生命保険 -「あさが来た」を通じて思うこと-
朝ドラの内容によって、朝の大切な気分が違う生活を送っていますので、「あさが来た」は、「よし。頑張ろう!」と前向きになれて終わってしまうのが久々に寂しいです。ヒロインのモデルになった広岡浅子さんが創立のために尽力した日本女子大は、私が4年生活した寮から東京音大への徒歩通学の途中にあり、また、従妹が附属幼稚園から入ってましたので、私にとっては1番近しい女子大で、そういう意味でも単なる作り物ではない得難い楽しみがありました。そして、生命保険に対して、最近ヒロインが口にした、「被保険者を守る」「加入者が1番大事」という言葉。実に、差しさわりなく「守っていない、大切にしていない会社がある」という事を表現していました。私自身の辛い経験から言うと、生命保険は、少しでもズルさを感じる人の説明を、けっして信じてはいけません。自分が納得出来ない部分がある場合は、必ず、説明を文書にした上にサインしてもらい、ずっと保管をしておきましょう。私は、外交(いわゆる“保険加入勧誘のおばちゃん”)が「今までの保険は無くなりましたのであらたに契約し直して下さい」という言葉に納得できず、何度も質問したおかげで、事実と全く違う契約内容を記したメモが手元にあり、転換前の保険に戻す事が出来ましたが、それも、本社からコンプライアンスの担当者が来てからでした。支店長に見せた時点では「こんなもの、本社が認めなければ、なんにもならない」と吐き捨てるように言われましたが、コンプライアンスの担当者はいくつかを確認すると、あっさりと元の契約に戻す段取りを話し始めました。メモの用紙が、保険会社の名前が入った内部の人間だけが持つ物だった事も、私への宛て書きがある事、そして、書いた外交の名前があった事も決め手になったように思います。元の契約に戻せなければ、15年間、17800円を毎月払い続けたのに、1度も保険料を貰えず掛け捨てになるところでした。最近、元・生徒さんのお父様から、他の会社の保険を勧められましたが、「死亡保障が高額って事は、そこの掛け金が高い、ということですか? 私、死亡保障は要らないのですけど」というと、その方は黙ってしまいました。信頼関係を大切にされる方は、嘘はつけませんよね。ただ、契約内容を充分知らないのに、知っている風にされている方もいらっしゃるようですので、やはり、鵜呑みはしない方が良いと思います。長く、生命保険について良くない部分を書いてしまいましたが、「せめて、保険に入っていて良かった」と思える事もあるでしょう。うちの父の場合は、そうでした。ただ、それも、保険を受け取る手続きを私たちが、体調の悪さでフラフラしながらも、どうにか済ましたから受け取れたのです。加入を考えていらっしゃる方は、何か一冊、公平な視野で書かれている物を一読されることをお勧めします。【楽天ブックスならいつでも送料無料】生命保険のカラクリ [ 岩瀬大輔 ]