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カテゴリ:ライブレポ
―の前に:
明けましておめでとうございます。 週刊ペースで細く長く続けてまいります所存故、当年もよろしくお願いいたします。 6KB超えにつき色文字少なめ、レポ本文中敬称略 【2024年11月27日 ビルボード大阪 1st stage】 1.歩み 佐藤竹善、ギターを手に…井上陽介のコントラバスとの掛け合い 2.Do You Hear What I Hear "ようこそいらっしゃいました" Your Christmas Night2024…ビルボードライブに来たら、ほんの3か月前にクリスマスライブをやった気がする 今回でクリスマスライブは10年。当初は東名阪だけだったが、ちょっとずつ評判を呼び、今年は15本 地元・青森に行けることに… ”これ以上増やすとハロウィンをまたぐかも” クリスマスソングだけでなく、クリスマスに聞くと合う歌も演奏 制限時間70分なのに静岡で105分やってしまった話 (1)…「Little Christmas」収録 このアルバムではこの歌を筆頭にしたいと思っていた。 当時、原曲が「侠飯」〈おとこめし〉の主題歌で、J-Ppoの良い部分が全部入っていると思った たまたまイベントで一緒になった時はwacciは無名に近かったが、翌年には武道館に出演した話 "青森人のボクとしては是非やりたい"「雪よ降れ降れ」 3.Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! …「ダイ・ハード」のエンディング。"毎回この話してるからもういいでしょう" 実はタイトルにもいくつかパターンがある… 英語圏では男が女言葉を歌うことはまずない。SheがHeに変わったり…なので "アメリカではムード歌謡は成立しない。「♪いーいーえー私は~…」" →日々うまくいかない事や悲しいニュースが沢山ある中でもクリスマスはやってくるよ…という歌 4.Momento "おトイレ行っちゃったようですから…喋りましょう"と"人のせいにする" SALTとまさやんこと山崎まさよしがツアーを回った頃、以前まさやんの話が長すぎてクレームがあったので、まさやんが話し始めたらSALTが「また言われるよ」 ―で、時を経て先日、KANのトリビュートライブがあり、参加アーティスト本人の楽曲が聞けるわけでもないのに3万人の応募があった。 実はそのKANが召される数日前にまさやんに電話をかけてきた。出ると「ダメだよ、ちゃんと歌わないと~」 →この話の後はKANの曲と行きたいところだが、もう1曲オリジナル。今回は日本語バージョン 5.Another Christmas Time "このギターね、いい音すると思いません?「♪たとえやすらぎーのーひとときも~」" 今から28、9年ほど前にナッシュビルのギター屋でたまたま見つけたギブソンのギター 「実はな、ジョン・フォガティ―が先週売りに来た」「ホント!?」 しかし1965年製なので、当時エレアコなどなかったし、ストラップの金具もない…そのため、レコーディングでは使っていたがライブでは使えなかった ―が、小田和正のピックアップを見て、小田のツアーメンバーのギタリストの紹介でピックアップを付けてもらった話 その小田御大、来年78歳なのにツアーが発表された話 "78まで歌う…あと17年、その時ボクが歌ってたら来てくださいね" ここで1曲小田の曲。「Cornerstones8」ではシティポップブームということもあって、日本の楽曲のカバー "あの時代…演歌とフォークの時代にこんな曲を書くとは!"…という、当時最先端のメロディー 6.ワインの匂い "いい曲でしょう?" 70年代半ば…"自分が小学校の学級会でぴんからトリオを歌っていた頃" <メンバー紹介> ・ピアノ:"青柳…" 東のカシオペア、西のナニワエクスプレス。かつて竹善はベースを弾いていたが、この2つのバンドが出てきたことでベースをやめた "…誠!!" ・ベース:"後ろからちょこちょこコメントをくれる"+今年還暦 様々なアーティストから信頼されているが、本人は"いたってフツーのエロいおっさん" 11/11にFM COCOLOの「ベースの日」の特集で、自分の出番の後、後続ゲストを呼ぶ際 "井上がエロいからベースがエロいのか、ベースがエロいから井上がエロいのか…井上陽介登場!"と紹介した話 ・ドラム:"我がバンドのせんとくん" 江藤良人 毎回やりたくなる曲。ここまでAOR・シティポップ的になるのか、というところも楽しんでほしい 7.Winter Wonderland →"あっという間にライブも終盤"―といっても最後の曲ではない "そりあそびって曲知ってます?" かつて、おふくろとスーパーで冬にこの曲を聞いたら、母が「シャンメリー買わなきゃ」「シャンメリーって何?」「シャンパンのいいやつ」 他、生クリームはバタークリームより質が悪いとか、アナゴはウナギより高級とか…あまり裕福ではなかった竹善の子供時代の母の逞しいエピソードをラジオで喋ったら母に激怒された話 "その曲を、この3人のすごさを前面に出すアレンジで"と注文した話 シャンメリとバタークリームのケーキを思い出しながら…今でも田舎では米屋でシャンメリとフラッシーを売っている "無駄な話" →"ソリで遊んだことあります?" 青森では除雪ブルドーザーが通った翌日に雪の小山ができ、みんなソリで遊んでいた話…自分は段ボールをソリに この鈴はこのために買った 8.Sleigh Ride "神聖なクリスマスの音楽にいかがわしいメロディーが混じっている" "最後の曲…喋っても喋らなくても" 今回も歌いたい。日常や世の中の憂いを忘れて楽しく過ごしてもいいが、頭の隅に置いておいてもいい 「We Are The World」のきっかけだったのがLive-Aid アメリカでは「We Are The World」で家族のような一体感をアピールした一方、イギリスのは哲学的なフレーズもある。 ちなみにドイツでもLive-Aidみたいな企画があった "窓(イメージとしてはテレビのスクリーン)の向こう側には不安や恐怖がある。唯一見られる水は子供たちの悲しみの涙" しかし"彼らのためにも乾杯" 皆に歌ってほしいのは「Feed(元の意味は「食料を供給」) The World(今ならアフリカやウクライナなど)」 コーラス練習…低音部のデモンストレーション時に客席から雄叫びが聞こえて場内爆笑 →イントロで「ラジオ体操第1!!」 9.Do They Know It's Christmas <アンコール> バンドメンバー全員サンタ帽で戻る "オレのはね~、サイズないんですよ"+自分がかぶると源頼朝の烏帽子みたい クリスマスの頃には、こういうライブがあったことを思い出してもらって、来年また来ることができたら… →世代が回り回って「流し」が脚光を浴びている。毎年クリスマスの頃に歌えるアレンジにした話 忘年会もクリスマスも、家族や仲間とこの1年頑張田ことを称え合う時… ココにいる人数分の人生があるが、負けなければ最後はいい終わり方ができると思う 10.人生に乾杯を まずは…今回でクリスマスツアーが10周年とは、誠におめでとうございます。 今やすっかり、春~初夏のCross Your Fingersに続いて、季節の定番です。 (東京でのSaltish Nightには行ったことがない) 竹善さんのクリスマスアルバム「Your Christmas Day 4」も期待したくなるのは…私だけではないと思います。 クリスマスライブが回を重ねる中でレパートリーも増えているので…ライブ音源集もアリでしょう。 「Do They Know It's Christmas」を、大儀見元さんとママドゥ・ローさん(一例)参加でレコーディングするとハマりそうだし、 この曲をライブでやるたびに、対比として「一人We Are The World」をやるんなら、いっそのこと、これもレパートリーにしたらいいのでは ―マイケル・ジャクソンのソロバージョン(ベストアルバム収録のデモバージョンと称した)もあるし、今は昔、うつ病から立ち直るためにコミュニケーションワークショップに出入りしていた時に参加メンバーが教えてくれたインディーズの女性シンガーのアルバムにも入っているしで、 「We Are The World」はソロでも十分可能と考えられますから。 シャンメリーって何ぞや?と首をかしげたのは…多分私だけかもしれませんが、 「ちびまる子ちゃん」のかなり昔の作品に、まる子一家がクリスマスパーティーをやっていて「まる子が"シャンペン開けよう"と言って、お父さんがシャンペンを開けて蛍光灯を割ってしまう」シーンがありました ―あと、私も小学生の時、友人宅のクリスマスパーティーで「シャンペン」を開けたという記憶がありますが、 どうやらあれがシャンメリーだったのか…という推測で合ってますか? 正直覚えとらん ただ…考えてみたら(みなくても)そもそも子供も入り混じったパーティーで本当にお酒のシャンペンを開けても、飲めるのは大人だけのはずだし、 実はシャンパ(ペ)ンって、正式にはフランスのシャンパーニュ地方生産のスパークリングワインにしか名称として使うことができない、というので。 ―で、そのためにフランス政府がシャンペンという名称の使用禁止を求めてきたため、1973年からシャンメリーという名称に変えられて商標登録された、と。ふ~ん なお、現在はボジョレーヌーボーにもシャンペンにもご縁はありません。飲めないんで ![]() cf. 電子辞書の日本大百科全書 https://macaro-ni.jp/137137 実はこの日、1部の終了が19時を回っていました。 1部終演と2部開場の間が30分もなかった中、2部の開場は間に合ったんだろうか …てな心配をしながら会場を後にしました。 竹善さんの楽しいトークはライブの売りだし、話が興じるのも解りますが、 ビルボードは1部2部制というシステム上、ライブの時間は短い上に時間が厳しく区切られている・とりわけ1部の後には2部に向けたセッティングがある、ということを忘れないでいただきたいものです。 ―イラストが季節外れ、しかも以前も使ったモチーフだ、ですって? 今回は楽曲からのイラストが年末になっても思いつかず、調べてみたらウクライナとロシアの両国の国花なので選びました。 ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まった年のクリスマスの少し後、キリスト教国のはずのロシアがクリスマス休戦の伝統を無視して攻撃を続けた旨のニュースを当時の日記に書いてあり、 ロシア正教会とカトリック・プロテスタントではクリスマスを祝う日が違うことを考慮したとしても、 この度「Do They Know It's Christmas Time?」とはロシアの軍事当局とプーチンにこそ言ってやりたい…と思いました。 ( ↑ ロシア語とウクライナ語では何と言うのかいな) cf. https://www.hana300.com/aakokka.html#k2 https://www.bbc.com/japanese/articles/c3dxz1951m9o さあ、78万アクセス目の読者様はどなたでしょう!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年01月05日 17時44分42秒
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