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大分の観光

大分の観光

私のバツイチ物語5



娘を迎えに行くためには

フェリーしかないのです

瀬戸内にある島だから

私達は考えました

こちらを夜出発して、昼頃島に着くコース

しかし島に寄るだけで、5~10分程で出発です

向こうには、フェリーで大阪まで行って

飛行機で帰ると伝えています

もしも連れてきてくれなかったら?

フェリーを下りて迎えに行くしかない

その時は、別の船で大阪に行こう

不安を胸に船に乗り込みました

大勢で行くと怪しまれるので

私と下の娘でだけです

船の中でもしものことを考えて

シュミレーションを幾通りも考え

眠れませんでした

船が到着するとき荷物と下の娘を連れて

タラップで待ちました

停船時間は10分

来ていません!何度も下を見渡して

2分3分、5分・・・胸が高鳴ります

後3分待って来なければ降りよう

娘にも用意させました

もう一度見渡して、降りようとしたときに

見えました!来たのです!やっと・・・

一人で小さな荷物を持って乗り込んできます

この時の感動は忘れられません

乗り込むとすぐに出航になり

船室に戻って初めて取り戻したんだ、と実感出来ました

しかし、あれほどこの子を帰せと言って

無理矢理連れて行ったにしては、あまりの姿です

髪は何時切ったのか?洗っているんだろうか?

体もよく見ると、耳の後ろ、ひざの裏洗えてません。

ツメも伸びほうだい、靴は穴があき、服もみすぼらしく

だっておかしいじゃないですか

よそに連れて行くのに

せめて身繕いを気にしてやっても、良いじゃないですか

色々聞きました

ご飯は食べてるの?

自分たちで作る、だっておばあちゃん遅くまで帰らない

お風呂は?

子供達だけで入る、誰も洗ってくれないよ

泣きました、只、泣きました

船に風呂があるので

一緒に入り、丁寧に洗いました

風呂から出て、耳掃除をしようとしたら

詰まっていて取れません

堅くなって、触れば痛がり

病院に行くことにしました

大阪で靴や洋服を買って

こちらに帰りましたが、喜びもつかの間

転校の手続きや転出の届けなどしなければなりません

又しても、行くことになるのです・・・あの家に









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