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2025/10/22
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カテゴリ:憲法・社会変革
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 右派だと言うからそれを良い意味で捉えて私には、高市氏に是非成し遂げてもらいたい事がある。

『自民党憲法改正草案』を撤回してからと言う前提条件でだ。
 どう見ても無理らしいこれを自民党総裁の立場で撤回しなければ、上記の「案」は単に「右翼政党の憲法改正案」に過ぎず、この「草案」において、自由と公正さは決して担保されないからだ。

 改正憲法が国体の変更を目指すのならば、これは現行憲法に明らかに違反したものだ。
 その理由は「これより外の如何なる憲法や詔勅も排除する」と言う現行憲法の言う所が何かを考えれば良い。
 これは国体の変更を「排除する」と言う意味に外ならないからだ。

 では、『自民党憲法改正草案』で、その国体の変更に該当するところは何処か?
 自由主義を標榜する限り、それが決して市場に限って言われるのでは無く、全ての社会的な条件として本当の自由主義が、スポーツ(開かれて公正な環境やルール)と切り離すことが出来ない関係性にある事を、若しも高市氏が理解すれば、如何にこの『自民党憲法改正草案』の中味が、不公正な環境下で為される自由主義社会の妨げとなるものかが分からない道理はあるまいと思われるからである。



 国体の変更と言う所を絶えず意識しながら「この外の如何なる憲法や詔勅をも排除」するという護憲の公正さを保ちながら、若しも真に必要ならばそこを補い、悪法を改めるという仕事をするのならば、それこそが保守の立場、若しくは公正で穏健な保守政党と言えるが「国防軍の保持」と言う、いきなりの憲法九条変更に寄った所の「国家体制の変更」による軍事主義、軍備拡張をはやくも準備しながら為される「憲法改正案」の匂いが、すでにぷんぷんと立ち込めている事を、意識できない国民はもういないだろう。
 要するに手短かに言えば、憲法九条の改正は「禁じ手」なのだ。

 この「禁じ手」を取っ払わない憲法改正は、現行憲法に則って既に今すぐにも「排除」されねばなるまい。
 「禁じ手」は何もこればかりでは無い。

 『自民党憲法改正草案』を見れば分かるが、禁じ手のためにこれを支える「国民に対する権利の制限や権利を条件付る」ための条項が、すでに国民をこれまでより一層息苦しい中へと追い立てるものとなっているではないか。

 現行憲法が禁じる所は国体の変更、すなわち「戦争の惨禍を二度と繰り返さない非武装国家の建設」と言う、平和憲法の宣言を平然と破ってしまうものだと言わざるを得まい。

 高市氏は折角の「右派」なのだから、国家国民のために是非この「改正草案」の与える悪条件を、全て自民党の総裁という立場から断固として撤回する事を以て尚、以下を実行して欲しいのである。

 本当の哲学史と哲学概論を、日本人のみならずこの国に合法に在住する者ならば誰もが、高校を終えるまでに学び終える事。そして憲法を単独の科目として細部にわたり教える事である。
 これを無くして健全な民主的で自由公正な国家はあり得ない。
 自国の憲法をしっかりと学ぶには、自国の成り立ちとこれを取り巻く自国と世界との関係を見るための客観的な世界観や視座が是非とも必要だ。
 国家が自国だけで成り立つものでは無い事だけは、高校を終えるまでにすべての合法的な在住者が学ばねば足らぬ事なのである。

「世界の中の日本」を知らなければ、日本を知らない人ばっかりの国になってしまう。
 広義の哲学とその歴史を学ぶと言う事は、全ての人たちをそうさせないためにする学問である。
 そうして初めて日本国の憲法が、これまでのどの様な経緯によって成立し、良くも悪くも日本がどのような国であるのかを公正に、かつ冷静な目で見る事が出来るようになる。

 現状の如く自国を客観化できないどころか「日本が一体、どんな国なのかを知らない人ばっかり」なのに、単に自国の憲法を変える事によって国体までをちゃっかりと変更してしまおうと言う自民党の今の仕事には公正さの微塵も無いではないか。

 若しわが国を国家である、と言いたいのならば、この国に住む全ての人たちが、ちゃんと知るべきを教わらなければならず、ちゃんと考えるべきを考える手段を与えるのというのが国家の仕事だろう。

 本当に国を思い国民を思うなら、高市氏の良い意味での右派の側面を活かして、これだけはなんとか、成し遂げられないものだろうか?
 憲法改正はそれが出来て初めて可能になる「長い仕事」なのだと思えてならない。
 
 国家とは、即席ラーメンでは無いのだから・・・。

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Last updated  2025/10/25 03:30:13 AM



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