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2017年04月24日
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カテゴリ:高知観光
昨日は叔父の命日でしたので、母の実家に2人で行ってきました。

行きは、JR土讃線を使って中村駅まで行き、
土佐くろしお鉄道に乗り換えて母の実家の最寄駅で降りたのですが、
帰りは特急上り始発駅である中村まで叔母に車で送ってもらいました。

中村駅の構内のあちこちに目をやると、土佐一条公家行列「藤祭り」のノボリと、
「三山ひろし 四万十川」と書かれた顔写真付き看板(ポスター?)が大きく見えました。

[CD] 三山ひろし/四万十川(春盤)
≪三山ひろし official web site≫
http://www014.upp.so-net.ne.jp/miyama-hiroshi/event-new.htmlによると

2017年5月3日(水祝)に行われる 土佐一条公家行列「藤祭り」ゲスト出演
会場 高知 四万十市 一条神社 
時間 12:30~16:00    
お問合せ:中村商工会議所 0880-34-4333        だそうです。

四万十川はNHKの番組のおかげで「日本最後の清流」として有名になり、
今春、高知県立中村高校が選抜高校野球大会に21世紀枠で出場しましたが、
「土佐の小京都 中村」と呼ばれている事を理由と共に御存じなのは、
県外では相当な歴史好きな方くらいでしょう。

“遠流の国”というのは有名なようで、
約20年前に京都在住の某・アマチュア音楽団体副理事長から
「高知か。 遠流の国からか。」と私は面と向かって言われてしまいましたが、
そのときに「一条兼良さんの邸宅は、土佐からの材木が使われたそうですが。」と
返事したほうが喜んでもらえたのではと後悔してます。

もっとも、その時点での私の知識も小学生並で、
「幡多地方に荘園を持っていた一条氏が、応仁の乱から逃げて来た」という程度でした。

高校生のときも、応仁の乱で日本史が嫌いになりましたので、
まさか、こんな本を購入する日が来るとは思いませんでした。

【楽天ブックスならいつでも送料無料】応仁の乱 [ 呉座勇一 ]

この本↑は、奈良の興福寺の高僧だった経覚と尋尊の日記を「絶好の資料」としていますが、
尋尊は「当代随一の文学者でもある一条兼良」の息子であり、
土佐一条氏のはじまりである一条教房の弟でもあるのです。

一条教房の名は「人名索引」を見ても無く、「一条家略系図」にあるのみですが、
自分の中の教房のイメージが、伝説ではなく、「確かに生きていた人」になってきました。


実は、母の実家の畑だったところが、
土佐一条氏ゆかりの遺跡としてネットにドンと写真が載っています。

一条氏と母の家系の関わりは全然伝わっていませんので、
何故、母の先祖がそこに住むことになったかも分かりません。

けれど、なんとなく気になってネットで調べると、
一条氏のタフぶりに圧倒されてしまいました。

「70歳を過ぎてからの子供が3人」の兼良さんにも驚きますが、
息子の教房に幡多に来ることを誘われたようですから、まあ、お元気だったんでしょうね。
普通なら、「お年を考えて体に障ることは控えて下さい」と言うところだと思うのですが、
もしかしたら、(一度海に落ちた方が大人しくなって良い)と考えていたのかしら?


土佐一条氏が代を重ね、当主が若くして亡くなったときには、
幼い跡継ぎのために、わざわざ本家が京都から来たそうで、
船酔いを恐れない心身と責任感の強さを想像します。


道路事情が悪かったときには車酔いに苦しみ、
母の実家に行くことに躊躇した私にとっては、
身分の高さ以上に遠い存在です。
でも、あんな田舎に好んで滞在されたというのですから、やはり近いような気もします。





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最終更新日  2017年04月25日 11時32分11秒
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