リュウちゃんの懐メロ人生

2021/04/26(月)10:16

「馬見丘陵公園」チューリップ・フェア2021

奈良散策(75)

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​咲き誇る90種60万球のチューリップ桜とのコラボも見事だ! ​4月3日~4月11日にかけて、リュウちゃん行きつけの「奈良県営馬見丘陵公園」で、第8回チューリップ・フェアが開催されました。 ​馬見丘陵公園は近所にありますので、リュウちゃんは3月30日と4月9日の2日間、チューリップの開花期に馬見丘陵公園に足を運んだのです。なので本ブログでアップする写真は、2日間で撮ったものがMIXしていることを最初に御断りしておきます。 ​馬見丘陵公園のチューリップは2月の初めから球根植え付けが始まります。2月末頃に芽が出て、3月中旬に花が咲き始め、3月末に「見頃」になります。 ​​以下に「馬見丘陵公園の花MAP」を貼り付けます。​​​​下の「花MAP」で、チューリップは、図の左上の「集いの丘」の周辺、「馬見花苑」と、図の中央部の「乙女山古墳」の下にある「バラ園」の辺りに殆どが植えられているのです。 (馬見丘陵公園の花MAP) ​いつものように、「北エリア」の駐車場から入場します。 ​おお、「馬見花苑」の桜とチューリップ正に「見頃」だ! 「集いの広場」周辺もチューリップと桜の楽園なのだ! ​カフェレストランの前の「彩りの広場」にも、整然とチューリップが植えられています。 ​ ​​北エリアから、小さいトンネルを抜けて、「乙女山古墳」の手前にある「バラ園」に出ます。「バラ園」の前の広場が、もう一つのチューリップの見所です。 ​ ​ ​​<パンジー、ビオラ、ムスカリとネモフィラ>​ ​主役のチューリップの根元には、主役のチューリップの「引き立て役」として、パンジー、ビオラ、ムスカリ、ネモフィラなどの小さな花が植えられています。 ​ ​​​脇役の小花の殆どはネモフィラです。ネモフィラは、茨城県にある「国営ひたち海浜公園」の「ネモフィラの丘」が有名ですが、「馬見丘陵公園」のネモフィラの花の数も、「ネモフィラの丘」の花の数に匹敵するのではないでしょうか。 ​​​「ネモフィラの丘」の花の数は約530万本、「馬見丘陵公園」のチューリップは約60万本、チューリップ一本当たり10本のネモフィラが植えられているとすると、馬見のネモフィラは600万本!「ネモフィラの丘」の本数を超える!? ​​<馬見丘陵公園のチューリップの種類>​ ​​「馬見丘陵公園」には90種類のチューリップが咲いています。殆どのチューリップに品種名が書かれた小さいパネルが立てられていますが、ここでは、確認出来た11種類のチューリップをアップして見ます。 ​​​<ミスティックバンエイク> ​​​​​<ハッピー・ジェネレーション> ​<​ピンク・クラウド> ​<ブラッシングビューティ> ​ ​​<クンフー> ​​<アグラス・ホワイト> ​​​​​​​<ゴールデン・オックスフォード> ​<スイートロージー> ​​<キースネリス> ​<スプリング> ​​​​<クイーン・オブ・ナイト(夜の女王)> ​​​​「クイーン・オブ・ナイト」、「黒いチューリップ」の代表的品種です。「黒い」といいましても、自然界には真っ黒な花は存在しませんので、「黒に限りなく近い、濃い赤紫のチューリップ」なのです。 ​​​「黒いチューリップ」で思い出すのが、フランスの文豪・アレキサンドル・デュマが1850年に発表した同名の小説です。この小説は17世紀のオランダで起きた「チューリップ・バブル」を背景にしていますので、「黒いチューリップ」の作出は、17世紀頃に始まったようですね。 ​​<余談:「青いチューリップ」>​ ​​真っ黒なチューリップが存在しないと同様に「青いチューリップ」も自然界には存在しません。近年、研究が進み、幾つかの「青いチューリップ」に関する特許も出ているようですが、「完全な青いチューリップ」の作出は前途遼遠のようです。 ​​​<ハナモモの丘>​​チューリップ・ゾーンを後にして、乙女山古墳の裏側にある「ハナモモの丘」に向かいました。「ハナモモの丘」は、今年3月、南エリアの河津桜を観に行った時に、偶然、「発見!」したのです。 梅の季節には「咲き始めだったが、3月末には満開だ! ​(ハナモモについて) ​​ハナモモは、花を観賞するために品種改良された桃です。3月3日の「桃の節句」に「花飾り」として使われます。「桃の節句」は平安時代に貴族の子女が皇居を模した「雛飾り」で遊んだことが起源のようですが、江戸時代になると庶民の間でも広く祝われるようになりました。それにつれ、「花飾り」として使われる「ハナモモ」の改良も進んだようで、現在見られる「ハナモモ」の殆どは江戸時代に作出されたのだそうです。​​「ハナモモ」の「見頃」は、3月下旬から4月中旬、 大体、桜の「ソメイヨシノ」の​見頃と同じですが。「ソメイヨシノ」より一週間ほど「見頃」は長いようです。 ​江戸時代、3月3日に 「ハナモモ」は咲いていたのか? ​​​という疑問が浮かびますが、江戸時代は旧暦が使われていましたので、旧暦の3月3日には、丁度、「ハナモモ」は「見頃」だったのです。因みに、2021年の旧暦の3月3日は、新暦では、4月14日になります。 ​​<古墳の丘のソメイヨシノ> ​​「ハナモモの丘」から、馬見丘陵公園の一番の桜のお花見スポットである「古墳の丘」に向かいます。 ​ここは小さい桜天国、プファ~、ビールが旨い!とやりたかった。 ​​<ミツバツツジ>​ ​​「古墳の丘」の裾に「ミツバツツジの小道」があります。 ​淡い紫色のミツバツツジ、穏やかな春の風物詩なのだ。 ​​<ウンナンチュウキンレン(雲南地湧金蓮)>​ ​帰路、「花の道」の一角に見たことがない珍しい花を発見! ​何だ何だこの花は? ​ ​この花の横のパネルには、「ウンナンチュウキンレン(雲南地湧金蓮)」と記されていました。 ​花も変わっているが、名前も変わっている!「馬見丘陵公園」にはよく行くが、この花は今回初めて観た。 改めて「ウンナンチュウキンレン」をネットで調べましたところ、以下の記述を見つけました。 ​「ウンナンチュウキンレン」は別名「チャイニーズ・イエロー・バナナ」、​中国南部(雲南省)からインドシナ半島の山地(標高2000m前後)に自生するバショウ科ムセラ属の耐寒性多年草で、バナナの仲間です。中国では「地湧金蓮」と書きますが、文字通り蓮に似た鮮やかな黄金色の花が地面から湧き出ているように見えます。茎の高さは60~80㎝、茎の頂部で花びらのように四方に開いている部分は苞で、直径30㎝ほどになります。苞の付け根に見えるたくさんの小さな筒状の器官が1つ1つの独立した花です。それらの花が終ると次の苞が開き、次の花が出てきて開花します。花は春から秋にかけて次々に咲き、長期間(5~11月)咲き続けます。開花した株はバナナ同様に世代交代のために枯れますが、地際に子株が出てくるので、それを次の株として育てます。2000年の淡路花博の際、日本に初めて導入され、目玉植物として大変な人気を呼びました」 「馬見丘陵公園」は花の宝庫。まだまだ知らない花が いっぱいありそうだ!​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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