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2025/10/05
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カテゴリ:その他
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 亡くなった安部元首相を始めとして、高市氏、石破氏などが高校生ぐらいの世代であった時代は、日本が一番自由だった時代なのでは無いかと思う。

 その頃の日本映画や文学作品を見ると、彼ら世代が育った時代の日本には、まだGHQが日本人に教えてくれた(敢えてこう記すが)自由の意味や、他者の権利をも意図してその意識の上に登らせながら、互いの権利を重んじなければならないのだ、と言う自由と民主主義を守っていくのに最も重要な要素を、日本社会が生真面目に守りながら、今後の自由な、そしてあるべき日本社会を作って行こうと言う、当時の規範意識に支えられていた社会だったのであろう事をも、それら作品から窺い知る事が出来るのではないか?

 当時の映画や文学作品を通じて、彼ら世代が育った頃の学校教育やその環境を見ても、それが現代とはかなりかけ離れた、アメリカ的な自由と校風が守られていたのだろうと察する事が出来る。 
 当時はまだ、そんな雰囲気を残している作品が、自由や民主的な社会の形成という課題に対してそれを、日本の社会に自由活発且つ豊かな発想で反映させ、またそれを具体的な行動の上で描き出そうと努めて描かれていた時代であったのだと思う。

 例えば、植木等らが活躍する『無責任男』のシリーズはその典型だろう。また、森繁久彌の『社長シリーズ』も、同じ自由というものの形を、当時の日常生活の上に描き出そうとした作風だと思う。

 また、文学作品を見ても遠藤周作や三浦守門、安岡正太郎ら、ずっと仲が良く交友関係のあったこの三人組みの、若き頃の作品の中に描かれたその背景には、長く一貫して自由を主題とした作品群が残されていると言う事が出来よう。
 当時は遠藤周作や三浦守門、安岡正太郎といった作家が若手であって、高校生向けの恋愛小説や遠藤と三浦が取材した幽霊譚の中では、幽霊が出るので有名だったと言う取材先の旅館で実際に幽霊が現れ、二人が腰を抜かしてしまうと言う、生々しい描写があったのを記憶している。
 また、遠藤の描いた高校生向けの恋愛小説を眺めても、その中ではやはり自由闊達な高校生男女のグループが、一つの謎を追いかけて冒険する推理ものの恋愛諸小説などがあった。
 当時の高校の雰囲気やその詳細に描き出された校風などを見ても、当時の高等学校の教育環境を、遠藤がきちんと取材を経た上で描き出したものである事が分かる。

 現代とはかけ離れた当時の高等学校の自由な校風と、高校生男女の自由な交際が当然のように描かれ、生徒たちの自由や権利を重んじようと努めていた当時の高等学校の在り方も、現代のそれと対比するうえで大いに参考になるものだと思う。
 特に、当時の高等学校の教育環境などは、学校側の勝手で決めた「校則」等は皆無だったか、それが存在したとしても、特に普段の彼ら高校生たちには意識の上にさえ、登らぬ程度のものとしてそれがあったようである。当時は学校側も生徒たちの自由な環境を真面目に守ろうとし、また民主的な教育環境を整える事に対しても、いまよりもずっと本気で取り組んでいた事が、これら作品から察せられて興味深い。

 それらを通じて、安部氏や高市氏の世代が育った頃の学校生活は、今とはかけ離れて自由な環境だった事が、寧ろ生々しく生き生きとした現実として伝えられている。
 現代とは大きく異なり、何事も生徒たちと教師が対等に話し合って決めていたものなのだと、その遠藤の作品からは少なくとも、当時の高等学校の雰囲気について推察するに、十分な手掛かりを我々に与えてくれている。

 これをもとに推察するに、年代的にはその作品は、おそらく東大紛争の少し前辺りに描かれたものの様だったと、私の記憶にはある。私はそれら作品を、ひょんなことから親類縁者の書棚に見つけて、すでに成人したあとに読んだのである。
 
 安部氏が高等学校に通っていた時代、私などはそのころまだ、7つかそこらの子供だったはずだが、安部氏や高市氏、そして石破氏の世代はそんな中を、高校生としてあの様に自由な環境で育ったのだと思う。つまり未だ、学生運動盛んなりし頃と言う訳である。

 これら映画や文学作品をると、当時の日本社会にはGHQの残してくれた(意図的にこう記しているが)自由や民主主義を、まだ生真面目に守ろうと努めていた当時の日本社会の様子が、結果として生き生きと、そこに浮き彫りにした作品群なのだと私には思われる。

 一番自由だった時代に高校生であったろう安部氏世代、高市石破世代は、最も民主的な社会の空気で呼吸し、現実にその体で生きた世代なのだ。
 にも拘らずこの世代には全く似合わない、あの『自民党憲法改正草案』なるものを、彼らはどうして作り、またこの現代の日本社会をなお、規制や規則で縛り付けようとするのだろうか?それが私にとって、まったくの謎なのである。



 その若き頃に、一番自由を享受した彼らが、ようやく民主化され掛けた日本を破壊しようとする動機は何なのだろう?中国が攻めて来ると言う幻想は、一体どこから来ているのだろう?
 現実的に考えればその様な事があり得ない事だぐらいは、彼らの頭には登って来ないのだろうか?
 ありもしない脅威を現実と勘違いして、軍拡競争に近い事をしようとする彼ら、戦争に備えるのに、どうして日本国民の自由を規制しなければならないのか?私にはそう言った彼らの意図が理解出来無いのだ。
 それとも、ありもせず起こりもしない戦争の幻影を見せながら、逆にこちらから中国を刺激して、彼らに軍事的侵攻をさせてしまおうと言う、普段国民に喧伝している事とは裏腹な、中国と戦争を始めたい、始めなければならないのだ、と言う何かがあるとでも言うのだろうか?
 いや若し仮に、そうだとしても、自民党の「改憲案」に見る様な、国民に対する大幅な権利の制限が何故必要なのだろうか?
 我々自由を尊ぶ者からすれば、自民党を始めとした右翼政党とは全く反対に、我々が自由の尊さを知ればこその団結があるのではないか?日米同盟も、まさか日本国が全体主義に変貌してしまう事までを求める訳では無いはずだ。
 また、軍備拡大を想定しての税制だったにせよ、その意図はすでに大方の国民が察して知るところだろう。その上に政府によって右翼政党によって、我々の自由まで奪われる様な憂き目に遭う筋合いはないはずなのに。

 私の脳裏にはいま「自分たちばっかり」という言の葉が浮かんで来て仕様が無いのである。
 「自分たちばっかり」最も自由を享受できた時代に育ててもらったくせにと・・。
そして、軍拡めいた動きの中、共産中国を刺激しつつ「中国が日本へ向けて軍事侵攻する」という幻影を現実のものにし、自由な日本を台無しにしても矢張り「自分たちばっかり」安全な「高みに立っていられるだろう」と思う彼らのその考えの狡さ、卑怯さ加減が私には我慢がならないのである。
 例えこれを前提に考えても、日本が共産中国の脅威に晒されているから「国民の自由は制限します」と言う、彼らの動機と理由も先述の如く、理解出来無い。
 よく考えてみて欲しいのである。共産中國の意図は、台湾への侵攻策である事までは理解出来る。共産中国にとって台湾は「わが国の領土なのだ」と言いたいのだろうからである。そんな事は言われる前から分かっている。だが、共産中国がいつ「沖縄は」「与那国島は」と、日本国の領土を名指して軍事侵攻をしますよと、言った?そんな事をすれば習氏の首が括られてお終いだぐらい、如何に中国共産党でも分かっているはずでは無いか。

 幻想を見せるのは止めて欲しいのだ。
「自分たちばっかり」常に安全で高い所にいて、そこから引きずり降ろされるのが怖いから、国民の自由を奪ってしまいたいだけなのだろう。
 例え戦争が現実化したとしても、「彼らばっかり」安全で快適な所にいるつもりだとしたら、国民は憲法と法律に則って、彼らを処断するだろう。
 
 日本が一番自由な時代に、青春時代を過ごしたはずなのに、その尊さをも忘れたのか?

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Last updated  2025/10/25 03:31:08 AM



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