ナニー・マクフィー【ナニー・マクフィー】メルマガタイトルは忘れてしまったのですが(確か、精神分析医のなんとかだったような…) このメルマガの内容がとても良かったので、その部分をご紹介したいと思います。 普段の日記は相場関係が多いのですが、これでも私(わたくし)二児の母でございます^^; ┌────────────────┐ 子供が自分で「考える」ということ ~「ナニー・マクフィー」~ └────────────────┘ 映画紹介で紹介した、「ナニー・マクフィー」。 その中で、非常に良いシーンがありました。 腕白でいたずら好きの子供たちの中でも、最も反抗的だった長男のサイモン。 ずっと、マクフィーにも反抗していましたが、ある出来事で困り果ててしまいます。 自分の力ではどうしょうもなくなったサイモンは、意を決してマクフィーの 元に一人で相談に行きます。 その困り果てたサイモンに、マクフィーは何と言ったでしょう? やさしい言葉でも投げかけたでしょうか? いや、そうではありませんでした。 彼女は一言、言いました。 "Think." 「自分で考えなさい」・・・と。 困ってどうしょうもなくなったサイモンに、「自分で考えろ」というのは、 一見すると冷たい対応に聞こえます。 しかし、実はそうではないのです。 結局、サイモンは、自分で考えます。 真剣に自分で考えた結果、どうしたら良いか。 何をすべきかの答えを見出すのです。 そして、それを実行し、見事に難局を切り抜けるのでした。 この事件の後で、サイモンは大きく成長しています。 しかし、それは自分で考えて行動したからに他なりません。 もし、マクフィーが「●●しなさい」と、最初からどうすべきかの指示してしまったら、 サイモンは成長できなかったでしょう。 本当の「やさしさ」とは、手取り足取り教えることではありません。 困ったときに、全力で助けてあげることではないのです。 「本当のやさしさ」とは、「厳しさ」というものと表裏一体なわけです。 子供が可愛い。 子供にやさしく接したい。 しかし、それが「甘やかし」になってしまうと、子供のためにならないわけです。 「本当のやさしさ」と「甘やかし」は、区別しなくてはいけません。 単なる「甘やかし」は子供の自主性を奪うだけで、百害あって一利なしです。 「本当のやさしさ」に裏つげられた「厳しさ」は、子供の自主性を育てます。 自分で考えられることは自分で考えさせる。 できなければ、考えのヒントを与える。 子供にゆだねる部分をできるだけ多くする。 そうすることで、子供たちは自分で考え、行動する力を身につけていきます。 自力で成長できるようになっていくわけです。 マクフィーの態度、言動は一見すると厳しいように思えます。 しかし、本当はやさしさに満ち溢れているのです。 厳しさの中のやさしさに。 子供たちも、そのやさしさに気付きます。 だから、マクフィーにすぐに心を開いていくのです。 みなさんも無意識のうちに「子供の考える力」を奪っている可能性があります。 そうならないように、注意してください。 ******************************************************************* いかがでしたか? かつて「親業」という本を読んだ時にもかなり考えさせられました。 自分の経験もあるから、子供のいうことをついつい先回りしてしまいませんか? 私は、ある程度予想のつく時つい先に言ってしまって、しまった!と思うときがあります(-.-;) 子供は自分の話を聴いて欲しいだけなのに、それが続くとだんだん自分から話をしなくなります。 「言っても無駄だから…」「話を聞いてくれないから…」 学年が上がってくるにつれ、顕著にその兆候が現れてきます。 子供の話を、ただただ聞くだけの日があっても良いかもしれませんね。 (かなり忍耐はいるでしょうけれど^^;) 長文にお付き合いいただきありがとうございます。<(_ _)> 戻る |