リュウちゃんの懐メロ人生

2018/08/04(土)09:39

2018年赤目四十八滝夏紀行(1)

国内旅行(109)

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 赤目四十八滝、本当に48の滝があるのだろうか?実際の滝の数を数える散策の旅。 (千手滝) ​平地では連続して37℃の酷暑が続く7月下旬の或る日、久しぶりに三重県名張市にある「赤目四十八滝」に足を運んでみました。​ 街は酷暑だが、赤目は涼しい筈だ。酷暑の街を逃れ、赤目に避暑に行こう。 リュウちゃん、これまで赤目四十八滝に行くときは全て女房殿の運転する車の助手席に乗って行ったのですが、今回、女房殿は留守、運転免許を持っていないリュウちゃんといたしましては、公共交通で行くしか方法はありません。 リュウちゃんの住んでいる斑鳩町から赤目四十八滝への公共交通でのアクセスは以下です。​JR法隆寺~JR王寺~(乗り換え)近鉄新王寺~近鉄西田原本~(乗り換え)~近鉄田原本~近鉄八木~(乗り換え)~近鉄赤目口~(乗り換え)三重交通バス赤目口~三重交通バス赤目滝、​ 乗り換えが4回もある!直線距離は近いが、 公共交通で行くのは大変だ! 例に寄りまして、近くのコンビニで買ったおにぎり弁当とリュウちゃん特製(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、午前8時過ぎに法隆寺駅を出発しました。 ​午前10時30分、赤目四十八滝の入り口である「サンショウウオセンター」前に到着。​ ​この辺りの住所は、名張市赤目町長坂、​​​実は赤目四十八滝は長坂山(標高584m)の麓を流れる「滝川」の渓流に沿った滝の総称なのです。​​ 下の写真は、サンショウウオセンターの近くから見上げた長坂山(たぶん?)です。 今回の赤目四十八滝散策の目的は、避暑の他に、以下の目的があったのです。 四十八滝と言うが、 本当は幾つの滝があるのだろう?滝の数を極めたい! 午前10時30分、赤目四十八滝に入場、以下、標識のある滝を順に紹介致します。 ​​(1) 行者滝​​ ​伝承によると役行者が修行した滝であることから行者滝と名付けられたそうです。滝の落差約5mとされていますが、本日観た限りでは、せいぜい1m程度、​ ​役行者の修行した昔はもっと大きな滝だったのかな? ​​​(2) 霊蛇滝​​ 落差約6m、幅3m、白蛇が岩の登って行く姿に似ているので、霊蛇滝と命名されました。 ​小さいが美しい滝だ。​ ​​(3) 不動滝(最初の赤目五瀑)​​ ​​赤目四十八滝で最初に出てくる大きな滝です。落差15m、赤目四十八滝のうち比較的大きな5つの滝を「赤目五瀑」といいます。不動滝は最初の「赤目五瀑」です。 昔、「赤目の滝参り」といえば、この不動滝に参ることを指したようです。​​幅7m、滝壺の深さ10m。不動明王にちなんでこの名が付けらたようです。明治時代までは、この滝から先は原生林で、立ち入ることが出来なかったようです。 明治時代までは 「赤目四十八滝」ではなく、「赤目三滝」だったのだ!? ​​(4) 乙女滝​​ 落差約1m、滝というよりは、単なる段差のような感じですが、なだらかな姿から乙女滝と名付けられたようです。 ​​(5) 大日滝​​ この滝は、上の写真のように、標識しか見ることが出来ませんでした。家に帰ってから改めて調べましたところ、この滝は下の写真の標識から「滝川」の渓流を離れ、20分ほど険しい山を登った所にあるようです。以下はネットからお借りした大日滝の写真です。 落差30m、幅7m、大日滝は赤目最大の滝で 「幻の滝」なのだ! ​​(6) 千手滝(2つめの赤目五瀑)​​ 落差15m、幅4m、滝壺の深さ約20m。岩を伝って千手のように落水するところから名付けられたとも、千手観音にちなんで名付けられたとも言われています。​この滝壺の前に赤目唯一の「千手茶屋」という茶店があります。​ ​時刻は午前11時、茶店のおばちゃんに、ここの現在の気温を聞いたところ、 ​「26℃です」​との答え、​ やはり下界より7℃位気温が低い!赤目に避暑に来て、正解だったのだ!? ​​(7) 布曳滝(3つめの赤目五瀑)​​ 落差30m、滝壺の深さ30m。 30mの高さから一条の布を掛けたように落ちる姿から布曳滝(ぬのびきだき)と名付けられたようです。 う~ん、何度観ても優美な滝だ!この滝、 赤目では リュウちゃんの一番好きな滝なのだ! 下の写真はエメラルドグリーンに輝く滝壺です。 ​​この滝壺も神秘的で素敵なのだ! ​​ 布曳滝は高さ50mを超える柱状節理の断崖に囲まれています。このような巨大な断崖は、布曳滝から始まり、ずっと上流まで続いているのです。 まるでイースター島の「モアイ」を縦に並べたような断崖、赤目の神秘的な美しさの源なのだ! ​​(8)竜ケ壺​​ ​​落差約2m、赤目では「滝」に分類されていないようですが、リュウちゃんには立派な滝に見えます。小さな滝壺は、深さが50mもあると云われていて、伝説ではこの滝壺に「竜が棲む」とされているところから「竜ケ壺」と命名されたようです。 ​​こんな小さい滝壺が何と深さ50m! 赤目の神秘、ここに極まれり! ​​(9)縋藤滝(すがりふじたき)​​この滝、大日滝と同じように、滝川の渓流の外の山側にあります。本日は水量が少なかった為、滝は消えてしまっていました(ちょっと残念) ​​(10)陰陽滝(いんようだき)​​ 落差1m前後の小さな滝ですが、(7)の布曳滝の滝と同じような周囲の柱状節理の断崖が素晴らしい迫力で迫ってくる滝です。 ​​<赤目の玄武>​​​​陰陽滝の水流の横に巨大な岩盤が横たわっています。よく見ると、まるで「太古から眠っている亀」のようです。 リュウちゃん、この岩盤を、高松塚古墳、キトラ古墳の亀の姿をした中国の四神のひとつ、北方を守護する「玄武」に準えて「赤目の玄武」と勝手に命名したのです。 ​​​​赤目の玄武、いつもながら雄大だ! ​​​​<百畳岩>​​ ​朝10時30分に赤目四十八滝に入場、約2時間掛けて、午後12時30分に、中間点である「百畳岩」に到着しました。 ​ここのベンチに腰掛けて昼食、 プファ~、ビールが旨い!渓流から吹きつけるそよ風が心地良い! ​(以下、「2018年赤目四十八滝夏紀行(2)」に続きます)​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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