2024年1月5日PM 近畿自然歩道 三重・鳥羽(答志島)
・1月5日(金)PM Ref#396 (和具~岩屋山古墳~答志)歩行距離 6.4km 午前中の神島の歩きを終えて、答志島の和具港には正午丁度に着岸した。島に自然歩道のコース設定はないが、これに準じた整備もされているようで東部地域を巡ることにした。 北の答志地区に向かう前に、南東部のこの地で自刃した九鬼嘉隆所縁の史跡を訪ねてみた。岬の築上山頂に登ると首塚があり、ここからは九鬼氏の主城鳥羽城方面も良く見渡せる。 山を下って胴塚、八幡神社と周って、海岸線に出てイソヒヨドリ等を見てから、和具の中心部に戻る。 椿公園あたりは和具と答志の境の峠となっていて、潮音寺、美多羅志神社も隣り合う。公園の案内板にもある蟹穴古墳、岩屋山古墳へと西に山道へと入っていく。蟹穴は天井部は失くなっているが、岩屋山は円墳の形と横穴、石室も保存されていた。 北に森の中のハイキング道を進んで富士見展望台に出て、答志の中心部へと降りていく。 漁港前には西行の歌碑があり、「さきしまの 小石の白き 高波の 答志の浜に 打よせてける」とある。答志島の白い小石を詠っているが、八幡神社に撒かれた石は確かに白かった。 海女小屋前を過ぎて、答志島ブルーフィールドまでくると行き止まりとなる。ここは海水浴場施設でもあり、しばし休憩を取る。 この後答志の船乗り場に3時半に着いて歩行を終了、4時過ぎの定期船に乗り鳥羽佐田浜港に帰着した。二日間の鳥羽沖島巡りは晴天に恵まれ無事に終え、自宅へと向かった。