†HALLELUJA†

　　雨の
GWの始まりになりました



　　絵本としては
異例のベストセラーと
なっている
一冊があります

　　読み聞かせると子供が直ぐに寝る
と評判の
おやすみ、ロジャー
という本　です

　　絵本は　スエーデンの行動科学者カール　ヨハン　エリーンさんが
考案しました

　　子ウサギのロジャーが
眠りを求めて彷徨うストーリーになっているそうで
　　ゆっくり、ゆっくり　といった繰り返しが多い他
読み方の指示があるのが特徴で　特定の箇所をゆっくり　とか
あくびをしながら　とか変化を加えて読み聞かせるそうです

　　自費出版でしたが　英訳されると
父母に支持されて　ヒットを重ねています

　　日本語版を監訳した快眠セラピストの三橋美穂さんは
この本は　自律訓練法をベースに作られている事が
ポイントの一つ　と言います

　　自立訓練法は　リラックスする姿勢や自己暗示を
手順に沿って実践する心のトレーニング

　　身体の力を抜いた状態で　気持ちが落ち着いている、
手足が重たい、手足が温かい　などと　段階を追って
暗示していき　心身のバランスが崩れる自律神経失調症の
治療に効果が出ています

　　自立訓練法は　眠る為のものではないと思いますが
応用する事は　出来そうです

　　この　おやすみ。ロジャーに関しては
絵本は　催眠術ではない　との批判も多いようですが
大人の生活に沿って生活している子供さん達の睡眠事情は
深刻である表れである　と感じます

　　子供が寝る前の儀式のような形で
絵本を読み聞かせる親御さんは多いと思いますが
内容が面白いと寝て呉れない　という事もあるので
本の選択には　難儀した記憶があります

　　この　おやすみ、ロジャーは　絵本としては
絵が少なく　幼児の楽しみの為の本とは
言えないようです

　　絵本と言うよりは　実用書のような
趣です

　　寝かしつけに悩む親御さん達には
有難い一冊だと思いますが
先ずは　親と子の信頼関係がなければ
ただ読んでも　子供は寝て呉れないように
思います

　　本屋さんに行って　参考の為に？
この本を手に取ってみたいのですが
どの本屋さんも　ビニールがしっかりとかけてあり
未だ内容を確認していないのが　残念です

　　興味深い一冊です