2008.07.10

『幻夜』『白夜行』~東野圭吾

(8)
カテゴリ:読書
東野圭吾さんの『幻夜』を読みました。


幻夜 
著者: 東野圭吾
出版社: 集英社
サイズ: 文庫 786p


ノートあらすじ(裏表紙より)

阪神淡路大地震の混乱の中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。
それを目撃した女。
二人は手を組み、東京へ出る。

女を愛しているがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めてゆく男。
やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かび上がってくる。
彼女はいったい何者なのか?!
名作『白夜行」の興奮がよみがえる傑作長編。


幻夜 試し読み

えんぴつ今回読んだ『幻夜』は『白夜行』より女性のしたたかさが増してました!!
発端は、阪神淡路大震災での殺人事件!!

自分が成功するためには、なんでもやってのける人間らしさが欠落してしまった
女性(新海美冬)にビックリ!!そこまでやらせるか??
あまりのしたたかさに嫌悪感を感じました。

今回の二人の関係は、始めから男性(水原雅也)の方に負い目があります。
女性は、『白夜行』と一緒でまたまたとっても美しい女性と言う設定です。
負い目のある男性が、とても美しい彼女に「二人が幸せになるために・・」と懇願されると何でもしてしまう。
本当に何でもやります。ショック
いくら、負い目があるからと言って・・・そんなぁ~そこまでやる??

刑事の視点からの、小さな事件の数々が繋がって行く過程は、
ワクワクしながら読みました。
どんどん追い詰められていくのですが、ラストは私的には納得いかなかったです。
マル秘雅也が死んで美冬は何もなかったようにのうのうと生きて行くんだろうな?
執拗に調べてた刑事も雅也と一緒に死んだし・・・
マル秘

そういえば『白夜行』が第一部で『幻夜』は第二部らしいです。
そして第三部も考えてるらしいんですよね。
『幻夜』の【解説】のところで黒川博之さんが東野圭吾さんと飲んだ時に聞いたと書いてありました。

なので、あのような終わり方だったんでしょうか?
第三部を書くなら、最後はギャフンと言わせてほしいと思いました。。。
でないと・・・男性陣が救われないです。。。

『白夜行』はページ数が多かったけど、『幻夜』もかなり多かったです~びっくり
でも、どちらも面白く引き込まれてしまいました。
ただ美冬には上矢印でも書いたように嫌悪感を感じ
言いなりになってる雅也には、歯がゆさを感じました。



白夜行
著者: 東野圭吾
出版社: 集英社
サイズ: 文庫 860p


ノート『白夜行』あらすじ(裏表紙より

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。
容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。
被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―
暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、
その後、全く別々の道を歩んで行く。

二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。
だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。
息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。
心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。



えんぴつ『白夜行』を読んだのはだいぶ前だったのでかなり忘れてますが・・・雫
発端は、幼いころの殺人事件!!
女性の為に決して表には現れず裏で、う・ご・く・男!!
犯罪にも手を染めてしまう!!
表の方では、美しい容姿を武器に成功していく、し・た・た・か・な・女!!

この二人の絆は過去からズーッと繋がってて・・・
でも決して接点は見せずに。。。
こちらのラストも、納得いかなかったなぁ!!

『幻夜』は『白夜行』の延長戦??
二つの作品は設定が似てるからラストも似てるような気がします。

そうそう!!TVドラマにもなりましたね。
TBS白夜行
女性(西本雪穂)を綾瀬はるかが演じ、男性(桐原亮司)を山田孝之でしたね。
私は先に原作を読んだので、この二人では役不足では??
と思いTVドラマは見ませんでしたが。。。

評判はどうだったかしら??





TWITTER

Last updated  2009.10.06 00:27:53
コメント(8) | コメントを書く