2004/07/21(水)09:10
穢れなき指先&エルメスオレンジについての一考察
寝起きで走って行ったのは、マノアネイルさん。
お湯の中に、「アセトン液」の注がれたボウルを浮かべて、湯せん状態で指先をしばし浸す。両手の上をタオルラップしてもらい、代謝の悪い私でも、あっという間にサウナ気分。
手荒れを防ぐために、ハンドオイルをたっぷり塗布しながらも、ちょっとよぎる不安。
指先が、薬液に負けて、ガッサガサになったらどーしよう…って。
久しぶりに対面する、我が自爪が懐かしい。
ウォーターメロンのローションで、入念なマッサージを受け
「…うえええええええ…痛い、気持づぃぃぃぃ…そこだそこぉぉぉぉぉ…んきぃぃぃぃぃ…!」と、親父的唸りを漏らしてしまう。
「…これがあるから、あたしゃネイルサロンが好きなのようー」って。
ファッションマッサージ扱いか?
でもいいの。
ツボはこことここんとこ。
なんかもう、肩凝りまで軽減されるようで、姐やんは気持ちどこかへ、すっかりトンでしまっている。
ネイルポリッシュを塗る前に、お支払いを済ませておくっていうシステムも賢明ね。
全て終わってバッグからお財布を取り出す時に、せっかく仕上がった爪が台無しになったりするのは、ままあることだもの。
桜貝色に染めてもらった短めに揃えた爪が、イノセント醸し出してて、我ながら可愛い。んー、ラブリー。
そして爪が短いと、さもないことが、苦もなくできるのだ。
例えば車のリモートオートロックを、一発でピピッと押せたりね。(笑)
フェイクネイルのセットアップは、本当に保ちも良いし下手に折れたりもしなくて便利だけれど、やっぱちまちまキューティクルをきちんと摘んで、鼻歌混じりにファイルかけたりするお手入れの時間が私は好きだな。
「…あー今爪塗っちゃったのー。しばらく私、何にもできないからー」
って、相方に、米でも砥いでもらうひとときは最高だ。
アセトンで、どうしても乾燥しがちの手肌には、ここぞとばかりに贅沢にハンドクリームを塗ってみた。
眠っているとき以外は、常に視界に入る手先が整っていると、姐やんはそれだけで御機嫌様で過ごせてしまう。
あとは相方に、「ツボをヒットするハンドマッサージのやり方」を、いかにして習得させていくかということが、今後の課題ではある。
で、お友達と待ち合わせしてコーヒーブレイク。
それから怒涛のフレグランスハント。
あのエルメスブティック様を訪れる。
御存知でしたあー?
エルメス様には、「エルメスの赤」、ルージュスティックがあるんですよお。
アイメイクやとにかくオールパーパスで使える、シマリングペンシルなんかも。
きっ、キダイダなのよ!しかも気品ある綺羅綺羅。
人工的なグリッターじゃなくって、ハイソサエティシマーな感じ。
双方とも、エルメス様なのに、たったの25$よ!(ブラウス一枚が、軽く1000$以上もして姐やんは魂消たぞ)
もももも、もしもエルメス様から、メイクものが発売になっちゃったらどうしよう?
あのプラダ様だって出したんだ。
何がどうなっても不思議はないぞ。
きききき、期待しちゃうなどーしても。
香りとしては、エルメス様の新作オーデマーヴェラスにやはり惹かれる。
色彩学とかも関係するのだろうか?あの渋めのエルメスオレンジカラーだが、あの色って何か縁起良いような感じがする。オーデマーヴェラスも、ボトル綺羅綺羅のオレンジ色で、首に巻いてあった馬車模様の茶色のリボンが印象深い。
だがしかし、エルメスのスカーフ等もしいただいたとしても、結び方さえうまくできずに、迷うことなく実用的に、海苔むすびなどのお弁当包みとして扱ってしまう女なんだ私は。
そういう私を見て、身内は悲鳴をあげるのさきっと。
愛用していた、アマゾンフレーシュは、もう廃盤になったみたいでちょっと寂しい。
そろそろワタクシも、エルメスオレンジもこなせるような年代になりました。
なのに、入手までの道のりは、未だ限り無く遠い。(笑)