2023/09/28(木)20:43
2023年明日香村彼岸花行脚(上)~本薬師寺跡地から石舞台まで
彼岸の中日、今年も石舞台の上の土手に、白い彼岸花が咲いた。
9月23日(秋分の日)、約1年ぶりに、明日香村に遠足に行って来ました。目的は明日香村一帯に咲く彼岸花見物です。
今年の夏の猛暑は、9月下旬まで続きましたが、この日の奈良の最高気温は29℃、ようやく真夏日が途切れた日になりました。
真夏日が途切れたといっても、29℃の高温、最後まで遠足を遂行出来るか、ちょっと心配だ。
何人かのブログ友様の日記を拝見したところでは、今年はどうやら猛暑のせいで、彼岸花の開花が例年よりもちょっと遅くなっているようです。
例年なら彼岸の中日は、ドンピシャリ彼岸花の「見頃」、遅れているといっても、「五分咲き」くらいにはなっている筈だ?
法隆寺の家を午前8時に出発、午前9時10分、遠足の起点の「近鉄畝傍御陵前駅」に到着、ここからずっと徒歩で、以下の順番に遠足の予定です。
<本日の遠足の予定>
「近鉄畝傍御陵前駅」(出発点)~「本薬師寺跡地」~「藤原宮跡」~「天の香久山の麓」(ここまで橿原市)~(ここから明日香村)「甘樫の丘の麓」~「あすか夢の楽市」(道の駅)」~「曽我入鹿首塚」~「飛鳥寺」~「石舞台古墳」~「稲渕の棚田の案山子ロード」~「橘寺」~「亀石」~「天武・持統陵」~「高松塚古墳」~「近鉄飛鳥駅」(終点)
<本薬師寺跡地>
午前9時10分に本日の遠足の起点である「近鉄畝傍御陵前駅」を出発、歩いて10分くらいで、このコース最初の彼岸花の見所である「本薬師寺跡地」に至ります。
先ずは「萩の花」、「彼岸花」と、大和三山の一つ「畝傍山」とのコラボ、
ここは畝傍山に一番近い萩と彼岸花の名所なのだ!
ここの彼岸花、盛期には畔一面に咲くのですが、本日の開花は疎ら、
本日は、多分「3分咲き」位、開花は例年より1週間位遅いようだ?
<藤原宮跡>
「本薬師寺跡地」を後にして、「藤原宮跡」に向かいました。本日朝の天気予報は、「曇り後晴れ」だったのですが、一向に天気は良くなって来ません。
今にも雨が降り出しそうだ。
「本薬師寺跡地」から約15分位で、「藤原宮跡」エリアに入ります。11月のコスモスの季節には「藤原宮跡」がメインステージになるのですが、本日は彼岸花がテーマですので、「藤原宮跡」は「通り過ぎるだけの場所なのです。
大和三山の一つ「耳成(みみなし)山」と彼岸花のコラボです。
「藤原宮跡」の手前の道路を、東に向かいます。この道の突き当りに、大和三山の一つ「天の香久山」があります。
「天の香久山」の近くに、「キバナコスモス」が咲いていました。
「天の香久山」の麓に、「奈良文化財研究所」があります。この前の道を右手に向かいますと、明日香村に入るのです。
「奈良文化財研究所」の右手奥、「天の香久山」の麓の彼岸花の「小群生地」です。
ここで「クロアゲハチョウ」を見かけたが、アップの写真を撮る前に、どこかへ飛んで行ってしまった(トホホ!)
「奈良文化財研究所」から10分くらい歩きますと、明日香村に入ります。
やはり明日香村、独特の雰囲気がある。
明日香村の橿原市からの入口にあたる「甘樫の丘」の麓に着いたのが午前11時ジャスト、
ここまで2時間近く掛かってしまった!「甘樫の丘」に登る時間が無い!今年もパスだ。
「甘樫の丘」の傍に、「道の駅」と駐車場を兼ねた「あすか夢の楽市」があります。
ここに咲いている白い彼岸花、明日香村の彼岸花行脚は、ここからスタートするのだ!
<「飛鳥寺」の裏手、「入鹿首塚」付近の彼岸花>
「あすか夢の楽市」から5分ほど歩きますと、「蘇我入鹿首塚」に着きます。
「入鹿首塚」付近の稲田道の彼岸花、明日香村の彼岸花の
第一の「見所」なのだ!
<飛鳥寺>
「入鹿首塚」は「飛鳥寺」の裏手にあります(下の写真は「首塚」の近くから撮った「飛鳥寺」です)
飛鳥寺に入ります。
狭い境内の庭園には、「万葉池」があり、池の周囲には「芙蓉の花」と「萩の花」が咲いていました。池のほとりには彼岸花も咲いていたのです。
料金を払って、本堂に入ります。本堂には、日本最古の仏像である「飛鳥大仏」が安置されています。
他の古刹の仏像と違って、飛鳥大仏は撮影OKなのだ!アップで撮った顔は、
独特の威厳がある。
飛鳥寺を出たのが午前11時30分、これでは「石舞台」に到着するのは正午になる。先を急ごう。
正に正午、「石舞台」の下の「広場」に到着、
ありゃ、この辺りの彼岸花は、まだ「咲き始め」だ。白い彼岸花のほうが、
開花が早いようだ。
例によりまして「石舞台」の上部にある丘に登ります。
丘の斜面の白い彼岸花、まだ開花は疎らだが、やはり明日香路屈指の
彼岸花の「見所」なのだ!
丘を降りて、「石舞台」の横手の「草原」に入ります。
ここは「ススキ」と「萩の花」の明日香路一番の名所だ!流れ落ちる滝のような萩の花、見事だ!
もう12時30分、お腹が空いた!
で、石舞台の下の広場の横にあるレストランに入り、「柿の葉寿司定食」と地ビールの「あすかびーる」(小瓶3本)を注文し、昼食、
ぷふぁ~、あすかびーるが旨い!明日香村特産のイチゴ「あすかルビー」を使った珍しいイチゴ味のビール、まろやかでフルーティな味わい、こりゃ、何本でも飲めそうだ!
以下、「2023年明日香村彼岸花行脚(下)」に続きます。