2007/03/02(金)20:31
監督官の仕打ちは普通の人間の思いやりに欠け、正当化できない
膀胱障害の学生のトイレ不許可、瓶に放尿 独大学試験
2007.03.02
Web posted at: 19:12 JST
- CNN/REUTERS
ベルリン――ロイター通信は1日、ドイツの大学の試験で、監督官が膀胱(ぼうこう)疾患を持つ学生が手洗い所へ行くことを許さず、仲間が約120人いる教室の中で、瓶への放尿を強いる出来事があった。
ドイツ南西部のフライブルク大学で起きたもので、27歳の学生は事故に遭って、膀胱障害を患っていた。しかし、監督官は、試験中に教室を出たら、不合格にすると警告。監督官は3人いたが、他の学生の抗議にもかかわらず、トイレへ連れて行くこともしなかったという。
みかねた女子学生1人が飲料水の瓶を飲み干して学生へ提供。学生は教室の隅へ行って、用を足していた。
余りにも厳格な仕打ちに、同大の副学長は学生に謝罪、「監督官の仕打ちは普通の人間の思いやりに欠け、正当化できない」と釈明している。