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カテゴリ:音楽10行エッセイ
![]() 報じられたとおり、SING LIKE TALKINGの西村智彦さんが6月5日に61歳でお亡くなりになりました。 謹んで哀悼の意を申し上げます。 一時はステージ4の咽頭ガンを見事克服し、SLTの35周年ライブやCross Your Fingersのステージにも登場しましたが、 35周年ライブはチケットが取れず、行かなかったため、 その年のCross Your Fingersが私にとっては最後の西村さんのステージとなってしまいました。 40周年をお祝いできると信じていたのに、残念でなりません。 西村さんの訃報が公表されたのが6月12日だったことから連想したのが、 2006年のその日のお誕生日が命日となったベーシストの青木智仁さんの追悼特集記事で見た 「"自分は(当時)角松敏生さんのステージで、角松・青木・僕と三角形が成立していると思っていた"。しかし、"三角形は、1つの点がなくなると2辺がなくなり、ただの線になっちゃう"」という旨のお話。 誰のインタビューだったっけ、と、当時の記事(ベースマガジン2006年10月号「追悼―青木智仁」第4章「"青木智仁の人物像"をつづる10の証言」)を引っ張り出して読み返したら、ブッチャー浅野さんでした。 そのブッチャー浅野さんも翌年の2007年4月20日に他界してしまい、 "自分で言っていた三角形のもう1つの点も失われるなんて理不尽過ぎるよ!" ―当時の気持ちを今の目線と言葉で表すとそうなるでしょうか。 ![]() 同様に、佐藤竹善さん・西村智彦さん・藤田千章さんというSING LIKE TALKINGの「三角形」も、もう二度と見られなくなってしまいました。 竹善さんと千章さんが、(一案)Neighbor's Complaintのような素晴らしいサポートメンバーと一緒にステージでSLTの楽曲を演奏することはもちろんできるでしょうし、 いちファンとしては、お二方には西村さんの分も音楽を創り続けていただきたい、という意味でそうして欲しいですが、 実現したらしたで、SLTという「三角形」が失われたと実感する場になってしまうでしょうか… 実はこの春、私の祖父母に当たる人の最後の1人だった祖父が鬼籍に入りました。 祖父の場合は年齢が年齢だけに、「長い間この世のおつとめ、お疲れ様でした」ですが… そのため、今年は喪中葉書を出すことになります。 (年賀状じまいをする人が私の周辺でも増えており、前回の喪中の時の半分出すかどうか) 私にとっては、3分の1位は西村さんの分の喪中となると思います。 (もちろんSLTのファン友に喪中葉書を出すとしても書くのは祖父の名前だけですが) 合掌 ![]() 765432アクセス目の下りの階段が間もなくです。踏む読者様はどなたでしょう… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年06月29日 18時34分58秒
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