オダチカの戯言日記

2005/07/09(土)20:49

ひぐらしのなく頃に。

日常生活の話/娯楽・趣味関連(9)

唐突ですが、私。 今日一日かけて「ひぐらしのなく頃に」 をやってました。 そう、同人ゲームとしては超がつくほど有名で、今やCDドラマに書籍などの関連グッズさえもあるという、自主ゲームを作っている人からはまるで「ネ申」のような存在!!とそのゲーム。 ホラゲーが好きな私としては一度はやってみたかったのですが、1ルート「7時間」近くかかる上、DL時の容量が半端じゃなくて、ちょっと躊躇していたんです。 でも、暇が出来たので、一度腰を据えてやってみようかと、早「8時間」 予想を越えた長時間プレイになってしまいました・・・・・・ いや~長いよ、このゲーム・・・・ 私は製品版ではなくHPにてDLできる体験版を試してみたのですが、「体験版」と言えば、序盤を数十分、美味しい所はお預け!後は買ってね♪的なモノが多いなか、これはまるまる一本のルートを最後まで楽しめるんだから、凄いとしかいいようがないです。 この「ひぐらしのなく頃に」は 「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」「目明し編」という全部で五編が発表されまだ続編があるようです。 体験版はこの鬼隠し編をまるまる一本楽しめるようになっています。 このゲームはサウンドのベルですが、一切選択肢は無くひたすら読みつづけていく仕様です。ですが、この作品はゲームなので、ただ漠然と読んでいくのではなく自分なりに考え推理しなければこの物語の解答は得られないと思います。 なぜなら。 このゲーム。 答えがハッキリとした形で明示されてないからです。 人はそれを未完と呼ぶ。 私はこの体験版しかやってませんけど、やはり最後に残るのは数々の謎。そして疑問。 推理できる材料はそろっているのですが、それをこのゲーム自身が答えてくれることはありません。 早く答えを知りた~いって人には不向きかも? まず、プレイして驚くのはそのキャラクター絵です。 プニプニと少女チックというのか、どう見ても手は四本しかないぞ?というデフォルメされた姿。 これを見て敬遠する人も多いらしいです。 私も最初は違和感をバリバリ感じましたが、まぁ慣れます。ってか慣れてください。 そしてその絵以上に人を寄せ付けないであろう、キャラ達の会話。正確には言葉遣い。 自分を「ボク」と言うのはまだ可愛いほうで、あるキャラは「はぅ」とか「ほえ」とか言ってます。 他にも「なんとかでございますわぁ~~~~!」とまともな言葉を使ってくれる人がほとんどいない。 今日び、どこの世界にこんな言葉を使う人がいるのだろう?と頭を痛めながら、前半は見ることになるでしょう。そのうち猫耳、尻尾がはえた、宇宙人とかアンドロイドとかが出てきそうな気がしましたが、幸いそういう人物は出てきませんでした。(ただ後のイベントで猫耳、尻尾は出てきましたが・・・・) まぁ、そのうち慣れます。沙都子萌え~~~~ とにかく、序盤はこんなギャルゲーチックな人々が織り成す、ユーモラスな日々の日常が延々 四時間以上!!続きます。 村を案内してもらったり、トランプしたり、全校で鬼ごっこしたり、またトランプしたり、罰ゲームしたり、祭りで射的したり、そんな日常が延々と四時間以上!! 続くのです。 人のプレイの仕方によっては、もっと早くに本題に突入するかもしれませんし、さらに時間がかかる可能性もあります。 最初から読み飛ばしをせずじっくり腰を据えて、ゲームをしていれば、絶対に私以上の時間がかかるはずです。 赤字、それも太字で拡大していることからも察して頂けるでしょうが、このギャルゲー風味な日常は正直苦痛です。 このひぐらしのなく頃にをやっている方は間違いなく「ホラー」だったり「ミステリー」だかを期待してやっているだろうに、延々数時間もギャルゲー・・・・・ギャルゲーに慣れている人でもかなり厳しいと言わざるをえないでしょう。 制作者さんによれば、この日々の日常は後半の出来事を映えさせるためにあえて強調しているのだそうです。 なるほど。 それは成功です。後半、主人公には急転直下、それまでの日常が氷塊していきます。 それを際立たせるために、あえて前半の日常を強調している制作者さんの意図。 素晴らしいの一言です! けど。 せめて、トランプゲームは一回でもよくない?祭りのときにやるゲームもせめてどちらかにして下さい_| ̄|○ とにかく、精神力が中盤に来るまでにかなり削られることは確かですね・・・・ 私は祭りの最中にプッツン来て、あの射的ゲームを読み飛ばしました。 あそこさえ我慢すれば、段々話しが面白くなるんですけどね~数十分でも我慢できないほどストレスがかかってしまいました。 しかも、このゲーム、頻繁に立ち絵や表情が変るので、そのたびに読み込みが数秒ほど入るのです。 短気な私はそれで、さらにプッツンしてしまったというわけです・・・恥ずかしい。 他のサイトさんの中にも、あの祭りが限界だったという意見があったりして。 人間の限界点って結構似通ってるんだな~と思った次第です。 あの祭り以降面白くなるのに、あの祭りで限界を迎えてしまう人が少なからずいるというのは悲しいかな~、と。 ま、私も「祭り以降面白くなるよ」という、ネットでの声がなければこのゲームをゴミ箱送りにしていたことでしょう。ああ、しなくてよかった。 話は祭り以降、急激に転換します。突然現れた大石という刑事。 そして繰り返される惨劇。豹変する”何か” 何が正しくて、何が間違っているのか。 それは、プレイして自分で確かめ、そして考えて欲しいです。 体験版とは思えないほどのボリュームと、中盤終盤の怒涛の展開は、目を離させません。 とにかく、序盤は乗り切ることです!祭りです。全ては祭りを乗り越えてから始まります!

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