子どもの貧困
子どもの貧困については最近よく耳にしますが、ウチによく遊びに来る家庭の子ども達の中にも、「この状況はちょっと大変だろうな」と思うお宅がある。少子化対策というと、保育所を作って共稼ぎ化を進めて、子どもを産まそうという話になっているが。私の周りで正規職員で育児休暇を取得して子どもを産んだ人の家は一人っ子が多い。中には二人もいるけれど、それ以上はほとんど聞かない。私を含めて、三人以上子どもを産んでいる母は自営という低所得者かパートタイム労働者・派遣労働者が多い。三人産んだ人の中で正規職員で知っているのは、公立保育園の保育士だけである。なぜなら彼らが、育児休暇の三年取得ができるから。もちろん子ども好きというのもあるだろうけどね。でも、子どもが生まれるのは、夫婦二人の人間が必要なわけで、それで人口が減らないようにするには二人一組のカップルが二人以上産まないと、減っていってしまうわけですよね。じゃあ、上の例で言えば、世の中全部の職業で育児休暇が三年取れるようになればいいということが明白すぎ!なんだけど、この非正規雇用の多さ、保育園でさえ、公立保育園を民間委託するということは、保育士が民間の雇用になって、その育児休暇もとれるかどうかわからなくなっている。妙にウソがうまい子がいる。でも会話から、こぼれてくる、その子の貧困が切ない。親も上手に家計をやっているとは思えない(でも浪費しているとも言えないようだ。あまり遣り繰りできないタイプ、又はそういう勉強をすることが出来なかった。コレも貧困のように思える)ようなので、数字としてどれくらい貧困なのかはわからない。でも、とにかくその子の状況は貧困といえると思う。26000円配られて、それは解決するのだろうか?