こたつむりの生活

次女「おかあさん、せかいでいちばんこわいのはなにかわかる？」







突然、次女（年長）から質問されました。
ふと見ると、手には三匹のこぶたの絵本。






ははぁ～ん、なるほど。







私「う～ん、そうだなぁ・・。

　　やっぱりオオカミとかかな。」






次女「ブッブ～ッ！！ちがいま～す。

　　　ま、オオカミもこわいけどね～。」






私「え？違うの？

　　じゃぁ何かなぁ～。ライオンとか？　ヘビとか？」





ちなみに「ヘビ」は主人の大嫌いな生き物です。（苦笑）







次女「うぅん。それもちがうよ。」






私「え～、じゃぁ分かんない。降参！！」







次女「じゃぁ、おしえてあげる。

　　　せかいでいちばんこわいのはね、

　　　にんげん。」






人間？






私「人間？どうして？」







次女「さいしょはね、あぁオオカミってこわいなぁっておもってたんだけど
　　　
　　　よくかんがえたら　おなかがすいちゃって、しなないためにしかたなく

　　　ブタさんとかつかまえようとするんだよね。

　　　でもさ、にんげんはさ、ちきゅうをよごしてばっかりいるし、

　　　いまおなかがすいてるわけじゃないのに

　　　いつかたべるためとか、おかねをもうけるために

　　　ブタさんもウシさんもつかまえとくしさ、

　　　それに、せんそうとかして　まちをこわしたりひとをころしたりするし
　
　　　とにかくせかいでいちばんこわいのはにんげんだよ。」






ま、参りました～～～っ！！！







母、年長児のこのぶっとび発言に完全に脱帽。
いつの間にそんな難しいこと考えるようになったんでしょう。
ちっちゃい頭で一生懸命考えてたのかな。
母ちゃん、涙が出そうです・・・。






そんなことがあった夜のこと。
夕飯を食べていたら次女が突然泣き出した。







次女「うわぁ～～～んっ！！」






私「な、何っ！どうしたの！？」






次女「ごはんが～っ！！」






私「ご飯がどうしたの！？」







次女「ごはんがない～～～っ！！」






はっ！？







次女「きょうは、ふりかけかけてたべようとおもってたのに、

　　　まちがってしろいままでたべちゃった～～～！

　　　ごはんがなくなちゃった～～～。」






ガクッ。







その後、ふりかけをかけるためだけにご飯をおかわりし、
満足げに平らげた次女でした。






昼間の哲学者っぷりにドキドキした母でしたが、
次女はまだまだかわいい盛り。
ちょっと安心もした母でした。