2009/02/22(日)11:40
18歳の母親
「18歳の母親」ペイリン氏長女が心境語る 反省の弁も
(CNN) 昨年の大統領選で共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン・アラスカ州知事の長女で、12月に男児を出産したブリストルさん(18)がこのほど、米FOXテレビのインタビュー番組に出演し、母親となった心境を語った。育児は「決して華やかなことではない」と明かし、自身の体験談を通して若者たちに慎重な判断を呼び掛けたいと述べた。
ブリストルさんは産後の生活について、「自分のためだけでなく、だれかのために生きている感じ。一晩中寝られないこともある。赤ちゃんが生まれて、優先順位ががらりと変わった」と話した。子どもの父親は、ブリストルさんと同様、高校生のレビ・ジョンストンさん。2人は卒業後に結婚する予定だが、ブリストルさんは「赤ちゃんを産むのは10年後にすればよかった」と、反省の色をのぞかせた。
ブリストルさんは、妊娠の事実を両親に伝えた日のことを振り返り、「陣痛よりつらかった」と語った。レビさんと親友に付き添われて両親と向き合ったが、自分からは言い出すことができず、親友の口から打ち明ける形になった。「よく思い出せないし、思い出したくない」場面だという。ペイリン夫妻は、「娘が思ったよりずっと速く大人にならなければならないと知ってショックを受けていた」が、一方で「すぐに2人で今後の作戦を立てなさい」と言い渡した。赤ちゃんの誕生後もブリストルさんとレビさんは通学を続け、両親や祖母、いとこらが、育児に全面的に協力しているという。
ブリストルさんの妊娠が明るみに出たのは、選挙戦の最中だった。一部のメディアでは、妊娠中絶に反対する立場のペイリン氏が、娘に出産以外の選択肢を許さなかったとも伝えられたが、ブリストルさんはインタビューで「報道には悪意を感じた。母の立場がどうであれ、出産は私自身が決めたこと」と言い切った。
今回のテレビ出演も、「十代で妊娠することの苦労を知ってもらい、みんなによく考えてもらいたい」との理由から、ブリストルさんが自分の意志で決めたという。収録の前日に出演を知らされたというペイリン氏も、飛び入りでインタビューに参加し、「理想的な状況とはいえないけれど、ベストを尽くすしかない。ブリストルは強い女性だし、素晴らしい母親です」とエールを送った。
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