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カテゴリ:イングリッシュガーデン夏
雨上がりの月曜日に見る木々の何ともまぶしいこと。 森の中を通り抜けて通勤する爽快感といったら、 私にとってはご褒美みたいなものです。 自律神経を安定させてくれますからね。 これ、森林浴の効果かなと思うのです。 一方、フィトンチッドとは? 森林浴は、聞きなれた言葉ですが、 こちらはあまり耳にしたことがない言葉かもしれません。 簡単に言うと、森林の香りです。 具体的な例をあげると、マツヤニの香り! ヒノキとは違う、ハーブのような何ともいえない香り。 頭がすっきりとして、リフレッシュするんです。 ガムやお菓子、ワインにも使われているらしいです。 フィトンチッド (phytoncide) とは、 「植物;Phyto」と「殺す;cide」という言葉で作った造語ですが、 名前の通り、植物は自分の身を守るために、殺菌力を発揮するという、 素晴らしい力を持っています。 身近なところでは、ヒノキ風呂にはカビが生えませんね。 ヒノキにはフィットンチッドの効果があるってことなんですよ。 ところで、ガーデンのバラは、季節柄、黒点病が増えてきました。 こうした葉っぱは、いつまでも放置しておくと、木全部に伝染してしまいます。 でも、草木のすごいところは、 ひとたび感染すると、病気の葉を自ら落として、 回りに感染するのを防御してくれます。 梅雨時期に、枯れた花をそのままにしておくと、 黄色くなり、カビが生えて、そこから病気になります。 ガーデナーが花ガラ摘みをするのは、 見た目の問題だけでなく、病気の観点からもせっせとこれをやります。 その点、このタチアオイは、花ごとごっそり地面へ落としますので、 花ガラ摘み不要。 枯れた花を振るい落とす力も、また植物のすごいところだと思います。 ところが、八重咲きのタチアオイは、自分ではなかなか花を落しませんから、 ぷちっとつまんで取ってやります。 その植物、植物それぞれに、生き延びる力と工夫があるんでしょうね。 この世の植物って、奥が深いです。
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最終更新日
2015.06.22 16:54:38
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