T.C.UNIONRIVER ~ユニオンリバー社~

最終話-後編

「武装に頼ってんじゃないわよ!ヘボパイロット!」
「うっせぇ!名前だけじゃどれがどれだかわかんねーんだよっ!!」
彼が混乱するのも当たり前。
なにせ合体した途端に操作方法が変わったのだ
武器の名前がモニターに一通り表示されているが、どれがどういうモノかわかるわけもない
・・なんで四十も武器ついてんだよォ!?・・
「んじゃぁ今度はこれだぁぁぁぁ!!
グゥラビティィィィィ・・ボォムッッ!!」
肩のパーツが開いて、中から黒いプラズマを帯びた球体が射出される・・
が、これも高速機動するヴァーミリオンには当たらない
「重力弾?
へぇ、結構武装レパートリーは広いのねぇ・・・」
「っせぇってんだよっ!!
シュウ!武装の詳細表示できねーのか!?」
「・・・表示して読めますか?」
ヴァーミリオンの攻撃を避けつつ、しばしの沈黙・・
「・・・すまん・・無理だ」
どうせ回りくどい解説が付属しているのだろう
なら、一つ読むのにロディなら三日かかってしまう
「全部試すしかねぇよな!!
スフィクスッ・テンペストォォ!!」
インフィニオンの額から三角のレーザーが三発放たれた
・・これもまた・・はずれ。
「何よ・・さっきから外してばっかじゃないの。」
しかし、サイレントからのあざけりの声も何のその
「今度こそこいつだっ!!ツイン・フェェェェェイズ・ラッカァァァァァァッ!!!!」
妙な光を引く二つの弾丸が脚部アーマーから飛び出す・・・
・・が、またしても当たらない
「くそっ・・このっ・・!!
次だ次ぃ!!
・・ヘル!アンド・・・ヘブン!!
ゲム・ギル・ガン・・ゴー・グフォ・・・・」
がっしゃぁぁぁぁん・・・・・
インフィニオンの顔面を隕石が直撃した
「いい加減にしなさいよあんた、一対一の真面目なシーンじゃなかったの?」
ヴァーミリオンは真っ正面に留まっていた
「くっ・・・・んのやろおっ!!!
練習くらいさせろ!赤いの!!」
・・そりゃ普通させないと思うけど・・
サイレントもちょっとコントな雰囲気に飲まれつつあった。
「いいじゃない、今まで練習ならさせてあげてたんだから。
だから・・・そろそろいくからねっ!!」
高速機動で迫るヴァーミリオン・・
即座に回避行動に移るインフィニオン
加速粒子砲が放たれるが、さすがにシュウの作ったギア
さらにロディの反射神経もありそうそう当たるモノでもない
「そういや・・「フォトンサーフィングブレード」ってどこだ!?」
思い出したように本体を見回す・・
そう、ヒバリの時に持っていた大剣のことだ。
・・妙にでかいと思ったが・・まさか合体後のためか?・・
「シュウ!あの剣どこいったんだ!?」
「それならさっきから腰のサイドアーマーにくっついてますが?」
ロディはゆっくり目線を落とす・・
・・本当にそこにあったから恐ろしい
「き・・気づかなかった俺って一体・・・?」
「いいからマスター!攻撃を!!」
「・・だったな!
おう!今から見せてやるぜ俺とインフィニオンの本気を!!」
「きぃぃぃ・・ぃ!!」
その目が青い、明るい輝きに変わる
ヴァーミリオンが数発、黄色い尾を引く光線を放つがそれを全く避けない
・・しかし光は、直撃の数メートル手前で弾かれていた
「な・・・・!?」
今の光は中性子弾。
バリアなど軽く突き抜け、あらゆるモノを貫通する・・・はずだ
だが、現にインフィニオンには通用していない
「そんなもの偶然に・・!」
サイレントは自分に言い聞かせるように叫び、次の攻撃に移った
赤い肩装甲が開き、中から収束された加速粒子砲が放たれる・・
・・ロディはその場から動こうとしない
そして、さきほどのブレードバッシャー同様、インフィニオンはバリアごと飲み込まれた
「一回防いだ程度でいい気になるからよ・・」
「・・そうかい、じゃあ二回防げばいいんだよな?」
粒子はまだ放たれている
「・・!」
驚愕するサイレント
「悪ぃな。
こちとらてめぇにぁねえ「根性」ってもんがあるんだ」
「根性・・?
そんな非科学的なもので・・!?」
「サイシステム!!ウチの発明王(発明バカと読む)が作った最高の傑作品でなぁ!
俺の根性次第でインフィニオンは最強でも何にでもなるんでぇっ!!」
意味もなく輝いてみせるインフィニオンの目・・
「だから・・・何だって・・・・言うの!!」
「わからねーか・・
要するにっ!
てめぇは俺の敵じゃねぇってんだよ赤いの!!!」
突っ込んできたヴァーミリオンを回避し、ブレードを横に振った
ぐしゃっ・・・!
赤い装甲がめくれ、えぐられた傷跡とともにヴァーミリオンの肩部が吹き飛んだ
「あ・・・当たった・・なんて!?」
サイレントは仮面をしているといっても、その下ではかなり動揺していることだろう
完成されたサイシステムとロディの根性(正確には精神力なのだが)
まさに無限大の力を得たインフィニオンには、万に一つの勝ち目もない
「いくぜ必殺ぁぁぁぁぁぁぁぁぁつ・・・・・!!」
ヴァーミリオンを近くの小惑星にたたきつけ、その機体はとにかく高く上昇した
「真!一っ刀ぉぉぉぉぉぅ両ぉぉぉぉぉぉぉぉ断ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!!!」
旧ゼファーの比ではない。
シュウの滅茶苦茶な設定も、このためのような物だ
がっきゃぁぁぁぁぁ・・・・・・・・
洒落にならないくらいの音を立て、赤い機体は真っ二つになった
あれほどのスピードを誇った機体も、かたなしである
「・・・・・・すみません・・・ライゼル・・・」
「先に行ってな!
ヤツを生かしておくほど俺はバカじゃねぇ!!」
どぉぉぉぉぉ・・・・・・ん
ブレードを振り下ろしたままのインフィニオンを、爆発が淡く染めていった・・

「シュウ・・ところでもう少しなんとかならねぇか・・」
「何がですか?」
「・・名前・・・・・・」
ほとんど心の叫びにも近かった。


8・・大決戦!

「・・ゲリュオンホォォォォォムラァァァァァン!!!!!!」
本来ライフルとして使われるべきそれを、バットのように振り回す
浮遊していた岩塊をボールに見立て、打ち出すガン・ゲリュオン

「お?・・
やっと本隊の到着か・・ずいぶん遅いわね」
先端が細く後部がやたらとでかい戦艦が七隻と、巡洋艦クラスのが三十隻ほど
・・それから、スカイ・イージス
「・・隊長!
援護に来ましたぁ!」
「遅いっての!」
リィズに突っ込まれ、思わず引くレオネ
「と・・・・・とりあえず、クラインキャリアのほうへ・・
補給が最優先ですから・・・・」
(ちなみに先ほどの大型艦のこと。一隻で三百のギアを管理している補給艦)
「わかってるわよ。そのくらい」
「ところでラルフさんは?」
「はぁ?なに言ってるのよ、ここにいるじゃない」
指さした先、一段下のシートには・・
気絶して突っ伏しているラルフがいた
「本当ですね。」
笑顔のレオネ
・・彼の状態に関しては問題ないらしい・・
SGのギアがライフルを発射する中、ひときわ巨大なガン・ゲリュオンの帰還が目立った。

・・そして、帰還していたのはSGだけではない
ロディも一度、ブレードに帰還していた
いつの間にやらステルスを張っていたシュウのおかげで、周りの艦隊には一切気づかれていない
「メイは大丈夫なのか!?」
ロディはブリッジではなく、格納庫のドーマの元へ走っていた
「・・・・・・・あ・・・・・?」
そこで・・呆気にとられた
なにせドーマが「完全な形」で立っていたのだ
しかも「融合前の姿」に戻っている・・
「・・・・はぁ・・・・!?」
もうなにがなんだかわからない・・という様相のロディ
「あ、ロディさん・・」
「シュウ・・こりゃどういう・・」
「・・・すや・・・・・・・くぅ・・・・」
「・・・・・・」
開いたコクピットからは、メイの寝息が聞こえた
「えーとですね、どうもセプター化が解除されたら何もかも元通りらしくて・・
で、メイちゃんは全く無傷です
それどころかこのとおり、眠っていますから・・」
「・・・起きろ!」
ロディはシュウを押しのけ、コクピットをのぞき込むようにして怒鳴った
「ふえぇぇ!?」
またいつかのようにシートから転げ落ちるメイ
「いったたた・・・
あれ?」
彼女はすっとんきょうな声をあげた
「ボク・・なんでコクピットにいるの・・・?」
ロディはがくりとうなだれた
「・・・平和でいいな、おめーわ・・・」
「・・ねぇ・・・君、だれ?
・・・シュウ・・この子誰なの・・?」
寝ぼけているのもいつも通り
ロディは言い出そうとするシュウを押さえ、力の限り叫んだ
「俺だ俺っ!!ロディだよっローディス=スタンフォード!!!!」
「・・・ロディはもっと背高いよ。」
「・・・一回死んだからこーなってんだ!!」
依然として虚ろな視線のメイ
「・・死んだのに生きてるの?」
「・・・しょーがねぇだろ、そうなってんだから・・・・」
「じゃぁ・・・・ホントに?
・・・わ~い!!!ロディが生き返ったぁっ!!!!」
「ぐえ!?」
メイに抱きつかれるロディ
不意に来られたことと、今の身体の大きさ故に逃れられない
「ちょ・・・っ・・・まて・・・お・・・・・い・・・・・・」
「ロディ・・ごめん・・
ボクね・・ボクねぇ・・・・・・」
苦しむロディと聞いていないメイ。
シュウはそれを暖かく見守りながら思った
・・またケンカにならなきゃいいけど・・

・・ま、気を取り直して・・
「ブレードバッシャーの修復率は!?」
「ええマスター、八割方完了しました!」
一時間しかたっていないのにこの修復率
さすが、並じゃない戦艦。
「シュウ!高速機動モードだ!!
とにかく艦隊の中心部を目指すッ!!」

「了解しました。」
シュウの操作で、ブレードはステルスを解除する
「リアクターは再起動不能です
よって、クライン・バニシング・クラスターをメインエンジンとして稼働します」
「・・そんな物騒なモンリアクターの代わりになんのかよ・・・」
不安げにつぶやくロディ、それをすぐに止めるシュウ
「大丈夫です、だってこれは本来この船のメインエンジンだったシステムなんですから」
「・・・・そーなのか・・(半信半疑)
ってそんなんどうでもいいから発進だ発進ッ!!」
「了解!進路、敵旗艦へ!!」
・・とは言ってもどこにいるのかわかりませんけどね・・
内心、自分に突っ込みを入れるネス
「よっしゃ!ハデにやらかしたるわぃっ!!」
・・ちゅーてもまたハデにやられなきゃえーけど・・
同じく、シード。
「うっし・・・じゃ、俺もヒバリで出る!!」
「インフィニオンはどうするので?」
「・・・やっぱ合体メカはボスとの戦闘に限定するモンだろ?」
・・そんな理屈ですか・・
やれやれ・・
そう思いながらも頷くネス
「SGの本隊も到着したよーやし、こっからが本領発揮や!
帝国がどーしたっちゅーねん!!
いくらでもかかってきぃやぁ!!!」
言った矢先
敵集団に遭遇した
・・その数、二百・・
「どっ・・・・・・ぇぇぇぇぇぇぇ!?
そないに大所帯でこられても・・!?」
「やるしかないでしょう、シードさん
・・デストロイ、先行します」
ガンマがちゃっちゃと迎撃に移った
「おーし!
ローディス=スタンフォード!
GーH/77ヒバ・・・」
カタパルトに立って早々、いきなり射出される機体
「っっっっ・・・・・・・・・ぉわぁあああああああ!?」
またしてもロディはセリフの途中で飛ばされた
機体が小さい分、余計に早い

「あや、すみません
そういえばセリフがあったんでしたっけ?」
本気で忘れていたネス
・・なぜか頷くシュウ、シード。
「てんめぇはぁ・・・・・・・・・・・・(怒)」
迫る敵艦隊などそっちのけで、ブレードをにらむヒバリ
「マスター、帝国を殲滅するのでしょう?
でしたらあなたの敵は・・・あちらです」
正論である
「・・・・・・わぁったよ!!
ライゼルを見つけたら連絡する!
シュウ・・「ヤツら」の準備頼むぜ!」
「本当に「今」合体していかなくてもいいんですね?」
妙に気迫のあるセリフ
「う・・・・そう言われるとちょっと・・・」
「そんなのいいからはやくぅ!
・・ロディってばぁ!!」
「おわぁ!?」
やたらハイテンションなドーマに引っ張られ、問答無用でヒバリは画面奥に消えていった

「全兵装・・一斉射」
「グォォォォォォ・・・・!!」
静かな口調のガンマの声に、デストロイの咆吼が重なる
レールガンが直線を描き、その後ろからはレーザーの火線・・
さらに後ろからバルカンが列を成し、いくつか間隔を置いて加速粒子がラインを引いた
「敵艦隊・・当初の軍勢より四十%減・・」
「ガンマぁ、あとよろしくねぇ~!」
「了解していますとも。
では・・くれぐれもお気をつけて・・」
口調は穏やかだったが、その機体は破壊の限りをつくしていた。
シードが驚いていた二百の艦隊も、たった五分の一斉射撃でその数を半分にまで減らしていた
もちろん、増援が次々来ているのだが・・
「この程度なら三十分ほどで片づきますね。」
・・楽な話らしい。

「ところでマスター、旗艦はまたあの「ロンデニオン」なのでしょうか?」
「・・どーだかな・・
実のところライゼルの素性は知らねぇんでな、噂でしか・・」
「噂?」

「おう・・
なんでも「凄腕の海賊だった」・・とか
・・「実は強化人間らしい」・・とか
・・「黒魔術の使い手」・・とか・・」
「そんなのデマでは・・」
「どうでもいいよぉ、それより早くそのひとさがしてやっつけちゃおーっ!!」
「・・・・さっきからうるせーぞ、究極脳天気バカ娘。(キレ気味)」
「・・・・だって見つからないんだモン。(ふてくされ)」
モニター越しににらみ合う二人
「だぁーっ!!・・やっててもしゃーねぇっての!!
・・第一宙域が広すぎる・・もう少し範囲を絞れれば・・・」
「その必要はない」
「!!!」
いつ現れたのか・・
ヒバリとドーマのはるか前方に、二百メートルを超える超大型ギアが・・
黒い装甲に白いラインの入った凶悪な趣きの機体「エンペリア」
そう・・ライゼルの機体であった
「ローディス=スタンフォード君・・
あれで死んでいないというのはおかしくないか?」
「っせぇな・・俺がどうなろうと俺の勝手だ!!
てめぇみてーな仮面ヲタクにとやかく言われる筋合いはねぇよ!」
「そういえば・・そのお面、へん。」
メイまでもがそう言うのだから相当だろう
しかしモニターのライゼルは表情一つ変えていない
「・・言い残すことは?」
「・・そんなもんねぇよッ!!」
同時にバーニアをふかすヒバリとエンペリア
「えっ・・?」
出遅れたメイはあっけにとられている
ヒバリの両腕からレーザー・ブレードが、エンペリアの両腕からもレーザー・ブレードが発振する
そのままの加速でぶつかり合う四本の光・・
すさまじい光が辺りに散り、火花のように見えた
「でかけりゃいーってもんでもねぇぞ!!」
「・・ゼファーもずいぶんと小さくなった物だな・・」
「だからなんでぇっ!!どうあっても俺が勝つ!
てめぇをぶっ潰して俺は完全完璧勝利してやるぜ!!」
「・・無理な話だ」
エンペリアの肩が持ち上がり、ガトリング砲がヒバリを襲う
「ちっ・・・・!」

弾かれ、押し出されるようにして急速後退する
「・・シュウ!
ヤツらは!?」
「ええ、まもなくそこへ到着します」
後方からは二機の無人機が・・
「おっし!無限大系ソリッド起動・・・・」
フォーメーションに入ろうとした刹那・・
無人機がことごとく爆炎に包まれ、散った
「な・・・・!?」
見れば、エンペリアの両肩から残留した粒子がぱらぱらと噴出されている
「・・・くそっ・・合体封じかよっ!!」
「君はとんだ道化だな?
目の前で合体するのをやすやす見逃すわけもないだろう」
・・お前の部下は見逃したぞ?・・
突っ込みたかったが余裕がない
「インフィニオン・・一回こっきりの合体か・・!!」
舌打ちするより先にエンペリアからの砲撃がヒバリを狙い飛んでくる
バーニアをこまめに噴射し、軌道を変えつつ回避する
「原点はこいつ一機にあり、だ!!
うぉぉぉぉうりゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
例によって急上昇するヒバリ
「一・刀・両・断ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・んっ!!!!!」
最頂点でフォトン・サーフィングブレードを構え、一気に振り下ろす・・
がきぃぃぃぃぃぃぃん・・・
バリアも何も張ってはいない
小細工は一切ない・・
だが、剣先はその装甲に当たり止まっていた
「なんでだ・・・!?なんで切れねぇんだよっ!!!!」
「ワンパターンというヤツだ
一度見た技を私が忘れているワケもない」
再び弾かれるヒバリ
「うぉわぁぁっ!?」
「マスター!」
がし・・・
何かに受け止められ、機体の回転が止まった
「いってぇ・・・・」
「ロディ大丈夫?」
出遅れたドーマであった
「・・どうってこたぁねぇけど・・」

ロディは前方・・こちらを見据えているエンペリアをにらみつけてつぶやいた
「・・ブレードが効かねぇ以上は俺の技が通用しねぇんだよな・・・」
ヒバリの装備は三本の剣(レーザー×2、フォトン×1)と剣技・・
・・そしてロディのバカ根性のみ・・
「そうなの?」
「そうだよっ!!悪かったな!!」
「・・じゃぁボクの「そーどぶらすたー」で・・」
「得体の知れない装甲だ、
弾かれて帰ってきたヤツでこっちがやられるのがオチだっての」
「むぅ~・・・・・・(必死こいて思案中)」
「来ないのならこちらから行くぞ・・」
考えている暇もない
オールレンジからくる多重攻撃が、二人を襲う
「ひえぇぇぇ!?」
「インコムかファンネル・・なのか!?」
あながち強化人間の噂も当たっていたのか・・とか思ったが刹那
「うわわわわわわわっっっっっっ!?
ロディ後ろ・・・後ろ後ろぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!」
「バカ!?早く避けろぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!!!」
自分の事で精一杯だった二人が、いよいよぶつかってしまった
・・いや、ぶつからんとした時・・・・
・・「有線ビームランチャー」の一斉射撃により、ヒバリとドーマは爆発に包まれた
「・・・終わったな」
ライゼル、ブレードバッシャーのブリッジクルーもそう思っていた・・
だが。
「エネルギー値、反応消えていませんッ!?
それどころか・・・・上がっています!!」
「・・・勝ったな」
・・シュウがつぶやいた一言が、他の二人に聞こえたかどうか。
光は爆発のものではない
では・・何か・・
そう、それこそ・・・・・
「きぃぉぉぉぉおおおおおおおお・・・・・・・・・・!」
突然響き渡る甲高い鳴き声・・・
光の中から黒い影が浮かび上がる
「まだ生きていた・・?」
ライゼルの声はブレードにも聞こえてきた
「そうじゃない・・あれはやられたんじゃなく、ナノマシンの光だった」
シュウがもう一度口を開いた

「ナノマシン・・・?」
「てぇことは・・あの影ってまさか!?」
黒い影が、光の中で大きく動いた
翼をはためかせるように、その光から抜け出てくる「竜の形」をしたギア
「きぃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・!!!」
もう一声、今度は大きく鳴き声をあげる・・
「ふぃ~・・・驚かせやがってよぉ・・」
「ホント・・・びっくりしたよぉ・・・」
ロディ、メイ二人の安堵の声が聞こえた
「・・・ってうわぁぁぁぁ!?
こ・・ここはどこだぁぁぁぁぁぁっ!?」
「ふぇぇぇぇ!?
なんでセプターになってるのぉぉぉっ!?」
ばたばたと慌て出す竜型。
さっきまでの緊張感もどこへやら
「・・そうか・・
メイのナノマシンが作動して・・・・・
・・俺もヒバリも吸収されたワケか・・」
(ロディは有機物です、念のため。)
「よくわかんねーけど合体完了ッ!!」
「・・・ホントよくわかんないよぅ。」
「つべこべゆーなっ!!いくぞメイ!!「ゼファイラス」!!」
「ねぇ・・・なにそれ?」
「この形態の名前!!・・・今考えたんだけどなぁ(笑)」
「・・ん~・・・なんでもいいやっ!!
とにかくいっくよぉっ!!」
無茶苦茶な会話の後に勢いよく加速するゼファイラス
ネームセンスをどうのこうの言っていたが、結局シュウと似たり寄ったり。
「くだらん・・
・・合体したからなんだ?それで勝った気になるな・・!」
二百メートルの機体から、三千以上のレーザー砲塔が一斉射撃をけしかける
しかし一発たりとも当たりはしない
翼をたたみ、回転しながらレーザー網をくぐり抜けるゼファイラス
いくつか当たったレーザーも、大半が弾かれている
「突破完了ッ!」
「・・・・気持ち悪い・・・」
「・・・・酔うなよ・・(本気突っ込み)」
機体はメイで操縦はロディ
彼の無茶苦茶な操作についていくのはしんどいのも頷ける。

・・ゼファーっていつもこんな風に振り回されてたのかなぁ・・・
目を回しながらメイは思った
「来るぞ、メイ!!」
「来るって言われても・・!?
ふぇぇぇぇぇ!?ぶつかるぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」
エンペリアの巨大な腕が迫る・・
ばきゃぁぁぁ・・・・っ
かなり物騒な音がして、腕の方が吹き飛んだ
「へ?」
「・・やるじゃねーかメイッ!!」
・・てゆーかロディが操縦してるじゃない・・
ぼそり・・聞こえないようにつぶやいた
「ヴァーミリオンを倒したのもわかるな・・これなら」
「ようやく認める気になったかぁ?」
「・・ほざけ」
残った右腕がゼファイラスを包み込み、握りつぶしにかかった
「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「武装くらいついてるハズだよな・・」
メイの悲鳴が聞こえるが、ロディは次の行動に移っていた
「よぉーしッ!なんか出ろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
コンソールをだん、と叩く
ゼファイラスの両腕が動き、その腕から青白いプラズマが二発放たれた
二発ともエンペリアの肩近くに着弾し、閃光をひらめかせる
身体にかかる重圧がなくなったのを感じたメイは、すかさず間からすり抜けた
「・・痛っ・・・・・・・・たぁ・・・・・・・・・」
「その程度なら大丈夫だろ!
武器はだいたいわかった!!」
そう言いながらもう一度コンソールを叩くロディ
「きぉぉぉっ!!!!」
「ふぇぇ・・・?」
ゼファイラスの目が青い輝きに変わった
どうもヒバリのサイシステムが起動したらしい
「いっくぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
シャァァァァイニングゥ!フォトプロトォォォォォォォォン!!!!!」
「何それ!?」
「それっぽい事言えばなんか出るッ!!
それが根性ってモンだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ」
ゼファイラスの腕から白い光が現れた
それが・・機体の中央で収束されていく

一瞬にして巨大化したエネルギーが、その光の塊を巨大な球体へと変化させた
「うそ!?」
「ホントだよ!!
よっしゃぁぁぁぁぁ!!いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
懐からの一撃
エンペリアには回避する間もない
・・大きさが災いした
「そんなものごときで・・・」
腕はともかく、本体にはあの妙な装甲が使われている・・
・・のだが
その黒い装甲が、少しづつだが崩れ、表面から削れている
「な・・・・・!?」
ライゼルは初めて、本当に驚きの声をあげた
「重力・・レーザー・・反物質・・・
・・耐性を持っているというのに・・・か!?」
その光が何かはわからない
だが、結局ライゼルにそれを知る間など残されていない
・・機体全てが、巨大化していくその光に飲み込まれたため・・

それは同時に、ロディ達の勝利・・本当の勝利の瞬間でもあった。

「・・・・や」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ロディに代わってメイが歓喜の声をあげた
「・・・み・・耳が・・・」
狭いコクピットにはよく響き渡った
「何やってんのロディ?」
「でけぇ声だすなよ・・」
「は?」
「でけぇ声だすな」
「・・・え?」
「でっけぇ声だすなっつってんだぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

・・・なには、ともあれ・・・

黒い宇宙の闇の中・・
白い龍神ゼファイラスは、堂々たる勝利の咆吼をあげた・・



9・・冬。

「おめでとぉーぅっ!!!!!」
午後7時・・ユニオン・リバー事務所。
大騒ぎの声が聞こえ始めたのはその頃だった
「いやぁ・・めでたい限りですねぇ・・」
「ホントにもう。
こないにうれしいのは久しぶりや!!」
「そうだな!
よぉーし!ここぁ一つ、俺が音頭を・・」
「いよっ!社長!」
シード、ネス、ロディ、メイらが大騒ぎに転じている
「ねぇ~、もっとお酒持ってきてぇ~」
「サクラ様、それは飲み過ぎでは・・」
「いいのよう・・ほら持ってきた持ってきたぁ!」
いつの間にか来たサクラ、それに振り回されるガンマ
・・ロディの身体は元に戻っていた
地球に戻ってすぐに、サクラのいる「京都大学」へ直行
やっと再生した元の身体に、無事戻ることができた
そのこともあってかロディは死ぬほどハイテンションに騒いでいる・・

「・・・で、これってなんの騒ぎなのでしょうか?」
・・シュウからもっともな発言が出たのは、そう遅くもない頃・・
「そうだっ!?
そういやなんでこんなどんちゃん騒ぎを!?
ただでさえ年末で財源が乏しいってのにぃ!?」
「り・・・理由もないのにつられてしもたぁ!!!」
「・・いいじゃないですか、だってマスターの雪辱戦が終了して、帝国が崩壊して、
なによりマスターが事なきを得たんですから。」
・・静まるものの、再び騒ぎ出す一同
「そうよぅ・・・だからこそ・・こうしてお酒が飲めるってモンでしょぅ・・・」
「サクラ様・・あなた未成年では・・」
「・・・ネスちょん、そんなこと気にしたら高血圧で早死にするわよぉ?」
「いえあの、私はロボットで・・」
「よっしゃぁ!今日はとことん飲みあかそーぜぇぇぇぇぇ!!!!」
「社長!まずは一気や一気ぃ!!」
「そうか?ほんじゃ行くぜせーの・・」
調子に乗りまくるロディとシード
「あはははは・・ロディちょん、がんばってねぇ~」
すっかりできあがってしまい、それをはやし立てるサクラ
「あと、メイ様はお酒ダメですからね?」
「えぇ~?なんでぇ?」
「子供が飲むものじゃないんですよ?」
「ネスさん・・申し訳ないことですが、ご主人はもう飲んでいらっしゃるので・・・」
「え・・・・・・・・・・?」
・・見れば、すでにビールの缶が四、五本転がっている・・・
「ねぇネスぅ・・・ボクのぉ・・・どこが子供だってぇ・・?」
ずい、と寄ってきた彼女の目は、もはや視点が定まっていない
「め・・・メイ様ぁ~?・・・・・・・・(汗)」
「どぉこぉがぁ・・・・・・・子供だってぇ・・?」
「ひぇえぇえええええええええ!?」

・・てな感じで、どんちゃん騒ぎが本当にやたらと長く続いていた。

・・中国大陸、SG西安支部。
「乾っ杯ぁぁぁぁぁいっ!!」
・・こちらでも「慰労会」が開かれていた
(厳密には毎年恒例の「忘年会」と重なっただけだったりするが。)
「そんじゃぷわぁー・・・・・・・っとやってちょーだいっ!!」
リィズのかけ声に歓声が一気に沸く
「隊長!お疲れさまでした!」
「ありがと、ラルフ・・
そりゃいいけどレオネは?」
「レオネさんなら・・・」
見ればとても不思議な光景があった
周りではカラオケだの、酒を飲み明かすだの、本当にハデにやっている・・
が、レオネだけは違っていた。
「ふぅ・・」
なぜか一人だけ正座で、しかも湯飲みで茶をすすっている・・・
「・・・・あんたなにしてんの?」
真っ白になりながらリィズが問う。
「え・・?ああ、隊長ぉ・・
これですか?私、お茶好きでしてぇ・・・」
・・とんでもなく場違いよっ!!・・
言いそうになるのを必死にこらえた
なぜなら忘年会=無礼講・・
・・好きなようにぱーっと騒げ!なのだ。
「そ・・そう?じゃぁいいけど・・(苦笑)」
・・そういえば私・・去年の忘年会キャンセルしたっけ・・
事実を知らなかったのはリィズだけであった。
・・再び、ユニオン・リバー事務所・・
「そこで俺は言ったんだ・・・・!
まて!行くなぁぁぁ・・・・・・・!!」
「ホンマに行くなぁぁっっっっっ!!行ったらあかんわぁぁぁぁ!!!」
シードとロディの二人は謎の昔話に花を咲かせていた(つーか酔ってるだけ。)
メイはすでに酔いつぶれて(笑)眠っている
「シュウ~・・さあもう一杯いくわよん・・・・・・」
サクラは弟・・シュウにつっかかっていた
「姉さん、そこまで飲むことは・・・・」
「にゃぁにぃ・・?あんたぁあたしに酒飲むなっちゅ~の?」
「いや・・そうじゃなくて・・・」
酔っぱらい達に、シュウもたじたじである

・・事務所外のバルコニーには、ガンマとネスの姿があった
「・・色々ありましたねぇ・・」
「ええ・・」
夜空には月が黄色い輝きを見せている
下からはまだ、ロディ達の騒ぐ声が聞こえていた
「・・おや・・そういえば今日は大晦日でしたっけ?」
・・そう、一同が忘れていた一番の理由・・
今日は年末、しかも三十一日・・
つまりあと三十分で、新しい年になってしまったりするのだ。
「今のうちに祈っておきますか・・」
「何を・・ですか?」
ガンマの問いかけに、ネスは咳払い一つして・・・
「来年も平和でありますように・・・」
・・・来年「こそは」の方が正しい気がしますけど・・・


・・・ま、それはそれでありまして・・

ユニオン・リバー社の一同・・新年は珍しく、平和に過ごしたとか・・。








エピローグ・・2991年、某月某日より・・・

「・・いいか!ヤツは人質を解放するために来る・・
計画を無駄にするな!確実にヤツを探し出して・・消せ!」
「了解!」
・・とある惑星近くの衛星・・
SGの内部で反乱が起き、数十人の士官がその小さな衛星港に人質をとって立てこもった・・
よくある話で、SGの最新鋭兵器を奪って逃走・・
取り囲んでみたものの、SGは手が出せずにいた
「・・情けない・・
TCごときに依頼だと?
だからこそSGが不要、無能などと言われ続けているのではないか・・!」
「だから俺達が変えてやる・・」
誰もいなくなった部屋・・不意の声に、リーダーの士官は驚愕した
「そうとでも言いたいのか?」
「貴様は・・」
「おう、さっきから大暴れしてる侵入者だぜ?」
士官は銃を抜き放ち、「侵入者」を撃つ・・
しかし「侵入者」はそれより早く、彼の銃を撃ち弾いていた
かしゃ・・・・
銃が地面に転がる
侵入者は頭からローブのような物をまとい、少々大型の銃を構えていた
「早撃ちには自信あるんでね・・悪ぃな!」
「・・く・・・・・・・」
「さぁ、手を上げて・・・・」
こつ・・ん
そう言った「侵入者」の後頭部に、銃が突きつけられる
「そちらこそ・・な」
「ちっ・・・まぁだいやがったのかよ・・」
手を上げ、銃を落として滑らせる
「・・貴様を人質とは思わない・・
所詮、腐ったSGの犬・・・」
「だからなんだ?」
笑いの混じった声・・
そして・・なにかがそのローブから転がった
「・・だからなんだって聞いたんだよッ!!」
光と煙が周囲を包む・・
「うぉっ・・・・・!?」
・・・・・・・・・

・・それから、士官達はものの数分で片づいてしまった
「・・やっぱてめぇら、おとなしく引っ込んでたほうがよかったんじゃねーの?」
そういって「侵入者」はローブを脱ぎ捨てた
「・・シュウのヤツ・・ステルスとか言ってたが・・
・・熱っ苦しいだけの布きれじゃねぇか」
そう・・眼鏡をつい、と上げる仕草にこの乱暴な口調・・
・・ローディス=スタンフォードである
「リィズのヤツ・・仕事用意するっつーたから何かと思えば・・
俺は警察のご用聞きじゃねーっての・・」
しかし、「ギャラが高いから」といってほいほい引き受けたのも彼である。
「・・つれえなぁ・・・貧乏・・・(泣)」
どっごぉぉっ・・!!
衛星全体が揺れたかのような爆音・・
「うぉぉわぁぁっ!?」
「マスター!例の資料にあったギアが・・・・」
「案の定悪あがきか・・!
待ってろ!五分で行く!」
ロディは足下のレイノスを拾い、素早く駆けだした

「来るなら来いよ・・お前達が作った兵器だろ!?」
SGの新兵器・・・それは「加速粒子砲」を三門装備した巨大なギアであった
乗り込んだ士官は仲間がやられたことも知り、かなり錯乱しているようだ
「ふ・・ふふふふ・・・ふふふふふふふ・・・!」
加速粒子砲が衛星を包囲していたSG艦隊をかすめる
・・永久機関を装備し、無限のエネルギー供給を可能にした・・
矢先にこの事件。
無限に動けることと、無限展開のバリアシステム・・
「貴様らに勝ち目など・・」
「やりもしねぇでほざくな!ボケ野郎!!」
割り込んできた通信に、いささか驚いた様子の士官・・
「な・・・何者だ!?」
がきゃぁぁぁぁ・・・・
機体の右から反応があったかと思うと、接近した何かに機体が凪ぎ払われていた
「ぐぉぉっっ!?」
・・何!?・・
頭部カメラがその「何か」を捉える・・
・・頭部が赤く全身は青と白、ギアにしては珍しい「羽を持ったギア」・・
「物騒なモンパクって暴れてんじゃねー!!
少しは被害って物考えたらどーだ!!!」

・・少なくとも、そのセリフはパイロットにあっていない・・
このギアのパイロットは・・ロディ。
つまりこのギアは・・「インフィニオン」である
「念のために合体してきたが・・・その必要もなさそーだな・・」
ロディはそう言いながらもフォトン・サーフィングブレードを手に持った
「・・・・ま、こいつの復活祝いだ!
・・・一撃で仕留めてやるぜぇ!!」
「ふざけるなぁ!!
・・貴様!バカにするのもいい加減にしろ!!」
「へいへい
そんなに格好悪いやられ方がお好みか?
・・わかりました・・・よっと!!」
加速粒子砲が再び放たれるも、インフィニオンは軽い上昇だけで回避した
「覚悟しろよぉ・・・・!!!」
途中からスピードが上がり・・・
「ひぃぃぃぃぃぃっっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁつっ!!!!!!
一・刀・両・断ぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!」
急降下に切り替わり、そしてそのままの加速で・・・
がっごぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・ん
バリア、装甲、いかなる物をも無視して叩ききった・・


「っしゃぁ、今日も快調快調♪」
「呑気ですね、マスター」
「・・・一撃で片づけたじゃねーか・・
何か不満でもあんのか?」
「・・・・あの兵器の「奪取」も仕事の内だったんですよ!?」
「・・なぬ・・?」
「だからこそ資料はしっかり読んでくださいって言ったでしょぉぉぉぉ!!!」
「・・・払う代金・・・どのくらいだ・・・?」
「・・・・・・・・」
わかることだろう。
ロディがその場に崩れ、思わず「甲子園で負けた高校球児」のように大泣きしたことを言えば。

一方その頃・・
ブレードバッシャーはロディ、ネスと別な仕事を終え二週間ぶりに地球圏へ向かおうとしていた。
ガンマ、シード、メイ、シュウ・・
それから・・
「お疲れさんねぇ、ほーんと。」
・・サクラである。
「せやでぇ、ホンマサクラはんの言うとーりやなぁ・・
いくら財政難ゆうても、一度に二つ三つ仕事受けんでも・・」
「効率的にはいいのですがね・・
なにせ、こちらは機械のトラブルでしたから」
ガンマの言う事に間違いなし。
サクラ、シュウ姉弟がそろった時点で、科学のことは完璧。
シードが砲手、ガンマ、メイがギアを行使する・・
・・だいたいのことは簡単にこなすメンバーであった。
「雷王星宙域に到達しました」
「了解・・
亜空間航法・・スタート!」
「さぁ~て、帰ったら・・なにしようかなぁ~?」
・・ブレードバッシャーは、亜空間へと消えていった・・

ロディ達も地球、セルムラントへ帰ってきていた
・・そう、いつものユニオン・リバー社事務所へ・・

彼らが一体、いつまでTCを続けるのか、あるいは生涯やり通すつもりなのか・・
それは、本人達しかわからないことなのだと思う・・











            完。



























・・というわけで・・

ユニオン・リバーという名の会社。
・・その話はここまでです。
滅茶苦茶で、大雑把で、とてつもなくどこかで見たような話・・・
ですが、始まりです


セプト・ギアという長くて短い話の、ほんの初めの5ページ・・です。













次回予告・・

「ブレードバッシャーが行方不明になりました・・」
「なにをぅ!?
そりゃホントーかっ!?ネスっっっ!?」
「本当です」
「嘘じゃねーな?」
「本当ですって」
「スターどっきり大作戦とかじゃぁねぇだろうな?」
「あなたスターじゃありませんし。」
「いっそドリフのネタにでも使おうってかぁ!?」
「加藤茶がいい味だしてますよね。」
「・・・・わけわかんねぇ・・」
「だから・・・
ま、次回からもこんな展開なんでしょうっていう予想ですよ。」
「あ、なんだよ・・おどかしやがってぇ・・・(安堵)」
「でもブレードバッシャー行方不明の話は本当なんですけどねぇ。」
「くぉらぁぁぁぁぁぁ!!!!!てめぇは何を考えてやがるんだぁぁぁぁ!!」
「今後のことですよ、今後の。
ではみなさま、またお会い出来る日まで~・・・」
「次回予告ってどーいうこったぁぁぁぁぁぁぁ!?」


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