リュウちゃんの懐メロ人生

2017/02/26(日)11:59

2017年の梅行脚(1)~道明寺から大阪城梅林・大阪天満宮へ

花遍路・花のフォトブログ(117)

2017年初の梅行脚, 大阪城梅林はまだ5分咲きだ。 今年も新聞の「梅便り」が始まりました。 2月末の現時点では、和歌山の南部(みなべ)梅林、岩代梅林などは「満開」、しかし、奈良の3大梅林(賀名生(あのう)梅林、広橋梅林、月ヶ瀬梅渓)はまだ「咲き始め」、 和歌山の梅林と奈良の梅林では、 満開時差が一か月くらいあるのだ! 京都や大阪の平地の梅林は五分から七分咲き、1月8日に行った大阪城梅林公園もほぼ七分咲き、 よし、今回は大阪城梅林を中心に、大阪の梅行脚をしよう。 ということで、先日、以下のコースを「梅行脚」して来ました。 「道明寺天満宮」(藤井寺市)~「大阪城梅林」~「大阪天満宮」~お初天神 こりゃ、「天神さん」巡りだ! 午前9時、近鉄南大阪線「道明寺駅」到着、駅から道明寺天満宮までは「徒歩3分」とのことですが、方向音痴のリュウちゃん、少し迷ってしまい、駅から天満宮まで20分近くの掛かってしまいました(苦笑) 入場料金300円を払って梅園に入場、 道明寺天満宮の地は、菅原氏・土師氏(はじ)氏の共通の祖先にあたる「野見宿禰(のみのすくね)」の所領地で、平安時代には菅原道真のおば「覚寿公」が住んでいて、道真もよくこの地を訪れたそうです。道真が大宰府に左遷される途中に立ち寄り、おばの覚寿公と別れを惜しんだとされています。 道明寺天満宮の梅園には、80種800本の梅が植えられています。 この日はまだ「五分咲き」ほぼ満開の梅もあれば、まだ「蕾」の梅もあり、全体的に「梅の花園」とはなっていませんでしたが園内全体に馥郁たる梅の香が漂っていました。 下の写真は梅園の外側にある「しだれ梅」、 道明寺天満宮で一番の梅の木だ! 事前の下調べで、この近くに「応神天皇陵」があると判っていましたので、近くまで行って見ました。 <応神天皇陵> ★正式名称→誉田御廟山古墳 (こんだごびょうやまこふん) ★全長425メートルの前方後円墳(堺市の「仁徳天皇陵」(486メートル)に次ぐ全国第2位の規模を誇る巨大前方後円墳) 下の写真は「応神天皇陵」の側面、前方に見える山並みは葛城山系です。 しかし、横から見る「応神天皇陵」は味気ない! 天皇陵と判っていなければ単なる森だ。 宮内庁さん、 陵の一部だけでも一般に公開して欲しい! 道明寺天満宮と応神天皇陵の往復に1時間位掛かってしまいました。再び道明寺駅に着いたのが午前11時過ぎ、終点の「阿部野橋駅(天王寺)」に着いたのがちょうどお昼時、あべのハルカスの下のいきつけの魚料理店で昼食、 プファ~、ビールが旨い! 海鮮丼のネタが新鮮だ! 昼食を終え、大阪環状線に乗り、森ノ宮で下車、 大阪城梅林はまだ「3分咲き」だ!? 「大阪城梅林公園」には、約100種、1270本の梅が植えられています。上記写真で見た感じでは、「一見3分咲き」でしたが、園内に入りますと、かなりの木が満開に近い状態でした。うん、なかなかの「見頃」だ! この日、梅林で見た唯一の「蝋梅」、 他の蝋梅はもう終わってしまったのかな? 梅林散策を終え、再び環状線に乗り、「天満駅」下車、ここは全長2,6キロもある「日本一長いアーケード商店街」の「5丁目」です、目指す「大阪天満宮」は「2丁目」、アーケードの上に天満宮の象徴である「鳥居」の飾られた商店街を延々と歩きました。 天満駅から約20分で大阪天満宮到着。 <大阪天満宮> 901年に菅原道真が藤原時平により大宰府に左遷させられた時、道真は現在の大阪天満宮の地にあった大将軍社に参拝、2年後に道真が大宰府で没した直後から、道真を「天神さま」とする「天神信仰」が始まりました。 道真の没後約50年後、村上天皇の勅名により、この地に大阪天満宮が創建されたようです。 京都の北野天満宮と違い、大阪天満宮には殆ど梅はない、 何でやねん? ちょっとガッカリ、以前来た時はもっと梅があったように記憶しているのですが、、何故なのでしょうね。 気を取り直し、最終目的地、大阪駅の近くにある「お初天神」に向かいました。 ここは、「梅の名所」ではないのですが、大阪天満宮から大阪駅に歩いて行く道の途上にありますので、「ついでに立ち寄り」したという次第です。 <お初天神> ★正式名称は、露天神社(つゆのてんじんじゃ)、創建は西暦700年頃、 ★菅原道真が大宰府に左遷される前、やはりこの神社に立ち寄り、以下の歌を残したとされています。 露とちる 涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出づれば ★この神社が「お初天神」と呼ばれるようになったのは、元禄時代の近松門左衛門の人形浄瑠璃「曾根崎心中」の大ヒット以来です。「曾根崎心中」のヒロイン、遊女「お初」は、幼馴染みの手代「徳兵衛」と道ならぬ恋に落ち、この神社の裏手で心中を遂げます。「曾根崎心中」の大ヒット以来、露天神社という正式名称は、殆ど忘れ去られてしまったようです。 下の写真は「お初天神」の境内にあった若干の梅です。 お初天神は「恋人の聖地」なのだ!? でも、70歳を超えたリュウちゃんには、 もはや「無縁の聖地」なのでした(トホホ!)

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