2017/04/30(日)22:39
2017年の桜紀行(6)~「大阪造幣局桜の通り抜け」
大阪造幣局桜の通り抜けの「今年の桜」は緑のウコン桜、
青春時代の憧れが蘇る。
4月16日(土)、久々に「大阪造幣局桜の通り抜け」に行ってきました。
関西では毎春、桜の季節になりますと、このイベントが大きな話題になり、関西のテレビ局の殆どがこのイベントを中継します。
関西の桜ファンは毎春、このイベントに気もそぞろ、、、
リュウちゃんもミーハー人間なので、
「大阪造幣局桜の通り抜け」に行かないと春が明けない、
という思いにとらわれてしまうのです。
(このイベントの来歴等につきましては、下記のサイトを参考にして下さいね)
<大阪造幣局の桜の通り抜け。2017年の日程と見どころは?>
http://afun7.com/archives/3447.html
事前のテレビ報道によれば、今年のイベントは、
(桜の木の本数):350本、
(桜の種類):134種類、
(2017年の桜):「鬱金(ウコン)」
なのだそうです。
「桜の通り抜け」の中では、
★一方通行で逆戻り出来ず、文字通り「桜の下を歩いて通り抜け」するだけ、
★見学のみで、ここでは飲食不可、桜の下での宴会はもっての外、
リュウちゃんの一番苦手な桜見物のパターンなのだ(苦笑)
なので、家で予缶ビール(2缶)を飲んでから、ホロ酔い気分で、午後から出掛けました(苦笑)
午後1時過ぎ、大阪造幣局の最寄り駅の地下鉄谷町線「天満橋駅」到着、
駅から北に向かいますと、まもなく大川(淀川下流、旧:淀川)に掛かる「天満橋」を渡ります。ここから既に交通規制が掛かり「橋の上では立ち止まらないで下さい、写真は撮らないでください」と交通整理の警官から絶えずアナウンスがあります。
下の写真は「天満橋」の上から撮った(苦笑)大川左岸の風景です。
橋を渡り切った所で右折し、そこから10分ほど進みますと、「大阪造幣局桜の通り抜け」の入り口です。入り口から出口までの距離は560m、
「通り抜け」の中は下の写真のような状態です。
一つ一つの桜をゆっくり見物する時間はありませんので、「先ず桜の花を素早く撮影し、次に桜の名前のプレートを素早く撮影する」という方法で、以下の写真を慌ただしく撮影したのです。
以下、この日に撮った桜の種類を紹介致します。
この日は、桜の写真と種類をシンクロしただけですので、その桜がどんな由来の桜なのか。一部、説明文の立て札が設置されている桜を除いては、サッパリ判りません。桜の由来につきましては、下記のサイトを参考して下さいね。
<このはなさくや図鑑:日本の桜>
http://www7b.biglobe.ne.jp/~cerasus/cera-a/c-omuro.html
<紅笠>
<法明寺(ほうみょうじ)>
<関東有明>
<平野妹背>
<笹部桜>
<紅南殿(べになんでん)>
<祇王寺祇女桜>
(説明文)京都「祇王寺」にある桜で、「平家物語」の祇王祇女にちなみ、この名がつけられた優雅な桜で、花は淡紅色で、少し芳香があり、花弁数は15枚ほどある。
<桐ケ谷>
<平野撫子>
<大提灯>
<楊貴妃>
<紅手毬>
<一葉(いちよう)>
<永源寺>
そして、全134種の中から、「今年の桜」に選定された「鬱金」です。
<鬱金(ウコン)>
(説明文)造幣局では、皆さまが「桜の通り抜け」に親しみを持っていただくため、数多くの品種のうちから、一品種を選び、今年の花として毎年ご紹介しています。今年の花「鬱金」は、古くから知られた桜で、江戸時代に京都「知恩院」に植えられていたといわれ、樹勢は直立高木で、花は淡黄緑色のショウガ科のウコンの根に似ているところから、この名が付けられました。花弁は10~15枚あります。この「鬱金」は、「桜の通り抜け」を記念して販売されている硬貨セット及びメダルのデザインにも使用されています。
(リュウちゃん追加説明)「緑色の桜」は、「鬱金」の他に「御衣黄(ぎょいこう)桜」、「黄桜」の3種が知られています。リュウちゃん、「ウコン桜」の名前は、学生時代に愛聴した「中田喜直女声合唱曲集」のレコードに収録されていた「ぶらんこ」(詞:安西冬衛)という合唱曲で、名前だけは親しい存在でした。以下に1番の歌詞を紹介します。
(「ぶらんこ」詞:安西冬衛)
ひっそりとぶらんこが
花の樹かげです
鬱黄桜(うこんざくら)の匂う
夜ふけです
ぶらんこは可惜(あたら)
春の風流(すさび)
おけしおく稚児は
今ゆめじです
この合唱曲、You-Tubeで紹介したかったのですが、残念ながらYou-TubeにはUPされていませんでした。2分弱の短い曲なので、歌われる機会が少ないからなのでしょうね、少し残念な思いです。
<駒繋(こまつなぎ)>
<御室有明(おむろありあけ)>
<関山(かんざん)>
<二度桜>
(説明文)山桜系の桜で、一重、八重、二段咲き(花の内側にも蕾が出来る咲き方)の花が見られ、二段咲きで、内側の花がやや遅れて咲くことから、この名が付けられた。
<蘭蘭(ランラン)>
(説明文)上野動物園のパンダ「蘭蘭」の死を悼んで、昭和55年の子供の日に北海道松前町の子供達が命名した。花は白色に近く、花弁は15~20枚ある。
(リュウちゃん)「ランラン」といえば、昭和49年に「恋のインディアン人形」でデビューした双子の少女ユニット「リンリン・ランラン」を思い出します。
当時レコード会社の営業にいたリュウちゃん、彼女たちのキャンペーンに付き合ったことを懐かしく思い出しました。
(「恋のインディアン人形」(リンリン・ランラン)
https://www.youtube.com/watch?v=Jpd5_sSSlfs「ランラン(Lang Lang、郎朗)」という人気ピアニストがいますね。彼は、かの「のだめカンタービレ」で、上野樹里のピアノ演奏を全て吹き替えたのだそうです。(モーツアルト「トルコ行進曲」演奏:ランラン)https://www.youtube.com/watch?v=uWYmUZTYE78
<朱雀>
<大手毬>
<雨情枝垂(うじょうしだれ)>
「通り抜け」でほいぼ唯一のしだれ桜です。
<紅豊(べにゆたか)>
<山越紫>
<雨宿(あまやどり)>
(説明文)東京・荒川堤にあった桜で、葉かげに垂れて咲く形があたかも葉かげに雨をよけているように見えるのでこの名がある。蕾は淡紅色、花は白色、花弁数は10~15枚である。
<日暮(ひぐらし)>
<思川(おもいがわ)>
<白雪>
全長560mの「桜の通り抜け」、1時間と少しで出口に達しました。
今日は最終日の2日前だったのですが、八重桜が多いせいか、まだ半分程の桜が「蕾」状態、
大阪造幣局様、
是非、公開期間をあと一週間程延長して、
全部の桜の満開を見せて下さいね。
「通り抜け」の外に出れば、そこは大川土手の満開のソメイヨシノと屋台の列、リュウちゃんの好きな世界です。屋台に入り、おでんをツマミに缶ビール(2缶)で改めて「お花見」を楽しみました。
プファ~、ビールが旨い!
大川土手の満開の桜が眩しい!
下の写真は帰路の大川川岸・天満橋の上から撮りました。
まるで滝廉太郎の唱歌「花」の世界!
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かひ)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき
https://www.youtube.com/watch?v=8G1EKV9ASjU
ついでにもう1曲、「大川」に因んだ美空ひばりの名曲です。
(美空ひばり「大川ながし」)
https://www.youtube.com/watch?v=dX2QFydDXTE
東京の隅田川下流も、
江戸時代には「大川」だったのだ!