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2007年08月31日
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カテゴリ:最近の報道
こんにちは。

 数年前に実施された世論調査で、「地球温暖化防止のために、どこまで生活レベルを落とせますか?」との質問があったのを記憶しています。
 結果は「1970年代前半まで落とせる」というものでありました。
 「皆、そこまで地球環境の事を考えているのか! 私には絶対に無理だ!」と、非常に感銘を受けたことを覚えています。

 しかしながら、最近になって「あれは口先だけだったのではないか?」と疑念を持つようになりました。


 この夏は新潟県中越沖地震による柏崎刈羽の全基停止、そして猛暑により、首都圏の電力需給バランスは危険な状態となっています。
 東京電力では、しつこい程の節電のお願い、大口契約者への「伝家の宝刀」宣言、さらには使用停止処分を受けた水力発電所の使用申請(ここまでやる、と言うことは、電力供給が非常に切迫していることを意味します。)と、停電回避のためにあらゆる手段を講じています。
 また、マスコミも読売・産経では社説で一般家庭の節電を呼びかけ、朝日は一面記事にて電力需給逼迫を取り上げるなどしています。(みのもんたは朝ズバ!でまた妙なことを言ったらしいですが)

 しかしながら、これらの対策にも係わらず電力需要は鰻登り。「伝家の宝刀」による節電も想定量には遠く及ばない状態でした。
 私の周りでも、コンビニ等の店はいつもと変わらず冷房を効かせていますし、毎日通勤に利用する鉄道もYシャツでは寒いほど。

 職場では28~29度の温度設定となっており、この夏は自宅ではエアコン禁止としているのでありますが、どうも一般の方の間には電力需要逼迫への危機感が今一理解されていないように思えて仕方ありません。


 さて、1970年代前半、と言えば、我が家にはエアコンなどなく、ラジカセもパソコンもビデオも電子レンジも乾燥機も自家用車もありませんでした。もちろん町の店や鉄道車両にもエアコンはありませんでしたし、夜も煌々と街を照らす24時間営業の店などもありませんでした。

 電気製品の高効率化は当時と比較して格段に進んでおりますし、国民全てが本当に1970年代まで生活レベルを落とすことが出来るのであれば、家庭のみならず産業界や運輸面でも格段のCO2削減が進むことでしょう。
 自然エネルギーの各家庭レベルまでの導入とマイクログリッド網の構築、高効率バッテリーやエネルギー蓄積技術によって、あるいはひょっとすると原子力も不要になるかも知れません。


 しかし、今回の電力需要逼迫で痛いほど思い知らされました。
 「人間は一度手に入れた便利さを手放すことができない」のでありますよ。

 結局、原発に反対している人も原発の電気で営業している夜のコンビニは利用しますし、夜中に原発の電気でブログを書いたりしています。(日中太陽光で自家発電した電力をバッテリに取っておいて夜使っている原発反対派の人なんて、0.1%もいないでしょ?)
 地球温暖化を気にしているようでも、バイクや自家用車を乗り回したり、エアコンの聞いた部屋で石炭火力の電力を使ってCO2を放出していたりします。
 私のある知人(原発職員)などは、バブル時の電力逼迫時に節電に心がけ、月々の電気料金を1000円以下(!)にまで抑えていましたが、ここまでやっている人は他に見かけたことがないのであります。


 某電機メーカーの知人いわく、「結局さぁ、みんな電気なんて空気みたいなものだと思っているから、(北米やヨーロッパみたいに)一度大停電で痛い目みないと判らないんだよ。だから、どんどん電気を使わせればいいんじゃない?」


 いや、そんなことしても大停電になったときに叩かれるのは我々なのでありますよ。






最終更新日  2007年08月31日 08時15分25秒
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