リュウちゃんの懐メロ人生

2010/08/14(土)12:22

友人来る(1)~夏の甲子園と六甲山

  夏空に 球児が躍る甲子園リュウちゃん、8月9日(月)に、生まれて初めて甲子園球場に高校野球見物に行って来ました。お目当ては、この日の第2試合、早稲田実業-倉敷商業戦、リュウちゃんの生まれ故郷であります三重県にも、現在住んでいます奈良県にも、何ら関係の無い二校の対戦を何故見に行ったかといいますと、実は、早稲田実業野球部OBで、リュウちゃんのレコード会社在籍時代の友人でもあります愛称「ノンちゃん」が、わざわざ茨城県から甲子園に、母校応援の為に来たので、彼に付き合ったという次第です。 「ノンちゃん」と出逢ったのは、かれこれ30年くらい前になります。リュウちゃんが在籍していました大手レコード会社の営業セクションの一年後輩で、会社での仕事を通じて知りあったのですが、仕事はさておき、仕事の後の「飲み友達」として、ずっと付き合ってきました。彼は入社以来、ずっとそのレコード会社一筋のサラリーマン人生を送り、3年前に定年退職をしました。勤務地もずっと首都圏一本槍、リュウちゃんのように、途中で会社を変り、勤務地の首都圏と大阪を行ったり来たりのサラリーマン人生とは少し異なり、38年のサラリーマン人生の期間、ずっと茨城県の自宅から通勤したという、現代では稀な恵まれた通勤ライフを送った人間です。 と、いうような次第で、約40余年に渡る「ノンちゃん」との付き合いは、殆どがアフターファイブの「飲む」付き合い、飲んだ後には決って「カラオケ」、リュウちゃんもノンちゃんも、共にマイク・ハナサナーズのタイプで、二人でカラオケ店に行きますと、それこそ一晩中、次から次へと懐メロのオン・パレードとなり、それこそ徹夜で歌いまくる事もしばしばありました。 リュウちゃんが退職して奈良で第2の人生を送り始めた4年前、茨城のノンちゃんから、「母校の早稲田実業が甲子園に出場するので、応援に行きたい、そのあとで、久し振りに一杯やりませんか?」という電話がありました。リュウちゃん、「OK!それじゃ、リュウちゃんの家は甲子園に電車で1時間余で行けるから、なんなら家に泊まりなよ」 という訳で、その時には、甲子園に彼が一人で応援に行ったあと、奈良で久々の「飲み会」そして、久し振りの「カラオケ」を楽しみました。 この年の早稲田実業は、「ハンカチ王子」こと、斎藤 佑樹投手を擁し、優勝したのですが、応援に来たノンちゃんも茨城に帰れなくなり、結局、リュウちゃんの家に4泊しました。その間、リュウちゃんは4日間、彼と「カラオケ三昧」の日々を送ったのであります。 4年ぶりに早稲田実業が甲子園に出場が決りましたので、リュウちゃん、ノンちゃんに、以下のようなメールを打ちました。 早実、やりましたな! また来阪の際には、宿を提供します。 そして、いろいろと打ち合わせをした結果。今回はリュウちゃんも初めてノンちゃんと一緒に甲子園に観戦に行く事になったという次第です。 8月9日午前10時30分に、甲子園の3塁側の座席に陣取った瞬間、危惧していた事がすぐ現実のものになりました。 選手の顔が見えない、背番号が見えない、打球が何処に飛んだのか判らない、極め付きは、スコアボードの文字が全く見えない!!! 実はリュウちゃん、6年前の退職直後に、糖尿病性網膜症を発症し、以来、50m以上離れた物体の判別が非常に難しくなったのです。人物の顔は、10m位離れると判別不能、新聞の文字や、パソコンの文字なども、5倍の拡大鏡を使って、やっと判別出来るという情けない状態、このブログの文字も、実は拡大鏡で逐一、文字を確認しながら打っている状態、時間は掛かるし、入力ミスが多いのも、網膜症のせいなのです。 で、試合中のゲームの進行状況は、殆ど判らなかったのですが、甲子園の熱気は、肌で感じることが出来ました。試合は2-0で早稲田実業が勝って、2回戦(本日第3試合・対中京大中京)に駒を進めたのですが、今回の試合の感想をノンちゃんに聞きましたところ、「投手戦じゃなくて貧打戦、ピッチャーの鈴木君は、速球も130キロ台で、4年前のハンカチ王子の時のように、優勝するには力不足だろう」とのクールなコメントが返って来ました。 午後1時過ぎに、お目当ての第二試合が終りましたので、甲子園を後にしました。夜の「飲み会タイム」まで、かなり時間があります。何処へ行こうか? リュウちゃん、20余年の奈良在住の間、一度も行った事の無い六甲山にかねがね行ってみたいと思っていましたので、 「よし!六甲山に行こう」 甲子園から六甲山のケーブルカーの「六甲ケーブル下駅」までは、阪神御影(みかげ)駅から市バスで約30分、標高差約500mの六甲山上駅までは、約10分の行程です。山上駅に着いたのが午後3時過ぎ、二人とも六甲山は初体験で、何処へ行こうかというあては無かったのですが、駅で見た観光案内から、「高山植物園」に行ってみようという事になりました。 六甲高山植物園は、植物学の権威。牧野富太郎博士の指導の下に、昭和8年開園、海抜865mのところにある為、年間の平均気温は9℃、この寒冷な気候を利用して、約1500種の高山植物が植えられているそうです。 植物園に入ると、少し雨が降って来ました。それで雨宿りを兼ねて、園内にあります「映像館」で、数々の高山植物のスライドを30分ばかり見て、外に出ましたところ、辺り一面は下の写真のように、霧の覆われていました。 ここは摩周湖か!? 当日の甲子園の気温は、33℃位、ところが、六甲山上に降り立った時は、まるで下界の高温が嘘のように、冷んやりとして涼しい、快適な気候でした。 甲子園から、僅か30分の所に、上高地にも匹敵する避暑地がある! これが「妙齢の女性」と二人連れならば、ロマンティックな気分になって、百万ドルの夜景を楽しもうかなという気分になるのでしょうが、むくつけきオジさん二人組ではそうはならず、早々に下山し、夜6時からは大阪の割烹料理店でビール飲み放題、更にリュウちゃんの近所のカラオケ店で懐メロ歌い放題と、ノンちゃんとのいつものパターンと相成ったのでありました。ノンちゃんは今回、リュウちゃん宅に2泊しました。翌日の模様は、近々UP予定です。

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