オイラの身長はだいたい175ぐらい。
めちゃめちゃ高いわけではないが、低いほうでもない。
オイラよりもずっと年上の
つまり中年のおじ様達からしたら、
ちょうど目線がアゴの位置。
そんな感じ。
まずこのことを覚えておこうか…。
オイラが日ごろ使用している通勤電車は激混み状態。
あんな奴やこんな奴がいる、
楽しい電車ではあるが、
時には
地獄。
つい先日も地獄を味わった。
地獄というか………
偶然が生んだ
惨劇。
思い出すのも恐ろしい…
あれは帰りの電車だった、
もうすでに次の日になろうとしている時間帯。
つまり酔っぱらいの多い時間。
匂いがプンプン
足元フラフラ
横揺れ、縦揺れ、
まるでひとりあやつり人形状態の集団。
そんな中に可愛い子羊のような、
超デリケートな僕チン、
放り込まれる。
右も左も、前も後ろも
すべて酔っ払い。
もちろんオイラはシラフ。
知ってのとおり電車はコミコミ状態。
駅ごとに人が乗ってくるため、
徐々に身動き取れなくなってくる。
ちょっとした気の緩みが
不幸を呼ぶ。
急行が止まっちゃうような駅で、
大量に人が乗ってきた。
ついに
ガード解禁。
それまでは自分の身を守ってきたが、時すでに遅し。
オヤジと向かい合わせ状態になる。
しかもかなり
酔っておられる方
さらに付け加えると
禿げておられる方
もう一声付けちゃうと
脂の多い方
体は動かないため、
電車の揺れと共に
ヘッドバンキング状態
頭をフリフリ、最初は横揺れ。
そのうち、縦揺れに。
いやぁ~、かなり危険だとは思ったんだよねぇ。
避けていたんですよ最初は。うまく。
ホント瞬きした瞬間ですよ。
ブチュ~ゥ
艶々で可愛らしい唇が、
女性と子供にしか許したことが無い唇が、
オヤジのオデコに奪われる
あぁ思い出したくもない。
えっ!その後ですか?
もちろん御仕置き。
ヘッドバッドとチョップをしてやった。
オイラを悲しませた罰なのだ。
あんなこともう二度と嫌だなぁ。
みなさんも気をつけてね。