色々あった中欧旅行、いよいよ最終回です。
5月17日(火)
この日は、Yちゃんが一足先に帰国することになっていたため、私は一人でブダペスト日帰りツアーに参加しました。
当初は予定していなかったのだけど、Mちゃんがあんなことになってしまったため、急遽現地で申し込んだツアーです。
朝7:30、オペラ座前集合。
一人で参加しているのが私だけだったら嫌だなぁ、と不安を抱きながらバスに乗り込むと、やっぱり乗ってくるのは二人組ばかり。
一人なんて寂しすぎる・・・
と落ち込んでいると、そこにインド人らしきカップルが乗ってきて、男性だけバスを降りてしまった。
なぜ? と思っているうちにバスが出発
大型バスなのに、参加者はたった10人ほど。
人気のツアーらしいのだけど、この日は少なかったみたいです。
ブダペストまでの往復は、親切で朗らかな女性の添乗員さんが一人ついて色々お世話をしてくれました。
この方、数ヶ国語を話せるようで、ブダペストまでの道中、英語、ドイツ語、そして日本語で説明をしてくれました。
オーストリアとハンガリーの国境には、ほったて小屋のようなガラーンとした建物が一応建ってはいるものの、パスポートチェックも何もないままハンガリーに入りました。
EU諸国間では、鉄道や自動車の場合、パスポートチェックはないようです。
あー、今回はせっかくチェコとハンガリーにも行ったのに、証拠が残らず残念!!
3時間ほどでブダペスト到着。
ところで、出発前に男性の方がバスから降りてしまった例のインド人の女性。
なんと!偶然にも同い年だったのです!
ウィーンに住むいとこの家に遊びに来ていて、先ほどの男性は、そのいとこのご主人とのこと。
彼女は現在オマーンに住んでおり、ご主人はパッケージ会社のCEOだとか。 あちこちにヴィラがあると言っていたので、かなりのお金持ちのようです。
一人参加に不安を抱いていた者同士、意気統合し、ブダペストでは一緒に観光することになりました
ブダペストに入ると、そのままバスで市内を一周。
プラハともウィーンともまた違った重厚な雰囲気の街並みに圧倒されます。
ウィーンはどちらかというと、白を基調とした明るい雰囲気の街。
プラハは完全に観光地化されているけど、ちょっと暗い感じの街。
そして、このブダペストは、重厚で壮大な中世の街といった感じです。
英雄広場
ハンガリー建国1000年を記念して1896年に造られた広場。中央は大天使ガブリエルの象。周囲に並ぶのは、歴代の王や貴族。 左端が初代の王。
青空がまぶしいっ!
お次は、 ドナウ川を渡って、王宮広場内にあるレストランへ。
ここでランチです。
ランチは別料金なのだけど、行きのバスの中で添乗員さんから案内があり、全員が15ユーロ(1ドリンク込み)のハンガリアンランチを予約してありました。
落ち着いた雰囲気のレストランで、グヤーシュ(牛肉のパプリカスープ)、チルケパプリカーシュ(チキンのパプリカ煮込み)、デザートをいただきました。
もちろん、無料の1ドリンクはでし!!
いずれも美味しかった! でも、やっぱりスープは私には濃かったな。
シェイリニ(インド人の女性の名前)はベジタリアン料理をオーダー。 そっちの方が美味しそうでした(笑)。
ランチの後、王宮の丘から漁夫の砦へ。
漁夫の砦という名前は、かつて王宮を守ったのが漁師だったことに由来するそうです。 1899年から6年の歳月をかけて築かれたそう。
下から見た漁夫の砦
王宮の丘にあるマーチャーシュ教会
ゴシック様式。 屋根のセラミックがとても綺麗でした。
漁夫の砦とドナウ川
漁夫の砦から眺めるドナウ川と対岸のペスト地区
ドナウ川を挟んで国会議事堂がある方は ”ペスト地区”、漁夫の砦のある方は ”ブダ地区” と呼ばれています。
この眺め、それはもう、感動ものでした!! 来てよかった~\(^o^)/
国会議事堂
国会議事堂の裏側 (車窓から)
漁夫の砦からの素晴らしい眺めを堪能した後、再びバスに戻り、今度はドナウ川対岸へ。そこで2時間のフリータイム。
シェイリニと私は、ドナウ川にかかる有名な ”くさり橋” を渡ってみることに。
左の女性がシェイリニ
くさり橋から王宮を望む
くさり橋から見た国会議事堂
ドナウ川沿いから見た王宮の丘方面
くさり橋を往復した後、ペスト地区にある聖イシュトヴァーン大聖堂へ
この広場に面したショップで、ハンガリーの銘酒、トカイワインを買う(* ̄▽ ̄*)ノ"
一人で不安だったツアーも、シェイリニと知り合ったおかげで楽しく有意義に過ごせて大満足!
他のアメリカ人の参加者たちとも楽しく語り合えたし、英語ツアーにはそれなりの面白味があってお勧めです。
バスは夕方5時にブダペストを後にし、夜8時にウィーンに着きました。
そして翌日、帰国への旅路についたのでした。
最後のおまけ、お土産編につづく...(終わらないんかい!笑)