「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」
先日、高知県立美術館(県民ギャラリー) に「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」を見に行きました。ジュディ・オングさんといえば、艶やかな歌唱のエキゾチックな曲「魅せられて」。私がはじめて聴いたのは、まだヒットする前で、ラジオの新曲紹介のコーナーだったように思います。ニューミュージックやアイドル全盛の時代に、いきなり「本物」を聴いてしまったようなショックを受け、絶対自分には歌えないと認識し、現在に至っています。単なる大人の歌とは、一線を画しているのですよね。それから何年かして、テレビで版画の製作をされている事を知り、作品の細やかさに圧倒されました。「やはり、お綺麗なだけの、指示されて演じるだけの女優さんじゃなかった」と、とても嬉しくなりました。まさか、高知で作品を拝見出来る日が来るとは思っていませんでしたが、本当に良かったです。作品に添えられたご本人の文章もステキでした。専門家の、多分正確だけれど伝わって来にくい名画の解説と違い、ジュディ・オングさんの生の声が聞こえてくるような分かりやすく優しい情景や心情の説明。ご本人が得られたという癒しの気分を、こちらも頂いたような充実した時間でした。「紅楼依緑」2005年(第37回日展特選)©HEEMORY/STEPeast高知新聞企業 事業企画部提供の高知新聞社主催・後援等のイベント情報のページからお借りしました。http://www.kochi-sk.co.jp/event/event/04-11.htm期間 4月11日(土)~5月24日(日) 午前9時~午後5時※会期中無休 会場 県立美術館(県民ギャラリー) 入場料一般1,100円(前売り800円) 高校・大学生600円(同400円)※小・中学生は当日300円、未就学児無料 【5月7日追記】5月6日の高知新聞に載ったインタビュー記事から、高知での開催は12年ぶりだったと知りました。その頃は家族や自分の健康状態のため、とても楽しみのために出掛ける余裕がありませんでした。そういった理由からも、今回拝見出来て本当に良かったと思っています。