チラシの裏の幻視録

2006/09/15(金)02:54

プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」

宮沢賢治(4)

こんばんは。  もう二週間ほど前になりますが、サンシャインシティのプラネタリウム「満天」で上映中の銀河鉄道の夜を見に行きました。  私はマニアと言うほどのものではありませんが、少しばかり宮沢賢治好き。やはりこれは外せないでしょう。  見所はKAGAYA氏(星座画で有名)による美麗CGで再現されたイーハトーブ。  実は私、KAGAYA氏の星座画は、苦手な某軟派系天文雑誌(^_^;)に大々的に取り上げられていることもあって、あまり好みではなかったのですが、このプラネタリウム番組に関しては脱帽。見事でありました。  番組の構成もしっかりしており、単に「銀河鉄道の夜」を紹介するだけではなく、夏から秋にかけての星座の解説もきちんとしておりました。  普通のプラネタリウムではギリシャ神話のエピソードとからめて星座を紹介するケースが多い中、全く違ったアプローチの仕方はとても目新しく感じました。  例えばさそり座。  普通は「オリオンを刺し殺したさそりが星座となったもの。さそり座が空に上がる時、オリオン座は逃げるように地平線に沈む」という解説を行なう訳です。  しかし、このプログラムではギリシャ神話には全く触れず、「イタチに追われて井戸へ落ちたさそりが殺生を悔やみ、その魂が救済されて星座になった」ですから。  なかなか好評の様で、9月までだった上映期間が11月までに延長されたようです。  ・・・ちなみにこの番組、スポンサーは某電力会社であります。(^_^;)

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