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目覚めたら、「プロパンガスでつく、アウトドア用ランプ」を、相方が誇らしげに見せようとする。
朝寝を貪る私を尻目に、一人早起きして、しっかり購入してきていたらしい。 今夜はおにぎりを握る根性すら私にはなく、セーフウェイでフォカシアサンドイッチ&黒オリーヴ&チートスなどを買い込んだ。 そして我等は… ついに「一家全員」で、「地下足袋姿」に身をやつしたのであった。 しかも天下のアラモアナビーチで。 爪先が、恒久的に、いつだってどこでだって「ピース!」していて、ジョンレノンもオノヨーコも顔負けに違いない。 しかも色的には、「緑地に黄色の二本線」という配色だ。(しかもその緑が、ヘドロ色だぜオイ) 女心としては、マリンブルーにショッキングピンクとかにして欲しかった。 リゾートファッションという感覚が、やはり相方の辞書には無かったと見る。 子等は、まるでドラッグアディック患者のように、「蟹捕り」に熱中している。 母は夕日を眺めながら、オリーヴを噛み締めていた。(これがまた、フォカシアとあいまって旨いったらない) 夜八時でパーキングが閉まるというので、パークの西側、ほとんどケワロベイスン寄りの所に陣をとる。 予想以上に明るく灯るガスランプ。 なのに相方が、片手にもって下げると、姐やんはどーしても「カンテラ」と呼んでしまいたくなる。 岩場をカンテラと懐中電灯で照らし、蟹などを求めてさまよう私達。 波飛沫を顔に受け、化粧が削り取られてゆく。 子が蟹に指を挟まれて絶叫する。 蟹だってそら必死だ。 せっかく陽も沈み、一息いれようとするところへ、ジップロック片手に人間の子が襲うのだから。 膝まで海に浸かって歩くのって、とっても消耗しちゃいます。(化粧は摩耗。後で見たら、私はキョンシーになっていた) 濡れたジャケットを脱ぎまして、半月の明るいナイトビーチで、姐やんは寝袋に潜って横たわります。 パインちゃんに言ったのに、「姐」印の「旗」が、昨日の今日で間に合わなかったことを、ここにお詫びするしかない。 市街地の中心アラモアナでも、普段の心がけというものだろうか、一筋の流れ星が夜空を走る。 「カハラの大豪邸!」 の 「カッ…!」 までしか叫べなかったが、果たして願いは届くのだろうかお星さま。 いん石が流れる瞬間を目撃するのが、とても希有なことだということで、そんな「強運」な人間は、きっと人生もツイているのかもしれない。…と、姐は思う。 で、東の方角に(ワイキキの方向に)妙に煌煌と赤っぽい一等星が認められるのだが、あれってやっぱり火星なんだろうか? ヘリコプターのライトにしては、上空に留まって動かないし(私は視力が良くない)、火星でしょあれ? って、しつこく同じことを問い掛けてしまった。 通りすがりの見知らぬ若者達にも、同意を求めてしまったし。 金星だったらどうしよう。 いや、あれこそ火星だと信じたい。 蟹は海に還し、ムーンライトシルバーの月明りが乱反射する夜の海は、まるで「グランブルー」のワンシーンのように美しかった。 (私はジャンレノの演じたエンゾに惚れていた。かなり。) そのうちワイキキのクヒオビーチでだって、寝袋に入って横たわる日も近いだろう。(女の私には、お声がかからないビーチ) で、ついに、プレステ2の、待ちに待った「サイレントヒル3」が入荷したというので、ビーチの前にアラモアナでピックアップしてきたの。 明日からは多分、ずーっと寝不足が続くと思われます。 浜辺で仮眠はとったから、多分朝までイクと思うの。 … やろうっと!ゲームっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.08.07 21:03:25
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