熱帯香粧館

2006/05/01(月)22:54

自然派&唸り龍彩り龍

パールリッジにある、ウォータークレスファーム。 パパイヤなってる、スクウォッシュなってる、タロ芋の葉なんかも繁ってる。 湧き水がさらさら流れているファームの中を、小さな白鷺が餌探し。 い~な~。 のどかだな~。 姐やん好きだよウォータークレス。(水芹よ。クレソンよねクレソン) 吹いてる風も気持ちいい。 風向き次第で、そこはか~となく、たい肥のカホリも運ばれてくるけれど。 今まで、プランターに細々と、青葱や紫蘇、パセリにチャイブス、ハワイアンチリペッパ&種々のハーブ類など育てて満足してきた姐やんですが ここはおもむろに、「お庭プチ農園計画」を、相方に持ちかけてみたのです。 開墾するのは、もちろんアナタ。 ワタクシは当然、いいとこ取りの、収穫係りということで。 あっさりと頓挫してしまいそうな(笑)、プチ農園プランを、夢見るように語りながらのブレイクタイム。 喉に詰まりがちのクランブルケーキを、コーヒーで流し込む。 ダウントゥアースで、お野菜や自然食のお惣菜をピックアップ。 でもってタワレコで、CDなんか選びながら遊ぶ。 今日のお土産は、猫のための爪とぎスクラッチポースト。 作りおきしていた、香菜いっぱいガラムマサラ風味のチキンサラダ。 お豆腐のアドボ&ひじきとお豆のサラダ&ブラウンライス。 が、摩訶不思議、妙ちきりんな食物と、子等はあからさまに、拒否反応を示すのであった。 悲しげに、「母さん、梅干でいいからおむすびつくってくれろ(英)」と、訴える姿がなかなかに不憫だ。 で、熟考に熟考を重ね、熟考し過ぎてわけわからなくなり、思わず、濃いめジンライムをキュウ~ッ!とひっかけなければならないほどに熟考した結果。 子猫の名前 青い瞳の女のコのほうが、「雛子(ひなこ)」ちゃん。 水色の瞳の男のコのほうが、「真珠郎(しんじゅろう)」こと、「しんちゃん」に決まりました。 「ひなこちゃぁ~ん、カワイイでちねぇ。アプチク~!しんちゃ~ん、いたじゅらっこちゃんでちゅねキミは。アプチク~!」 とか言って、ほとんどアブナイ忘我の境地といいますか、ここぞというばかりの猫なで声で、猫っ可愛がり三昧です。 もうほんと、子猫を惣菜代わりに、お弁当箱に詰めて持ち歩きたくなるほど、(笑)完全にハート射抜かれてる家族なの。 ※(ちなみに「アプチク~!」とは、ベビちゃんとか、とにかくいたいけでカワイイものを見ると、思わず姐やんの口からこぼれてしまう感嘆符。理由は誰にも、姐やんにすらわからない。) 翌日。 ハックルベリファームへ、我が家の必需品、ペパミントソープ買いに。 それから愛するチャイナタウン、そぞろ歩きなどするのです。 怪しげな漢方のお店の、うらぶれたショウウィンドウに、干からびた甲虫やタツノオトシゴやゲコなんかが陳列されてます。 なんかこれ飲んだら、かえって体にワルそうに思えて、相方と二人腰が引けるのです。(笑) 「そこの、Glowing Dragon seafood restaurant 彩龍居に行きましょうか?」と誘われて 「おお~唸り龍飯店か~。なんだよ相方、あたいにピッタリってか~?(英)」 と、フザけてみたら 「お姐さん違う違う」 と相方が。 あたしゃてっきり、「Glowing Dragon (彩龍)」じゃなくって、「Growling Dragon(唸り龍)」だと、信じて疑わないもんだった。(笑) で、そちらの扉を開けてやにわに、懐かしい旧知の友に巡り会う。 しばらく、互いの近況報告などかわしながら、暖かいひとときを持つことができました。 蟹卵のせのお豆腐のオードブルに、プルーンのソースで食べる焼鴨(あひるのロースト)。 清湯スープの、窩餃子麺(うぉうがおじぃみぇん)。 うううう、この清湯スープ、あまりにもあっさり風味の薄味で超絶品! 「苦しくたって~、悲しくったって~、このスープ飲んだら、平気、なの~!」 あまりの好みの薄味に、姐やんは思わず、鮎原こずえになるしかない。 お野菜いっぱい、具もいっぱい。 これは絶対クセになるぅ~。(惚) あと、上海粗炒っていう、ぺったらこい河粉(ふぁん)はお土産に。 ぜひまた近々、いただきに行きたい窩餃子麺。 「これ食べると、腹をすかせた唸り龍も機嫌よくなって、ニコニコ彩龍になれるというコトね。ほ~!」 と、相方にせつせつと訴える。 お店の方に、彩龍居を、一文字づつ指差しながら、「つぁいろんきゅう?」って尋ねたら、日本人かと逆に問われる。 帰り道。 夕闇濃い怪しげな道筋で 「かんかんのぉ~、きゅうれんす~。 きゅはきゅできゅ~、さんしょな~らええ~」 (↑我ながら、なんて粋筋な選曲。移民在住同年代で、知ってる人はまず居まい。笑) 姐やんは気分よく、かんかん踊りの九連環なんか、ちゃらちゃら唄いだすほどの彩龍ぶりではありました。 いかにもヤバそうな方々が、そんな私をよけていく。 人前で、「丼にじかに口つけて汁ものを啜る」ということは、なかなかできない身なれども 今この時点で、人目なんか気にせず、熱々フーフー、丼抱え込んで飲み干したいあの清湯。 ……… ところで清湯は、そうねきっと、ちんたんと読むのね。

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