食滞について。
7月6日。食滞で長患いをしている子をうちへと預かることにしました。20日もの間入院し、退院後2週間してまた食滞再発。入院設備が完備されてる病院にお任せしてるとのことだったので遠くに住む私は祈る毎日を送っていました・・・一人餌も見えかけてる時期に食滞に陥る・・・と言う事も私は初めて聞いたことでした。食滞になる原因はその子によってさまざまです。解決の1番の方法はその子にあった食事を見つけること。どんなに栄養のある食事でもそのうから下りてくれなければ食べてることにはならないのです。ぶよぶよの食滞はほんとにやっかいなのですがうちでは「お薬」で良くなったことは1度もありませんでした。もちろんストレスや色々な原因から菌やカビが増えそのうの動きが悪くなり食滞になってる場合も有り得るのでそのう、糞便検査後の投薬でうまく流れるようになったりすることはあるのですが・・・そのうを洗いながら、ナツくんのそのうの状態と向き合う。強いお薬を使っていたナツくんはガバガバと水を飲んでしまうので飲水制限も出されていたそうです。溜まったフォーミュラーとそのう液を抜くために毎日通院・・・水分を補うために点滴に通っていた里親さん。ナツくんはもう針を刺すところを探さないといけない体になってしまっていました・・・再発してからは先の見えない状態で行き詰ってた医師の様子と続いて出される強い薬と薬の数にこれでいいのかと不安を抱き始めた里親さんの気持ちが痛いほどわかりました。到着後、ナツくんのそのうから抜いたフォーミュラーとそのう液は13cc。つきっきりで試行錯誤。菌があるわけではないのでお薬はすべて切りました。苦しかった2日を乗り越え、3日目から状態が上向きになり水分が少しづつ下りるようになりました^^そして、4日目には空っぽの綺麗なそのうに!!61gの体重が70g、72gと増え、今朝は76g♪針金のように痩せてた足の指に水分が戻っていく^^伸びてたそのうも張りを取り戻し、もとの状態に^^今は2回の挿し餌をし、1人餌移行へとがんばっています。やっとここにお顔がのせられるね~~ナツくん!ほんとに長い間よくがんばったね・・・ナツくんははるるとつきの子です(*^-^)治療方針に疑問を抱いたとき、それを医師に伝えることは難しいのでしょうか?「なかなかおりーぶさんのようにはいかないよ」by友人そっか・・・私は普通じゃないのか・・・病鳥のそばにいるのは私たちでその子を心から想っているのも先生ではなく私たちです。家での状況を伝え、不安なこと、疑問なことを話合えることで前進できるのではないんだろうか・・・ただ、素人の考えと必死で言葉にしたことを跳ね除けて耳を貸してくれない「医師」もたくさんいるのも事実なんですよね。こたろ以降食滞の子を触っていませんでした。ぶよぶよ食滞はなってからでは治療が難しいのでまずはならないように予防することが1番と考えています。フォミュラーの濃度。フォーミュラーの種類。粟玉。そのうを空にする時間が大切。親からもらう餌と良い菌と悪い菌。親から口移しでもらう「菌」たちは免疫のためにもとても大事だと考えています。ただオカメの雛はストレスを感じやすく少しの体調の低下で悪い方の菌が勝ってしまうときもあります。そんなときには投薬しないといけない場合もあるわけですが、ほとんどは自然治癒力や乳酸菌を足してあげることで抑えられるように強い体に親たちが育ててくれていると思っています。今まで何羽もの食滞の子が教えてくれたこと・・・そして、こたろが克服してくれた「食滞」こたろがいたから・・・里親さんの苦悩が痛いほど分かったからナツくんを引き受けることができた。食滞くらいつらいものはないと私は思っています。あの日里親さんと私が決断したことが間違いではなかったとやっと書けるようになりました。次は1人餌になろう。お水も普通に飲めるようになろう。そして、毎日心配して祈ってくれてる優しいお母さんの元へ・・・早く帰れるようにがんばろうね!ナツくん!食滞で苦しんでる方々の力になれればと書かせていただきました。