうなったかさっぱり見えない。これも怖い状況。 寒く広い体育館での授業ということで下着やソックスをいつもより1枚ずつ多く着て、さらに念のためカイロも持参。だが、結構あっという間に終わった授業でカイロも使わずじまいだった。 午前午後目いっぱいの授業で疲れて翌日は丸一日寝ていた。    

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