リュウちゃんの懐メロ人生

西横綱・藤の木古墳
やはり斑鳩コスモス街道の東横綱は法起寺だ！

（前回のブログの続きです）

斑鳩神社の裏手のコスモス畑から墓地裏の小道を降りますと、斑鳩三塔の一つ、「法輪寺の三重塔」が見えてきます。

ここも斑鳩の里の隠れたコスモスの名所だ！

ここのコスモスは、「コスモス畑」ではなく、小道の横手に一列に背丈の高いコスモスが植えられています。観光用に植えられたものではないのですが、小道の途上で突然、視界が開け、素敵なコスモスの向こうに法輪寺の三重塔が飛び込んでくるという、屈指のコスモススポットなのです。

下の写真は、法輪寺の周辺にある三井（みい）の集落に入って撮りました。この集落に因み法輪寺は地元では「三井寺（みいでら）」とも呼ばれているのです。

法輪寺は、聖徳太子の病気平癒を祈願し、御子の山背大兄王（やましろのおおえのおう）が建立したとされています。

山背大兄王は皇極天皇２年（643年）、蘇我入鹿に討たれ、ここに聖徳太子の血脈は絶えてしまったのです（蘇我入鹿はこの１年半後、飛鳥板蓋宮の大極殿に於いて、中大兄皇子（天智天皇）に討たれ（乙巳の変）、ここに権勢を誇った曽我氏も滅亡したのです。歴史の有為転変の空しさを感じますね）

下記の写真は、法輪寺から法起寺への道の横手にある、山背大兄王の墓地に比定されている「岡の原」という小山の付近のコスモス畑です。

いよいよ「斑鳩の里のコスモス街道」の終着点、

法起寺の三重塔が視野に入ってきました。

「法起寺（ほうきじ、ほっきじ）」は、法隆寺、中宮寺、四天王寺などと共に、「聖徳太子建立７寺」の一つに数えられ、国宝の三重塔は法隆寺の建造物47棟と共に、「法隆寺地域の仏教建造物」として、1993年、日本初のユネスコ世界文化遺産に認定されました。「法起寺」付近のコスモスは近所の農家の人々が寺の付近に美しい景観を作る目的で、休耕田を利用してコスモス畑を作りました。

さすがに奈良四大コスモス名所の一つ、

法起寺は斑鳩の里のコスモス街道の東の横綱だ！

ここのコスモスは、三重塔をフレームに入れると、リュウちゃんのようなバカチョンデジカメしか持たない素人でも、それなりの写真が撮れるのです。
でも本当は、「決定版！」と云える写真を撮るのは至難の業、ですから何時撮影に来ても撮った写真に不満が残り、「また来年も撮影に来よう」となるのです。

リュウちゃんの影が写り（笑）、少し陽が傾いてきましたので、もと来た道とは少し違う道を通り、家に帰りました。

下の写真は、「中宮寺宮墓」の近くのささやかなコスモス畑です、後方の小山は前述した山背大兄王の墓地とされる「岡の原」のお尻です（頭かな？）

以上がリュウちゃんの発見（！？）した「斑鳩の里のコスモス街道」の全貌です。

皆さま、秋の斑鳩の里に来られる機会がありましたら、

単なる「三塔巡り」だけでなく、

コスモス街道を歩いて見て下さいね！

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先週末、ブログ友の「踊るひつじ」さんが「正倉院展」を観るために埼玉県から日帰りで奈良に来られました。その時、奈良の古書喫茶で初めてお逢いすることが出来ました。
http://plaza.rakuten.co.jp/odoruhitsuji/diary/201511070000/#comment

想像していた通りの素敵な女性！
おかげでリュウちゃん、26歳ほど若返りました（笑）

下の写真は、「踊るひつじ」さんに差し上げた富有柿の原木です（貧弱！）

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺（子規）