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リュウちゃんの懐メロ人生

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2018年09月01日
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カテゴリ:美術鑑賞
​​​​​​​​​​​
世界一の漫画の巨人・手塚治虫、
その全体像を知る記念館に訪問した。



​8月18日(土)、以前から行きたいと思っていた「宝塚市立・手塚治虫記念館」に行って来ました。​

この記念館は、兵庫県宝塚市で約20年間を過ごした手塚治虫(1928~1989)の生涯を称えて、没後5年目にあたる1994年(平成6年)に宝塚市によって設立されました(ちなみに手塚治虫は宝塚市の名誉市民なのです)

以下に、入場した時にもらったパンフレットの設立趣旨の文章を貼り付けます。

手塚治虫は、5歳から約20年間をこの宝塚市で過ごしました。
宝塚市立・手塚治虫記念館は、手塚治虫が唱え続けていた「自然への愛」、「生命の尊さ」をテーマに、青少年の夢と希望を未来に拡げていく施設として設立されました。
外観はヨーロッパの古城をイメージしてデザインされており、手塚治虫のエッセイ「ガラスの地球を救え」をモチーフにしたガラス製の地球シンボルとなっています。
館内では、手塚マンガの1ページを再現した空間の中で、手塚治虫のゆかりの品や数々の作品を見たり、実際に作品をいつくる体験などをしてお楽しみいただけます。
手塚治虫の心、そして世界を見て、触れて、感じて・・・
おもしろいこと、嬉しいこと、ふしぎなこと、
​​たくさんの発見をして下さい。



<外観>
​「手塚治虫記念館」は、阪急宝塚駅から徒歩約10分、宝塚大劇場の前を通る「花のみち」が尽きるところ、宝塚音楽学校前の交差点のはす向かいにあります。​

​​​

​西洋のお城を模した記念館の前には、手塚治虫を代表する「火の鳥」の像が出迎えてくれます。​


<館内>

<1F>
★エントランス、★手塚治虫グッズ展示コーナー、★手塚治虫漫画年表、
★リボンの騎士王宮ホール、など、





​下の写真は、エントランスから拡がる「リボンの騎士王宮ホール」です。​



​天井には、「鉄腕アトム」、をメインとした「キャラクター・ステンドブラス」があります。​



​床は、リボンの騎士のサファイア王女や手塚治虫の自画像にイラストが描かれ、
「手塚治虫ワールドに入って来た」というムードを演出しています。





​<手塚治虫グッズ展示コーナー>​
上の写真のように、透明な円筒形のカプセルの中に手塚治虫の様々なグッズが展示されています。



下の写真は、学生時代に描かれた手塚治虫の自画像です。

​​まだ後年の自画像に見られる
「団子っ鼻」は強調されていない!


​​
​<手塚治虫は本当に「団子っ鼻」だったのか?>​​
下の写真は、手塚治虫の晩年(?)の写真です。



確かに、ちょっと「団子っ鼻」だ!
​​
以下は後年の手塚治虫本人のイラストです。



確かに本人の写真とよく似ている、
やはり「団子っ鼻」は手塚治虫のトレードマークだったのだ!

​手塚治虫の「団子っ鼻」キャラは、本人の役で出演する「バンパイヤ」の他に、「鉄腕アトム」のお茶の水博士、「火の鳥」に登場する「猿田彦」などがあります。


(お茶の水博士)


(猿田彦)

​<「リボンの騎士」のサファイア王女のモデルは誰なのか?>​​
​​​下の写真は、皆様よくご存じの「リボンの騎士」のヒロイン、「サファイア王女」です。​



ショートヘア、お目々パッチリ、丸顔、
​これは後年の傑作「三つ目がとおる」のヒロイン、和登千代子さんと同じだ!


​(「三つ目がとおる」の和登千代子さん)​

​​
​​​​「リボンの騎士」は、手塚治虫が24歳の時に宝塚市から東京に移り住んだ直後の昭和28年、月刊少女漫画誌「少女クラブ」1月号から連載開始、初期の作品としましては、月刊少年漫画誌「少年」の昭和27年4月号から連載を始めた「鉄腕アトム」と並ぶ初期の大ヒット作品になりました。
​​​​
手塚治虫は5歳から24歳までの19年間<1933年(昭和8年)~1952年(昭和27年)>宝塚市で暮らしました。
​​​幼い頃は母に連れられて宝塚歌劇をよく観に行ったのだそうです。その頃のご贔屓は手塚より4歳年上の淡島千景(1924~2012)や6歳年上の月丘夢路だったようで、公的には淡島千景がサファイア王女のモデルと云われています。​​​


(月丘夢路)


(淡島千景)

しかし、淡島千景は面長のうりざね顔、
サファイア王女は丸顔、ちょっと違う?
モデルは別にいたのではないか???

手塚治虫が宝塚市で歌劇団を観ていた時期、大体、昭和13年から昭和27年頃に宝塚歌劇団に在籍したスターの中で、サファイア王女のイメージにより近いスターを何人か挙げてみます。

​​(1) 音羽信子​​



大正13年生まれ(手塚より4歳年上)、宝塚歌劇団27期生(月丘夢路、腰地吹雪と同期)、昭和12年~昭和25年まで宝塚歌劇団に在籍、戦後に再開された歌劇団でトップ娘役を務め、淡島千景と人気を二分した。

​​(2) 高千穂ひづる​​



昭和7年生まれ(手塚より4歳年下)歌劇団35期生、昭和23年~昭和27年まで歌劇団に在籍、

​​高千穂ひづるさん、リュウちゃんが生まれて最初にファンになった女優さんなのです。それは昭和29年から30年にかけて公開された東映チャンバラ映画「紅孔雀」
(5部作)のヒロイン、「久美」役だったのです。​​

​(3) 八千草薫​​



昭和6年生まれ(手塚より3歳年下)、歌劇団34期生、昭和22年~昭和32年まで歌劇団に在籍、

丸顔、ショートヘア、お目々パッチリ、
八千草薫様こそは、正にサファイア王女なのだ!

​(4)「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーン​​



​​宝塚のスターではありませんが、上掲の「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーン、

正にサファイア王女そのものですね!
​​
​この映画でヘプバーンが演じたのは、「アン王女」、上掲の写真は、秘かに城を抜け出したアン王女がローマ市内の美容院でロングヘアを切り、ショートヘアにした瞬間のシーンです。​

映画好きだった手塚治虫は、
「リボンの騎士」の連載開始時点で
「ローマの休日」を観ていたのか?

​「リボンの騎士」の連載第1回は「少女クラブ」の昭和28年1月号に掲載されました。ということは、少なくとも昭和27年の秋にはサファイア王女のキャラは出来上がっていた筈ですね。
​映画「ローマの休日」の日本公開は昭和29年4月(アメリカ公開は昭和28年8月)ですから、完全に「リボンの騎士」連載開始よりも後のことになります。​

​結論を言えば、手塚治虫が「リボンの騎士」のサファイア王女にキャラを決定した昭和27年の秋には、手塚治虫は「ローマの休日」を観た筈は無いことは明らかです。しかし、「ローマの休日」の撮影に入ったのは、昭和27年6月、この時点で、「製作ニュース」の写真が日本にも配信されていれば、昭和27年秋の時点で、手塚治虫が上掲のヘプバーンの写真を見ていた可能性は微かに残っています。​
しかし、この考え方もちょっと無理筋ですね。

​​いや、これは逆に考えればいいのかな?
​​
​「ローマの休日」の監督に指名されたウィリアム・ワイラーは、当初、アン王女の役に指名されていたエリザベス・テイラーを、様々な理由から、当時全く無名であったオードリー・ヘプバーンに変更しました。この変更は、昭和26年7月のことでした。​

ウィリアム・ワイラーは昭和26年7月の時点で、上掲の八千草薫のポートレートを見ていた!???

いけない、話が段々、横道にそれてしまいました。
今回はこの辺で終りにします。

次回は何故リュウちゃんが手塚治虫記念館に行ったのかを書いてみたいと思います。

乞う、ご期待!

(以下、「宝塚市立・手塚治虫記念館訪問(2)」に続きます)
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最終更新日  2018年09月01日 11時42分45秒
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