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娘には、小学校から近所でとても仲の良い親友がいる。 小学校の卒業式は残念な事にインフルエンザで欠席だった娘。 熱が9度以上あった状態で、行く・・・・と泣きながら言ってたな・・・・。 卒業式の服を部屋に飾ったまま、娘は泣きながら欠席となった。 私は一緒に卒業できない娘が可哀想で、可哀想で たまたま旦那が休みだったので 「この子をお願いっ、見ててっっ」と、旦那にお願いし、 私は卒業式が終わり、門から胸に花をつけられた子供達、娘の友達の写真をどうしても 写してあげたかった。 拍手で母達の花道を通る生徒。 私はジャージ姿のまま、その場にはふさわしくない姿のまま カメラと、途中で買った色紙を片手に 友達が通るのを待った。 クラスメートが目に止まる。 「今日・・どうしてもインフルエンザで休みになっちゃって・・・・・ 後で構わないから色紙に書いてくれないかな? 後、写真も撮らせてくれる??」 「どうする~?なんか、書いてって~・・・・写真とか言ってんでぇ・・・」と 嫌な感じで答えたその友達。 娘はその友達の親が離婚すると聞いて、その子が死にたいって言って 「そんな事したらアカン。そんな事したらアカンっ。」そう言って、 家で卵焼きを作ってあげたりして励ましては、その場にいてあげてたりしてた。 「寂しい・・・・来て欲しい・・・」そういわれては 「なんか・・・嫌やな・・・また・・・あの子・・・泣くんやで・・」と 言っては、離婚して寂しがるその子の家に行ってたのだった。 その子が「なんか書いてやって~?どうする~?」とグループに 目だけを動かして笑いもせず、私に言ったのだった。 娘の思いを返してくれ・・・・・ 今、娘は熱で苦しんでいるのに・・・「大丈夫?」の言葉もなければ 色紙に書いてもくれなかった・・・・ そして、他の親達が写す写真に加わり、その友達は私の前から消えて行った・・・・ 「みんな・・・私の事心配してたやろ・・・・」そう熱でうなされるように一言娘が言った。 「ホンマっっっ!!!でもな~、みんな同じような格好して ママもグループの子、全て分からんかったぁぁぁぁ~、凄い人でっ」と、笑いながら言ったの でした。 私の友達が花束を。 日頃から可愛がっている近所の年下の子供達から「おめでとう~」と 娘の似顔絵。「いつもありがとう~」の手紙。 その他、私の友達の人からの「卒業おめでとう~」の品を色々ともらい そのものを全て娘の枕元に並べ「アンタは幸せモノやな~」と言ったのでした。 私はその卒業式でどうしても娘の一番の親友を探せられなかった。 その母親だけ探す事ができたっ 「どうしたの・・・卒業式で名前呼ばれなかったから・・・」といわれた。 「実は・・・」と娘がインフルエンザで欠席したことを伝えた。。 後日、親友はその卒業式と同じ格好で娘がインフルエンザが完治した後 家に来てくれたのだ。 「ほらっ、あの卒業式に着るはずだった服っ、あれ着て一緒に写真写そうっ!! お母さんが呼んでるねん♪」 私は本当に心からありがとう・・・と涙をこらえ、喜ぶ娘に着るはずだった服を 着せたのだった。髪もちゃんとセットして・・・・ 色紙に「中学なってもずっと親友♪これからも宜しくっ♪」なんて書いてくれてあった。 本当に中学なってから毎朝、その子と二人で登校していた。 時に喧嘩し、電話で泣きながら仲直りし、それを何度も繰り返しながら もう長い間、親友としてその友達は娘の中でいる。 今日、私の友達が買い物に行こうと誘ってくれ、娘に「外に出よう」 頭痛を訴える娘を一緒に車に乗せたのだった。 ちょうど、下校時で制服着た生徒がテスト前で早く下校していた。 車からその姿を見ていると・・・・・ その親友が一人でポツンと帰っていた・・・・ 「あっ・・・・」娘が言った。 助手席にいた私は、娘よりすぐに分かった。でも、娘には言わなかった。 何故か言えなかった。 「ママ!!○○ちゃん!!」と娘。 「ホンマやな。」それ以上、言葉は見つかりませんでした。 「ママ・・・・一人で帰ってる・・・・・」 それに対しても、私は何も言いませんでした。 「一人で登校してるんやんな・・・○○ちゃん・・・」とか、欠席するたび言ってたけど それを車から見てしまった娘。 何を感じたか・・・・・ また焦りか・・・・・ 今日は一日、「はぁ・・・頭イタイ・・・」と言ってた日。 ○○ちゃん、ごめんね、待っててね、きっと娘は必ず治るよ。 それまで、ごめんね、毎日ごめんね・・・・・ そう思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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